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中沢元紀×秋田汐梨×齊藤なぎさが語る“幸せの形”「幸せになりたいマサムネ君」が描く愛と葛藤2026/07/28 12:00

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中沢元紀×秋田汐梨×齊藤なぎさが語る“幸せの形”「幸せになりたいマサムネ君」が描く愛と葛藤

 中沢元紀さんが主演を務める連続ドラマ「幸せになりたいマサムネ君」が、MBSドラマイズム枠(MBS=火曜深夜0:59、TBS=火曜深夜1:26)で放送中。

 本作は、ヨネマイさん原作の同名漫画をドラマ化。売れない小説家・吉田マサムネ(中沢)が、恋人・早川モモカ(秋田汐梨)との関係に悩む中で、一夜の過ちをきっかけに人生が大きく揺れ動いていく物語。人を愛することの難しさや自分にとっての”幸せ”とは何かを問いかける、リアルな人間ドラマを展開します。

中沢元紀×秋田汐梨×齊藤なぎさが語る“幸せの形”「幸せになりたいマサムネ君」が描く愛と葛藤

 TVガイドWebでは、マサムネ役の中沢さんをはじめ、モモカ役の秋田さん、○○子役の齊藤なぎささんにインタビュー。作品の魅力や、それぞれのキャラクターへの向き合い方、撮影現場でのエピソードについて語っていただきました。

中沢元紀×秋田汐梨×齊藤なぎさが語る“幸せの形”「幸せになりたいマサムネ君」が描く愛と葛藤

――原作や台本を読んだ時の感想をお聞かせください。

中沢 「マサムネ君の視点で読んでいたので、『クズだな(笑)』と思う場面も正直ありました。でも、ただ悪い人として描かれているのではなく、なぜそんな選択をしてしまうのかという内面が丁寧に描かれている作品なんです。理解するのが難しい部分もありましたが、人の心情がすごく細かく描かれている印象を受けました。だからこそ、少しでもマサムネという人物を理解しながら演じたいなと」

秋田 「とてもリアルな作品で、実際にこういう出来事があったり、マサムネ君のような人がいたりするんだろうなと感じました。『こういう気持ちで、こういう選択をしてしまうこともあるんだ』と、本作を通して新たな気付きを得ました。見てくださる方も、マサムネ君にイライラしたり、逆にひかれたりとさまざまな感情を抱くと思いますし、人それぞれの恋愛観によって受け取り方が変わる作品だと感じました」

齊藤 「人間のずるさや弱さがリアルに描かれている作品だなと感じました。私は○○子ちゃんの視点で台本を読んでいたので、本当に苦しくなる場面も多くて……。汐梨ちゃんが話していたように、現実にもこういう人はきっといらっしゃるんだろうなと、読んでいるうちに自然と○○子ちゃんに感情移入していました。だからこそ、『幸せになってほしい』という思いが強くなりました」

――お三方は本作が初共演ということで、お互いの印象を教えてください。

中沢 「秋田さんは”ポワポワ天然”ですね(笑)。第一印象どおりしっかりした方なのですが、お話ししてみると少し抜けているところもあって、そのギャップがかわいらしいなと思いました。齊藤さんは……、本当にこのままです(笑)。いるだけで現場が明るくなるので、第一印象から全く変わりませんでした」

秋田 「中沢さんとはビジュアル撮影で初めてお会いしました。最初は物静かなタイプなのかなと思っていたのですが、撮影が始まるとたくさん話しかけてくださいました。気付くと誰かのそばにいることが多く、なんだか子犬みたいで、人懐っこい方でした。なぎさちゃんは、パーソナリティーを務められているラジオを聞いたことがあったので、その時から『すごく元気な子だな』という印象です。実際にお会いしても本当にそのままで、朝から明るく話しかけてくれるので、とてもありがたかったです」

齊藤 「中沢さんは優しくて頼りになる、お兄ちゃんのような存在です。いつも笑顔で現場を盛り上げてくださる、すてきな方です。汐梨ちゃんはファッション雑誌でよく拝見していたので、実は以前から一方的に知っていました。実際に話してみると面白くて、考え方も似ているようで似ていないところが多く、新鮮でした。昨日も一緒にサッカーワールドカップの映像を見ていたのですが、言葉のチョイスが面白くて、ずっと楽しくて笑っていました。本当に言葉のセンスが秀逸なんです」

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――中沢さんは最初、物静かな印象だったんですね。

中沢 「人見知りなんです(笑)。最初はなかなか自分から勢いよく話しかけられないタイプで……」

秋田 「でも、椅子が三つ並んでいた時は私たちの方を向いて座っていたので、積極的に話しかけるタイプではないけれど、自然と輪の中には入っていました。その時から子犬っぽさは出ていたのかもしれません(笑)」

――役作りにあたって、監督から印象的だった演出やアドバイスはありましたか。

中沢 「監督とはたくさん話し合いながら撮影に臨みました。マサムネ君は天性の人たらしだと思うので、その魅力をどう表現するかは常に考えていました。一方で、モモカに対する接し方と○○子に対する接し方は少し違うんです。○○子とは、お互いにどこか壁を作りながら接している関係性なので、優しさなのか、甘えなのか……その微妙な距離感の違いを細かく意識しました」

秋田 「最初に『モモカは姫です』と言われ、姫ってどういうことだろうと考えていたのですが、監督曰くどうやら私も“姫”らしいです(笑)。ふとした時に『それ、姫ですね!』と言われたので、『あ! こういうことか』と気づきました。モモカはマサムネ君に振られるとは全く思っていないので、その部分では不安は全くないんです。でも、とにかくプロポーズをしてくれないことだけに不満を抱いているキャラクターなので、『モモカが自分らしくいるだけでマサムネ君は幸せだろう』というような”姫”を意識して演じています」

齊藤 「○○子ちゃんは、自分と重なる部分もあって。監督と初めてお会いした時に『○○子は基本的に明るいギャルです』と言われたのですが、私自身も自分のことを”明るいギャル”だと認めているので(笑)。○○子ちゃんは人に尽くしたり、相手に合わせたりすることが多いのですが、そういうところも自分と重なる部分がありました。意識して作るというよりは、自然体で演じることができたなと。原作を読んでいた友人からも『○○子役、絶対に合う!』と言ってもらえたので、うれしかったです」

中沢元紀×秋田汐梨×齊藤なぎさが語る“幸せの形”「幸せになりたいマサムネ君」が描く愛と葛藤

――最初は理解できなかったものの、演じていく中で、ご自身が演じたキャラクターの行動や感情に共感できるようになった部分はありましたか。

中沢 「マサムネ君は基本的に他責思考な部分がある人物です。最初は『なんでこんな選択をするんだろう』と思っていたのですが、撮影を始めて1週間くらいたった頃から、その行動は自分を守るためなんだと感じるようになりました。きっと寂しがり屋ですし、自分の居場所を守りたいという思いがあるんですよね。物語もマサムネ君がどん底の状態から始まるので、そういう内面を少しずつ理解できるようになりました」

秋田 「学生時代から10年間付き合ってきたとはいえ『モモカはどうしてマサムネ君と一緒にいるんだろう』と不思議に思っていました。でも、学生時代にマサムネ君から告白されるシーンを撮影した時の彼の姿が本当にキラキラしていて……。その真っすぐな思いを伝えてくれる姿を見た時に『モモカの中では、この頃のマサムネ君の印象がずっと残っているのかもしれない』と腑(ふ)に落ちました。今のマサムネ君は不安を抱えてどこか余裕がない部分もありますが、モモカから見れば今でも魅力的で、一緒にいて幸せなんですよね」

齊藤 「私は最初から共感できる部分が多かったです。特に印象に残っているのは、マサムネ君に対して怒ったり悲しくなったりしても、それを悟られないように明るく振る舞うところです。私自身も同じタイプなので、演じながら『つらいなぁ』と……。あとは、焼き肉屋さんへ行くシーンですね。きっとマサムネ君のために新しい服を買ったのでしょうが、それでも『焼肉、大丈夫だよ』と言ってしまうんです。新しい服に臭いが付くことよりも、好きな人と一緒にいられることを優先する気持ちが理解できたので『好きな人のためなら、そうだよね』と、○○子ちゃんと同じ気持ちになっていました」

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――中沢さんが演じるマサムネ君の魅力や、ご本人に「ぴったりだな」と感じたところを教えてください。

秋田 「クズな一面を演じる中沢さんをまだ見ていないので(取材当時)、今の段階では”マサムネ君は良い彼氏”です。マサムネ君は朝早く起きてモモカを駅まで送ってくれますし、そういう優しい一面は中沢さんの雰囲気にも重なります」

齊藤 「思わず笑ってしまうくらいのクズっぷりで、本当に傷つきました(笑)。それくらい中沢さんのお芝居が素晴らしいんです。投げ飛ばされるシーンの段取りでは中沢さんの優しさも少し感じていたのですが、本番になると『同じ人なの!?』と思うくらい衝撃的で、撮影中は中沢さんではなく”マサムネ君”がそこにいました」

――中沢さん、お二人は絶賛されていますが……。

中沢 「『マサムネ君でした』と言っていただけたのはうれしい反面、複雑な気持ちもあります(笑)。でも、クズに見えているのか不安もあったので、そう言っていただけてうれしいです。視聴者の皆さんにも、そう感じていただけたらうれしいです」

中沢元紀×秋田汐梨×齊藤なぎさが語る“幸せの形”「幸せになりたいマサムネ君」が描く愛と葛藤

――中沢さんはマサムネ君を演じる中で、「それはちょっと理解できないな」と思う部分と、「気持ちは分かるな」と思う部分は、それぞれどれくらいでしょうか。

中沢 「理解できない部分が8割、気持ちは分かる部分が2割くらいで、8対2ですね。同世代が次々とステップアップしていくことへの焦りや、彼女に振られるかもしれない不安、仕事がうまくいかないことへの劣等感など、感情の部分は理解できるんです。でも、その気持ちから○○子に逃げてしまう行動は最後まで理解できませんでした。だからこそ、その理由を考え続けることで、少しずつマサムネ君という人物に近づけた気がします」

――撮影を重ねる中で、マサムネ君の意外な一面や、新たに気付いた魅力はありましたか。

中沢 「意外かもしれませんが、マサムネ君は”乙女”だなと(笑)。一喜一憂しますし、良くも悪くも単純なところもあるので、なんだかかわいらしいなと思いながら演じていました」

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――秋田さんはモモカを演じる中で、「もう少し自分の気持ちを伝えてもいいのに」と感じたことはありましたか。

秋田 「『プロポーズしてほしい』と素直に伝えればいいのにとは思います。でも、とても繊細なことだからこそ言えない気持ちもあるんだろうなと受け止めながら演じていました。原作にも『これからもマサムネ君についていく』『何があっても受け入れる』というような描写があって、モモカ自身はそれが当たり前で正しいことだと信じています。だから、モモカ自身が幸せなら、それも一つの愛の形なのかなと」

――モモカはマサムネ君との長い関係があるからこそ、さまざまな感情を抱えながら接している印象を受けました。演じる上で、その感情のバランスはどのように意識されていましたか。

秋田 「モモカは『なんでプロポーズしてくれないんだろう』という気持ちが大きいだけで、一緒にいる時間は本当に楽しくて幸せを感じています。だから、マサムネ君と二人でいる時は、そういう幸せな空気感を大切にしていました。ただ、周りの人にマサムネ君のことを相談する場面では、不安や戸惑いなど、いろいろな感情が出るようにしています」

中沢元紀×秋田汐梨×齊藤なぎさが語る“幸せの形”「幸せになりたいマサムネ君」が描く愛と葛藤

――齊藤さんは、素直な○○子を見ていて羨ましく思ったことや、もどかしく感じたことはありましたか。

齊藤 「私自身も○○子ちゃんに似ているところがあるので、『うらやましい』と思うことはありませんでした。むしろ『かわいそうだな』と感じることの方が多かったです。○○子ちゃんは素直な女性ですが、人を気遣いすぎるあまり、本当はつらかったり悲しかったりしても、それを周りに見せないように明るく振る舞ってしまう性格ですよね。だから、『もっとわがままを言ってもいいのにな』と思いながら演じていました。共感する部分が多かったからこそ『周りから見たら私もこう映っているのかもしれない』と気付き、自分を見つめ直すきっかけにもなりました」

――○○子はマサムネ君にひかれていきますが、齊藤さんご自身が「気になってしまう人」はどんなタイプですか。

齊藤 「そこだけは○○子ちゃんと違って、私はすごく分かりやすい人が好きなんです(笑)。でも、何を考えているのか分からないミステリアスな人は人気がありますよね。追いかけたくなる猫のようなタイプにひかれている人も多い気がします」

中沢元紀×秋田汐梨×齊藤なぎさが語る“幸せの形”「幸せになりたいマサムネ君」が描く愛と葛藤

――ここまでは作品や役柄にスポットを当ててきましたが、撮影現場のお話も伺えたらと思います。現場で印象に残っている出来事や、楽しかったエピソードはありますか。

中沢 「秋田さんがマサムネ君の名前を間違えたのがほほ笑ましかったです」

齊藤 「それ、めちゃくちゃ面白いですね!」

秋田 「私が間違えたことに気づいていなくて、なんで笑われているんだろうってなりました(笑)」

中沢 「まさかモモカも浮気している設定になったのかと(笑)」

秋田 「反省しています……。思い出といえば、現場で流しそうめんとかき氷を食べて夏を感じました。あとは撮影中に大きめの地震があったのですが、地鳴りがしてから5秒ほどで揺れが来た瞬間、中沢さんがすぐにドアを開けて『大丈夫です!』と冷静に声を掛けてくださったのが印象に残っています」

齊藤 「私は雨に翻弄(ほんろう)されました。外のシーンは梅雨だったこともあって雨が多く、傘が必要になることもあり、途中で演出が変更されることもありました」

中沢 「降ったりやんだりで大変でしたよね」

秋田 「そういえば……なぎさちゃんは撮影の合間にいろいろなキャラクターを描いて、絵心対決もしましたね。マサムネ君の似顔絵対決もしました」

齊藤 「勝敗は引き分けでした!」

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――楽しい雰囲気が伝わってきますね。ちなみに劇中でお気に入りの衣装があったら教えてください。

中沢 「カジュアルな衣装が多いのですが、中でもスウェット姿が一番マサムネ君らしいなと思って気に入っています。『家ではいつもこんなふうに過ごしているんだろうな』と想像できる衣装でした」

秋田 「モモカは誕生日デートでプロポーズされるつもりでいるので、とてもドレッシーなものを着ているんです。『プロポーズされるかも』という気持ちが衣装にも表れていて、かわいいなと思います」

齊藤 「○○子ちゃんもモモカも、ピアスやネックレスなどのアクセサリーがシーンごとに変わるんです。それがとてもかわいらしくて気に入っています。髪形も基本はストレートヘアですが、デートの時は巻き髪やポニーテールにするなど、さりげなくアレンジが変わります。そんな細かいところもお楽しみいただけると思います!」

――最後に、番組を楽しみにしている皆さまにメッセージをお願いします。

中沢 「登場人物に感情移入できる部分もあれば、理解できない部分もあると思います。マサムネ君に”沼る”のか、それとも”ムカつく”のか、じっくり注目しながら何度でも楽しんでいただけたらうれしいです」

秋田 「マサムネ君にイライラしたり、登場人物の誰かに共感したりと、さまざまな楽しみ方ができる作品です。物語が進むにつれてどんどんすれ違いが生まれ、最後まで予測できない展開が待っています。ぜひ最後までハラハラしながら、見ていただけたらうれしいです」

齊藤 「喜怒哀楽さまざまな感情を味わえる作品です。いろいろなことが起きるので『この先どうなってしまうんだろう』というワクワク感も味わいながら、楽しんでいただけたらうれしいです」

――中沢さん、秋田さん、齊藤さんがそれぞれ命を吹き込むマサムネ君、モモカ、○○子。3人が迎える”幸せの形”を、最後まで楽しみにしています。

中沢元紀×秋田汐梨×齊藤なぎさが語る“幸せの形”「幸せになりたいマサムネ君」が描く愛と葛藤

【番組情報】
MBS/TBSドラマイズム「幸せになりたいマサムネ君」
MBS
火曜 深夜0:59~1:29
TBS
火曜 深夜1:26~1:56
※地域によって放送日時が異なります
※TBS放送後、TVerにて1週間無料見逃し配信
※DMM TV、U-NEXT、Huluにて見放題独占配信

取材・文/山本恵代

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