ドラマ25「これから配信はじめます」2024/04/01

記者会見情報

テレ東系で放送のドラマ25「これから配信はじめます」の取材会が行われ、第1～3話でそれぞれ主人公を演じる松井愛莉、加藤史帆（日向坂46）、小笠原海（超特急）の3人が登壇し、ドラマの見どころや、それぞれの役どころなどを語った。同作は、ライブ配信を題材に、配信に集うライバーとリスナーを双方向から全4回で描くオリジナルドラマ。松井は「見終わった後に、背中を押してもらえるような、優しい気持ちになれる作品」とアピール。また、ライブ配信がテーマの本作にちなんだ「もしライブ配信を自由にできるとしたら、どんな配信をしたいか？」という記者からの質問では、寝ることが好きだという加藤が「睡眠配信をしたい」と答え、幼少期の珍エピソードも告白して会場を沸かせる場面も。最後には、視聴者へのメッセージとしてそれぞれが考える「自分らしさ」を真摯に伝えた。

ありのままの自分を、ちょっとでも好きになってもらえたらなと思います（松井愛莉／桂木美緒）

人とのつながりが希薄になってきている中で、ライブ配信を通して人とつながっていくというところもそうですし、全4話を見終わった後に、背中を押してもらえるような、優しい気持ちになれる作品になっています。ありのままの自分を、ちょっとでも好きになってもらえたらなと思います。私が演じる美緒は、言いたいことを言うのが苦手な女の子ですが、ライブ配信を通して自分の気持ちに素直になって、自分の悩みを、ライブを通して打ち明けます。美緒は、幼なじみの女性の親友のことが好きなんですが、その思いをずっと伝えられずに18年間過ごしてきています。それを初めて打ち明ける時の、ドキドキ感とか緊張感とかを、皆さんにも伝えられたらうれしいなと思います。いろんな人に対して、自分の感情を伝えたら友達のままではいられなくなるんじゃないかなど、いろんな思いを背負って告白するシーンは、注目してほしいと思います。

2面性のある役なので、本当の自分とアイドルの時とのギャップに重なります（加藤史帆／かすみ）

配信ライブを題材とした現代的なドラマで、人それぞれの人生があるよなってあらためて思わせてくれる、すごく心が温かくなる、勇気が出るドラマだなと台本を読んで思いました。私が演じさせていただくかすみは、ある過去を抱えています。すごく人間味のある、とてもすてきな役だなと思いました。演じることができて、とても光栄です。見ていたら、なんだか「頑張れ！」って言いたくなるようなキャラクターなので、かすみを応援していただけたらうれしいです。かすみは、2面性というか、取りつくろっている部分があるというか、そういうシーンもある役なんですが、自分も本当の自分とアイドルをしている時の自分とのギャップを感じることがあるので、そういうところでかすみと重なる部分はあります。その時のギャップを出せるように頑張りたいなと思っています。どんな自分が現れるのか、自分でもまだちょっと分からないんですけど、新しい自分も開拓できそうで楽しみにしています。

ただただ頼りない人物にならないように意識して演じました（小笠原海／キラこと木之本光）

“リアル”と“配信”という部分の行き来が、すごく面白い作品だなと思いました。配信画面の撮影もしていたんですが、それも実際にスマートフォンの画面で撮ったりして、今までにない新しい撮影方法だったので、新鮮で楽しかったです。僕の演じる光くんは、普段はさえないサラリーマンで、かなり前髪も重くて眼鏡をかけていて、ダサいというかモサいというか…そういう男性です。でも、実は胸の内に変身願望があって、メークが好きで詳しい。メーク系ライバーのキラの時は、完全に変身して美のカリスマ的な感じになるので、そこはもう全力で振り切ってやらせてもらいました。同僚で相棒の（堀家一希が演じる）匠くんが、すごく強いタイプといいますか、今の若者っぽいキャラクターなんですが、光はそれに同調するわけでもなく、流されるわけでもなく、自分の意見を持っている。そういう部分がすごく大切だなと思ったので、ただただ頼りない人物にならないように意識して演じました。