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「麒麟がくる」三淵藤英役の谷原章介は脚本家・池端俊策にキャラクターを見抜かれている!?2020/02/16

「麒麟がくる」三淵藤英役の谷原章介は脚本家・池端俊策にキャラクターを見抜かれている!?

 大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合ほか)の2月16日放送・第5回では、京に向かった明智光秀(長谷川博己)は、第1回でも登場した室町幕府末期の幕臣(将軍奉公衆)・三淵藤英(谷原章介)と本能寺の前で再会しましたね。剣術の同じ流派だからなのか、光秀に対して優しい顔を見せる三淵ですが、松永久秀(吉田鋼太郎)に対しては、柔らかな物腰でありつつも、一歩も譲らない姿が印象的でした。そんな三淵を演じる谷原さんのコメントをご紹介します!

──将軍奉公衆である三淵に対してどのような印象を持っていらっしゃいますか?

「三淵藤英は、武士の棟梁(とうりょう)である将軍を中心に、乱れた世を安寧に導くにはどうすればよいのかを常に考えているキャラクターです。 弟の細川藤孝(眞島秀和)は、とても理想に燃えていて、どんどん突き進む、情にも厚いタイプですが 、藤英はどちらかというと現実を見ていて、バランスをとるタイプだと思います。国を安寧に導きたいという思いは光秀や藤孝と同じですが、藤英は彼なりの考えを貫きます。それぞれのアプローチの仕方や考え方の違いにも注目して、ご覧いただけたらうれしいです。僕個人は、藤孝より藤英に似ている気がしますね。池端(俊策)先生は、藤英の役を僕のイメージで当て書きしてくださっているそうです。このキャラクターにはこの人が合っていると見抜かれていて、すごいなと思いますし、とてもうれしいです」

──確かに、三淵のキャラクターは谷原さんのイメージにとても合っている気がしますね。では、久秀役の吉田さんや足利義輝役の向井理さんと共演されてのご感想をお願いします。

「吉田鋼太郎さんとは舞台でもご一緒したことがあり、久しぶりの共演ですが、とても楽しいです。リハーサルでもお互いが影響され合って、その都度お芝居が変化していくので、とてもやりがいがあります。向井理さん演じる足利義輝は、貴族ではないですが、公家のような品のよさがあり、すてきですね。義輝は人がいい故の弱さもありますが、そんな義輝を男気あふれる熱血漢の藤孝と、冷静に政治的な動きもできる 藤英が支えることで 関係性が成り立っていくんだと思います。義輝・藤英・藤孝の3人でこれから進んでいくのかと思うと、とても楽しみです」

──ありがとうございました!

「麒麟がくる」三淵藤英役の谷原章介は脚本家・池端俊策にキャラクターを見抜かれている!?

 幕臣として、将軍・足利義輝、足利義昭(滝藤賢一)に使える三淵は、光秀の人生に深く関わってくる人物。今後の三淵の動向からも目が離せません。

【番組情報】

大河ドラマ「麒麟がくる」
NHK総合 日曜 午後8:00~8:45ほか
NHK BS4K 日曜 午前9:00~9:45ほか
NHK BSプレミアム 日曜 午後6:00~6:45

NHK担当 K・H



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