福士蒼汰&志田彩良&田中樹が語る「ハイド&シーク 0秒前の彼女」の魅力「誰が敵か分からない」2026/08/25 12:00

日本テレビ系では、10月4日から福士蒼汰主演の日曜ドラマ「ハイド&シーク 0秒前の彼女」(日曜午後10:30)を放送する。
本作は、デビュー小説「屍人荘の殺人」で「このミステリーがすごい!2018版」など主要ミステリーランキング第1位を獲得した人気ミステリー作家・今村昌弘さんが本作のために書き下ろした小説「0秒前の彼女」を原作にした完全新作のラブミステリー。
ある日、主人公・津倉勇一(福士)は爆弾事件のぬれぎぬを着せられ、国家から追われる絶体絶命の状況に。そんな中、亡くなったはずの恋人・紗奈(志田彩良)から1本の電話が入る。困惑する津倉だが、彼女が生きていると信じ、事件の真相を追うことに。そして津倉は紗奈のもう一つの顔に翻弄(ほんろう)されながら、裏切りと陰謀が渦巻く世界を極限まで駆け抜けていく。

今回は、津倉を演じる福士、津倉の恋人・紗奈を演じる志田、そして政治団体のリーダー・兵頭誠役の田中樹(SixTONES)にインタビュー。初共演となる3人の印象や作品の見どころ、プライベートにまつわるトークまでたっぷり語ってもらった。
――福士さんと志田さんは久しぶりの共演、田中さんはお二人と初共演となりますが、お互いの印象を教えてください。
福士 「志田さんとは以前ドラマで共演させていただいていて、当時は明るくてかわいらしい少女という印象でした。それから4年ほどたって、今はすごく大人のお姉さんになっています。田中さんは今回が初対面で、バラエティーなどでもご一緒する機会がありませんでした。これから関係性を築いていきながら、どんな方なのかもっと知っていきたいです」
志田 「福士さんと最初に共演した時は、すごくクールで真面目な方なのかなという印象でしたが、撮影を通じてお話をするうちに、実は結構おちゃめな一面があることが分かって。小ボケを挟んで笑わせてくださることも多かったです。今回はそのキャラクターを知っているので、現場でもしっかりツッコみながら楽しい雰囲気を作っていきたいです」
福士 「志田さんも結構天然なところがありますよね。もしかしたら僕がツッコむこともあるかもしれません(笑)」
志田 「その時はよろしくお願いします!」
志田 「田中さんとは今日初めてお会いして、朝と今では本当に別人(笑)。取材を通して少しずつ人見知りがほぐれてきたのかなという印象です。さっきも撮影で『ここだけ写真をお願いします』と言われたら、急にポーズを決められていて。おちゃめな一面もあるなと感じました。すごく楽しい現場になりそうでワクワクしています」
田中 「今日ごあいさつをさせていただいたばかりなので、本当にこれからという感じではあります。取材時では3人とも人見知りという話になり……。誰かが話し始めるたびに一歩ずつ後ろに下がっていくんですよ。そういうところからも、お互いを気遣っている方たちだなと。あと、小ボケや天然な部分があるという話も聞いているので、そのあたりを自然に出していただけるような関係性を築いていきたいです」

――完全オリジナルのラブミステリーとなる本作ですが、福士さんは台本を読んでどんな印象を受けましたか?
福士 「自分たちもだまされるというか『この人にはこんな裏があったのか』『この人が仲間になるの?』『逆に敵になるの?』といった展開が次々に出てきます。誰が裏切るのか、裏切らないのかも分からない。“いい人が悪い人になる”“悪い人が実はいい人だった”という単純な話でもなくて、それぞれの関係性や立場がぐるぐる変化していきます」
――誰を信じればいいのか、分からなくなりそうですね。
福士 「僕が演じる津倉というキャラクターも、どこかで裏切る可能性があるのではないかと想像する余地があるくらい、登場人物たちの構図が絶えず変わっていきます。そういう意味で、まさにミステリーだと感じました。今村昌弘さんが原作として参加されていることもあって、ミステリーとしての面白さはしっかり担保されている作品です」

――そんな先の読めない物語の中で、津倉の恋人・紗奈を演じる志田さんは、作品のどんなところに魅力を感じましたか?
志田 「楽しいパートもあれば切ないシーンもあって、感情の振り幅が大きい作品だなと感じています。楽しい場面では自分自身も楽しみながら演じたいですし、苦しい局面や切ないシーンでは、紗奈がこれまで見せてこなかった内面や秘めた思いを丁寧に表現していきたいです」
――一方で田中さんは政治団体のリーダー役ですが、演じる上で意識していることはありますか?
田中 「リーダー役ではありますが、“リーダーらしくしよう”と意識しすぎないようにしています。この作品の中ではそれぞれの人物に正義があって、それぞれの信念や思いがある。だからこそ、自分が何を抱えていて、何を表現したい人物なのかをしっかり持ち続けたいです。また、周囲ではいろいろなことが起きて、人間関係や立場も変化していきますが、そういった状況に惑わされず、自分の軸を見失わないよう演じたいです」
――それぞれが複雑な背景を持つキャラクターとなっていますが、役と向き合う上で大切にしていることを教えてください。
福士 「津倉は、ぬれぎぬを着せられる立場の人物です。実際に人を傷つけた容疑をかけられるような経験はなかなかないですが、身近なところで考えると誰かに誤解されたり、うそをつかれたり、自分のせいではないのに責任を負わされたりすることってありますよね。例えば、水をこぼした犯人にされた時に『自分じゃない』と言うのか、それとも黙って受け入れるのか。津倉は守りたいものがあるからこそ、あえて真実を言わない選択をします。作品の中ではかなりドラマチックに描かれていますが、感情の部分は誰しも共感できる部分があるので、そこにリアリティーを持たせたいです」
田中 「人の感情の動きというのは置かれている状況が違っても、誰しも共感できる部分があるはずです。だからこそ感情の部分はリアリティーを感じてもらいながら、それ以外の部分でエンターテインメントとしての面白さも楽しんでいただきたいです。リアルな部分とフィクションとしての面白さ、その両方が共存しているところが、この作品ならではの魅力になっていると感じています」
志田 「紗奈は“普通の幸せ”に憧れを持っている女の子。作品の中では一番“普通”の感覚を持っている人物だと思うので、その軸を大切にしながら演じていきたいです。その一方で、そこから外れた時の裏切りや衝撃も物語の中で描かれていきます。視聴者の皆さんにしっかり驚いていただけるように表現していきたいです」

――駆け引きや心理戦も見どころの一つですが、3人の中で一番本音を隠すのが上手そうなのは誰ですか? また、すぐ表情に出てしまいそうなのは?
田中 「本音を隠すのがうまそうなのは福士さんです。今日お会いするまではクールな印象が強かったので、感情があまり表に出ない方なのかなと思っていました。逆に顔に出そうなのは志田さんです。よく笑う印象がありますし、楽しい時はその気持ちがそのまま伝わる方だなと感じています」
福士 「僕は志田さんかなと。なんとなくですが、女性の方がそういう部分はうまい印象があって。実はいろいろなことを隠しながら生きているのかもしれない(笑)。逆に顔に出やすそうなのは僕と田中さんですね。男性陣はそうなんじゃないかな」
志田 「私はこの3人の中だったら自分が一番隠すのが上手な気がします(笑)。これまでいろんな現場を経験する中で、たまにピリッとした空気になったりしますが、その雰囲気がすごく苦手で……なるべく顔に出さないようにしています。むしろそういう時ほど笑顔でいようとするかもしれません。逆にお二人はすごく分かりやすいタイプ(笑)。田中さんは朝が苦手なのが見ていてすごく伝わりますし、福士さんも面白いことがあるとすぐ笑顔になる印象があるので、きっと顔に出やすいかなと」
――ドラマ内の表情にも注目ですね。また、英語で“かくれんぼ”を意味するタイトルの『ハイド&シーク』にちなみ、忙しい時などに逃避するとしたらどこへ行きますか?
志田 「ここ数年は一人旅です。先月も作品が終わったタイミングで韓国へ10日ほど行きました。その土地で友達と合流してご飯を食べたり、一人でどこかへ行く時間が気分転換になっています」
福士 「僕も一人旅ですね。家にいると何だかんだやることが出てきてしまい、追われている感覚になりますが、旅先だと強制的にそれがなくなる。韓国や台湾など近場が多いですが、一人旅をしている時間は現実から少し離れられる気がします」
田中 「僕は家にいる派ですが、本当に疲れた時や発散したい時は、渋谷にある友人のバーへ行きます。その友人とは昔からの仲で、お店へ行くと貸し切りにしてくれます。そこで友達と話しながら飲む時間が、自分にとってのリフレッシュですね」
――作中ではさまざまな恋愛模様が描かれますが、皆さんは“追いたい派”“追われたい派”どちらですか?
福士 「僕は追いたい派です。やっぱり自分から動く方が楽しいですよね。勉強でもそうですが、人からやらされるより、自分から取り組む方が身になる。恋愛も同じで、自分から向かっていく方が楽しい気がします」
田中 「願望としては追われたい派です(笑)。その方が気持ちも分かりやすいし、駆け引きもいらないので楽な気がしています。でも、実際にうまくいくのは自分が追っている時な気がします」
志田 「私は追われたい派ですね。友人関係もそうですけど、自分を大切にしてくれる人を大切にしたいタイプなので、自分を思ってくれる人に自然とひかれることが多いです」
――最後に、作品の見どころをお願いします。
福士 「本作はラブミステリーなので、恋愛要素がしっかり描かれています。注目していただきたいのは僕と志田さん演じる2人の関係だけでなく、登場人物たちの関係性の変化です。『この組み合わせがこうなるんだ』という面白さもありながら、その中にアクションやミステリー要素も加わり、エンターテインメントとして幅広く楽しめる作品になっています」
志田 「人と人とのつながりがとても重要な作品です。相手を大切に思う気持ちや裏切りなど、人間関係のさまざまな面が複雑に描かれています。一つ一つのシーンにヒントがちりばめられていて『この人、本当は何を考えているんだろう』と考察しながら楽しめますし、恋愛要素もたくさんあるので、難しく考えすぎずとにかく見ていただきたいです」
田中 「本当にいろんな味がする作品です。ラブ、ミステリー、人間ドラマなど、さまざまな要素が詰まっていますが、どれも中途半端ではなく、それぞれがしっかりと描かれています。回を増すごとに自分の好きなポイントがきっと見つかりますし、そこから作品の世界にどんどんのめり込んでいくはずです。見終わった後に『あのシーンどう思った?』と誰かと話したくなるような、そんな作品を作っていきたいです」
【プロフィール】
福士蒼汰(ふくし そうた)
1993年5月30日。東京都出身。最近の出演作は「アイのない恋人たち」(テレビ朝日系=朝日放送制作/24年)、「東京P.D. 警視庁広報2係」(フジテレビ系/26年)、映画「楓」(25年)、「TOKYO BURST-犯罪都市-」(26年)など。さらに「花臉猫: 修羅道」が27年以降公開予定。
志田彩良(しだ さら)
1999年7月28日生まれ。神奈川県出身。最近の出演作は連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合ほか/25年)、「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」(フジテレビ系/25年)、映画「恋を知らない僕たちは」(24年)、「遺書、公開。」(25年)など。
田中樹(たなか じゅり)
1995年6月15日生まれ。千葉県出身。SixTONESのメンバー。最近の出演作は「単身花日」(テレビ朝日系/23年)、「ACMA:GAME アクマゲーム」(日本テレビ系/24年)など。
【番組情報】
「ハイド&シーク 0秒前の彼女」
日本テレビ系
10月4日スタート
日曜 後10:30~11:25
取材・文/N.E
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