DRAMA ADDICT「蜜と毒」2024/03/22

記者会見情報

BSテレ東ほかで放送の連続ドラマ「蜜と毒」の記者会見が行われ、ダブル主演を務める入来茉里と白石隼也、共演の柾木玲弥、大谷凜香が登壇した。同作は、入来と白石が演じる夫婦が不倫相手に追い詰められていくサスペンス。2人は共演経験があったということで、13年連れ添った夫婦という設定はやりやすかったが、ラブシーンは気恥ずかしさがあったという。白石は「撮影を通して、不倫とか浮気はよくないなと心から思いました。ほかの異性に目がいってしまうという方に、ぜひこのドラマを見てそう思っていただければ、社会的に意義のある作品になったんじゃないかと」と述べ、入来は「不倫はよくないんですけれども、4人はそれぞれの愛の形を模索してもがいているんだなと思います。不倫ドラマと聞くと、見ることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれないですけど、恋愛ドラマという受け取り方をしてもらえれば」と見どころをアピールした。

以前から知っているだけに、白石さんとのラブシーンはさすがに恥ずかしかったです（入来茉里／小坂マチコ）

最初に原作を読ませていただいてから台本を読みました。原作とドラマでは設定が違うところもありまして、この4人の話にギュッと凝縮されていて、すごく疾走感のあるドラマになりそうだなと。あっという間に台本を読み終えてしまったので、非常に面白いなと思いました。（柾木が演じる）大塚くんのワードセンスには、びっくりしたというか…。物語の後半にいけばいくほど、マチコが大塚に追い詰められていくんですけれども、よくそんな言葉が出てくるなと感心します。大塚の本性が出てくるまでは、亮平の不倫によってマチコは結構傷ついていたので、そこにストレートに感情をぶつけてきてくれてうれしい気持ちもあるんですよね。（大塚の）本性が出るまでは、とても爽やかな優しい青年なんです。白石さんとは、撮影の待ち時間やカメラが回っている時間以外でも結構コミュニケーションを取って、作品をよりよくしていくために、いろいろな話ができてよかったです。でも、以前から知っているだけに、ラブシーンは何かちょっと…。さすがにちょっと、恥ずかしさがありました。大塚くんとのラブシーンは真面目に挑めたんですけどね（笑）。

ここに描かれているストーリーは、実はとてもリアルで現実的な話なのかなと（白石隼也／小坂亮平）

マチコの夫・小坂亮平は本当におばかな夫で、彼が不倫をすることでこの4人の関係がむちゃくちゃにこじれていきます。台本と原作を読んで、これほど恐ろしい話が連続する作品って、なかなかないんじゃないかなと思いました。僕はそこまで男女関係でもつれたことはないんですけど、ニュースを見ると本当に恐ろしい事件が起きていますし、ある種ここに描かれているストーリーは、実はとてもリアルで現実的な話なのかなと思って…。亮平が不倫する優梨子は、本当に容姿が奇麗。男からするとこれだけすてきな方に甘えられたらコロッといくし、多少のわがままでも許しちゃうんじゃないかな。とはいえ、優梨子も非常に狂気的な部分をはらんでいて、恐ろしい部分も出てくるんですけど、そのシーンですごく笑顔でしゃべっている大谷さんがとても魅力的で、ちょっと違う楽しみ方をしちゃっていたかもです。マチコとは結婚13年目という役どころだったので、初対面だとその関係性を一瞬で築くのが難しいところはありますが、入来さんは昔から知っていたのでやりやすかったです。ただ、やっぱり絡みのシーンがあったので、そこはどうしても気恥ずかしかったかったですね。

好青年だけど感情がコロコロ変わる役で、演じたら楽しそうだなと思いました（柾木玲弥／大塚圭介）

僕が演じる大塚圭介は、マチコさんと不倫するんですけれども、マチコさんが会社で孤立している時にそっと声を掛けてあげられるようなすてきな青年の役です。不倫をテーマにしているので、ドロドロしているのは想像できたのですが、自分の想像を超える展開や表現があって、読んでいてすごくワクワクしました。自分が演じる役を中心として読んじゃうんですけど、好青年だけど感情がコロコロ変わる役で、演じたら楽しそうだなと率直に思いました。初恋の人というか、好きだった人にマチコさんが似ているんです。（その人は）お掃除が好きでお花が好きという、優しい女性っていう感じです。ドロドロしているとか衝撃的な作品といわれますが、演者とかスタッフさんとかは今回の作品は挑戦的な部分もあったと思うし、体当たりな部分もあったし、みんな全力で作ったと自負しているので、楽しんでもらえたら本望だなと思います。ぜひ楽しみにしていてください。

亮平に相当ひどいことをしたので、そこも楽しみにしていただきたいです（笑）（大谷凜香／小鳥遊優梨子）

マチコと亮平の夫婦関係を壊すべく、追い詰めていく役柄です。原作を読ませていただいて衝撃を受けて、読んでいる人を引き込む力があるストーリーだなと感じました。グッと感じるシーンもあったり、逆に爽快感すら覚えるぐらいの復讐劇があったりだとか、すごく引き込まれました。台本を読んだ時は、どんな映像になるのか想像できなくて、これからどんな撮影期間になるんだろうと、すごくドキドキしました。撮影中に誕生日を迎えたので、お祝いしてもらってうれしかったです。（白石に対して）劇中では相当ひどいことを、優梨子としてやらせていただいたので、そこも楽しみにしていただきたいです（笑）。私の亮平さんの印象は、優梨子は恋愛をしたことがない本当にピュアな女の子だったので、そんな子が、年上で仕事もバリバリされている大人の男性に出会ってしまったら揺らいじゃう気持ちは分かるなという印象でした。大人の男性が年下の優梨子にハマっちゃうさまも、かわいいっていうか…。結婚している男性の方が、包容力があって、余裕もあるように見えて魅力的に感じたのかもしれません。