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「はじりこ」髙松アロハ、羽澄の“お嬢さま”への献身ぶりに感心「僕にはできないと思う」2024/11/22

「はじりこ」髙松アロハ、羽澄の“お嬢さま”への献身ぶりに感心「僕にはできないと思う」

 小説とコミックスの累計が180万部を突破、「電子コミック大賞2021」受賞の人気同名作品をドラマ化した「初めましてこんにちは、離婚してください」。16歳の若さでIT社長・高嶺正智(犬飼貴丈)と愛のない政略結婚をした旧家の令嬢・結城莉央(林芽亜里)が、10年越しに初対面した夫に“離婚宣言”をするところから始まる溺愛ピュアラブストーリーだ。

 今回は、結城家に古くから仕えてきた元家臣で、莉央を献身的に支える幼なじみの税所羽澄役を演じる髙松アロハ超特急)さんにインタビュー。真っすぐでピュアな羽澄の魅力や今後の見どころ、ご自身の推しキャラとは…? さらに、2024年の思い出やグループ活動への思いなども聞いた。

「はじりこ」髙松アロハ、羽澄の“お嬢さま”への献身ぶりに感心「僕にはできないと思う」

――まず最初に原作を読んで受けた印象は?

「すごく楽しくて、何度も読み返せる作品だなと思いました。1話1話に起承転結があり、そこが魅力の一つじゃないかなと。また、(演じる)羽澄はどんな人なのだろうと探りながら読み進めていたのですが、その真っすぐさが僕と似ているように感じて。実は僕、所属する超特急でも“まっすぐ担当”なので、これはかかっているなと、この役はもう僕にしかできないなと運命を感じました」

――演じる羽澄は結城家の元家臣ということで、莉央のことは「お嬢さま」呼び、言葉使いや所作も紳士的…と個性の強いキャラクターですよね。

「はい。『お嬢さま』なんてこれまで言ったことがないので(笑)、当初はどう呼べばいいのだろう…と思っていたんです。でも、林さんが莉央として完璧にお嬢さまを体現してくださったおかげで、自然とお嬢さまと呼ぶことができました。カメラが回っていなくても林さんのことをお嬢さまと呼んでしまうくらい、普段の立ち居振る舞いも莉央のようなんです」

「はじりこ」髙松アロハ、羽澄の“お嬢さま”への献身ぶりに感心「僕にはできないと思う」

――そんな羽澄を演じる上で、意識的にやっていたことがあれば教えてください。

「お嬢さまの前では、とにかく自分が先に動くことを心がけています。忍びのようにいかなる時もサッと移動して手を回し、お嬢さまを苦労させないように…と。それに伴い、歩き方も普段とは少し変えていて、リハーサルや移動中なども常に忍び歩きをしていました(笑)」

――ほかに苦戦したポイントなどはありますか?

「『お嬢さま』もそうですが、難しい言い回しのセリフは家で鏡と向き合いながらひたすら練習しています。また、第4話(11月28日放送)では高嶺を相手に竹刀を振り回すシーンがあるのですが、木製の短刀をお借りして自宅で素振りをしていたら、集中し過ぎて机を割ってしまうアクシデントが発生しました(笑)」

――第4話は、上記のシーンも含めて羽澄にとって大切な回になりそうですね。

「その通り、第4話は羽澄のメイン回になります。上記のシーンもそうですが、お嬢さまにしっかりと自分の思いを伝えるシーンがあり、演じていて胸が熱くなりました。高嶺とのバチバチもしかり、ここの流れは特に見どころかなと思います」

「はじりこ」髙松アロハ、羽澄の“お嬢さま”への献身ぶりに感心「僕にはできないと思う」

――羽澄にとって、大切な莉央の心を揺さぶる高嶺はどんな存在になっていると捉えていますか?

「最初はお嬢さまを傷付けたことが許せず、『なんだこいつ』と悪印象を抱いていたと思います。でも、お嬢さまを通して次第に高嶺の魅力を知っていき、少しずつその印象が変わっていくのかなと。だんだん2人の距離感が近づいていくことに寂しさを感じつつ、羽澄にとってはお嬢さまが全て。自分の思いはあっても、お嬢さまに幸せになってほしいというのが一番で、彼女を応援し続けるのだと思います」

――高嶺を演じる犬飼さんの第一印象はいかがでしたか?

「当初犬飼さんは物静かでクールな方だと思っていたのですが、(今作の)SNS用に撮影をした時に、一緒にはじけてはっちゃけてくださって…。こういうノリもやってくださるんだ、とうれしかったです。竹刀を振り回すシーンでは『こう避けるので、ここを打ってください』などのアドバイスもいただいて、とても優しい方でした」

――髙松さんご自身は、羽澄のように好きな人の恋を応援できるタイプですか?

「僕は無理だと思います(笑)。心が痛くなりそうで…。なので、羽澄はすごいなと思います。本当にお嬢さまが大好きだからこそできることですよね」

――それでは、物事やお仕事に対しては?

「もちろん悔しさは感じますが、事実として僕よりスキルがあり、必要とされているならそこは譲りますし、心から応援します。『この人なら、僕よりいい効果をもたらすだろう』というのは考えられるタイプなので。ただ、そこを超えられるように、次は僕を選んでいただけるように己を鍛え続けます!」

「はじりこ」髙松アロハ、羽澄の“お嬢さま”への献身ぶりに感心「僕にはできないと思う」

――今作は高嶺や羽澄をはじめ、高嶺の親友・天宮翔平(西垣匠)、美術商・黒瀬友哉(山中柔太朗M!LK)ら個性あふれるキャラクターが集結していますが、髙松さんが“推しキャラ”を選ぶなら?

「うわ~。みんないい人でそれぞれ魅力がたくさんあるので悩みます…。でも、黒瀬かな。生まれ持ったエリートさが、もう雰囲気だけで分かるじゃないですか。話し方や声のトーンもカッコいいし、あのクールさはまだ僕には出せないなと。柔太朗くんにしか演じられないキャラクターだと思います。僕もクールさを身に付けて、いつか黒瀬のようなキャラクターも演じられるようになりたいです」

――2024年、俳優としても超特急としても大忙しの1年だったかと思いますが、プライベートでの思い出を挙げていただくと…?

「超特急のメンバーのシューヤとレンタカーを借りて、山梨にあるサウナに行ってきました! 僕ら2人ともサウナと自然が好きなのですが、ある日『森の中にあるサウナに行ってみよう』という話になって。森の中なので涼しく、水もすごく冷たくて…さらにはロウリュウも時間内はやり放題と最高でした」

――最後に、アーティストと俳優を両立する面白さ、感じるやりがいを教えてください。

「近年、やっと役に入り込むという感覚が分かるようになってきて、お芝居に対してより面白さを感じるようになりました。そして、なにより超特急としてドーム公演を目指しているので、個人としてもさまざまな活動をしてたくさんの方に知っていただき、グループに貢献したいという思いが大きいです。僕個人のことも多くの方に愛していただいて、それを超特急につなげていけたらと思っています」

「はじりこ」髙松アロハ、羽澄の“お嬢さま”への献身ぶりに感心「僕にはできないと思う」

【プロフィール】
髙松アロハ(たかまつ あろは)
2000年10月26日生まれ。神奈川県出身。超特急のメンバーとしても活躍。近作にドラマ「4月の東京は…」(MBS・TBS/23年)、「恋をするなら二度目が上等」(MBS・TBS/24年)などがある。出演作品「恋をするなら二度目が上等〜special edition〜」が、12月13日より劇場公開。

「はじりこ」髙松アロハ、羽澄の“お嬢さま”への献身ぶりに感心「僕にはできないと思う」

【番組情報】
ドラマ特区「初めましてこんにちは、離婚してください」
MBS
木曜 深夜0:59~1:29
テレビ神奈川
木曜 午後11:30~深夜0:00ほか
※MBS放送後、MBS動画イズム、TVerにて1週間見逃し配信あり

取材・文/片岡聡恵 撮影/尾崎篤志 ヘアメーク/結城春香(DILIGENT) スタイリスト/袴田知世枝

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