厨房のありす2024/03/25

記者会見情報

日本テレビ系の連続ドラマ「厨房のありす」の制作発表会見が行われ、主演の門脇麦、共演の永瀬廉（King ＆ Prince）、前田敦子、木村多江、大森南朋が登壇した。現場の雰囲気はいい様子だが、そのことについて問われると、永瀬が「ずっとピリピリしています！　毎日現場に来るのが怖いというか…」とボケだし、大森に「なんでそんなうそをつくの！」とたしなめられても、なお「現場でいつシメられるのか。その恐怖感と戦いながら毎日過ごしていて、8kg痩せました」と止まらず、「ツッコんでいただけるまで続けますよ！（笑）」と楽しげだった。そんな永瀬に、門脇は「廉くんのボケに、もうちょっとちゃんとツッコめるようになりたいんですよ。廉くんの発言や動きは本当にボケているのか分かりにくくて…撮影期間が終わるまでにうまくツッコめるように鍛えたいと思います」と笑った。

セリフに追われて脳みそが爆発しそう（笑）（門脇麦／八重森ありす）

演じるありすは、自閉スペクトラム症で、人とのコミュニケーション、大きな音、人と目を合わせるのが苦手だったりしますが、そういう中でも、お料理で人に喜んでもらいたいという気持ちをとても強く持っている人。彼女なりに人と関わっていきたい、コミュニケーションを取りたいっていう、そういうことを一生懸命、日々人と向き合い、頑張っている女の子です。ありすは化学が好きなキャラクターで、セリフ量も膨大なため、毎日セリフに追われています。これまでの作品では、撮影の前日か当日の朝にその日の分のセリフを覚えていましたが、この作品では、3日前ぐらいから覚えています。でも、当日実際に話すセリフと同時進行なので、脳みそが爆発しそう（笑）。初めてセットで撮影した時、化学式をバーッてしゃべるシーンで、鼻血が出ちゃって、鼻にティッシュペーパーを詰めながらやっていました。ハートフルなところと、ミステリー好きな人にはたまらない謎が隠されています。おいしいご飯がたくさん出てきますので、「おいしいご飯を好きな人と食べたいな」と思っていただけるドラマになるよう、一生懸命撮影してまいりますので、楽しんでいただけたらうれしいです。

劇中に登場するご飯に元気をもらっています（永瀬廉／酒江倖生）

過去にいろいろ抱えている役柄で…。ありすのお店にどういう目的、どういう気持ちで来たのかっていうのは、見ていただくごとに、徐々に明かされていきます。倖生という役としては、そこが一つの大きい見どころになっていくので、最後まで考察しつつ、楽しみつつ、見守っていただけたらうれしいなと思います。劇中にはおいしいご飯が登場するので、現場の裏側で食べてばかりいて…。撮影の楽しみはご飯。そこで元気をもらっています。第1話に登場する角煮は本当においしかったです。皆さんが昼休憩中に料理の準備をしている中で食べてるんで、結構迷惑かもしれないですね。そう考えたら（門脇が実践しているという）“保存容器で持って帰って食べる”ぐらいの方がいいかもしれないですね。でも、やっぱりそのまま裏で食べるっていう状況をちょっと楽しんでいるところもあるので、このままはみ出していきたいと思います！　物語を通じて、それぞれの人物が成長、変化していく中で、ミステリーの部分も考えつつ、この作品を楽しんでいただけたらなと思います。

私の役はミステリー要素ゼロ（前田敦子／三ツ沢和紗）

（ありすが働く店の）「ありすのお勝手」に来てくれる皆さんに、ありすの良さを伝えていく架け橋みたいな役割を背負わせてもらっています。私の役はミステリー要素ゼロ。三ツ沢家全体がすごく明るくて、演じていて感じるのは、みんなありすのことが大好き。ありすの大ファンの家族がありすの周りにわちゃわちゃと登場するので、そこの部分はちょっと安心して見てもらえればうれしいです。思い出の味は、釣りたての魚を船の上でさばいて食べるお刺し身。あれを超えるお刺し身はありません。

早くありすのおうちに行きたい（木村多江／五條蒔子）

CEOの役柄のため、自分は素朴なご飯ではなく、フォアグラやヒレステーキにワインという食事シーンを撮影しています。そんな全然違う世界に生きている私たちが、どういうふうに関わっていくのか、 そして、それがどうミステリーにつながっていくのか、見逃さずに見ていただきたいです。基本的にはほのぼのとしていますが、“あー幸せ”と思って見ていると見落としちゃいますので、一つ一つ拾っていただきながら見ていただけるといいなと思っています。私も早くありすのおうちに行きたいなと思っています。お店に早く行って、おいしいご飯を食べるのを楽しみにしています。思い出の味はおむすび。撮影で中国に行った時に、あまりの暑さで具合が悪くなってしまって。その時に、現地の方がいろんなものは食べられないだろうからと、おむすびを握ってきてくれたんです。なんでもないものでも、心がこもっているとうれしいなと、泣きながら食べました。

永瀬くんみたいなはみ出したまねはしていません（笑）（大森南朋／八重森心護）

日々楽しみながら撮影をさせていただいています。靴下を赤い色にして役柄に合わせた優しい雰囲気を出しています。（登場する料理について）もちろん、撮影中には少しいただいたりとか。芝居の中ではありますが、永瀬くんみたいなはみ出したまねはしていません（笑）。思い出の味は、子どもの頃、夜ご飯の後、おなかがすいた時に母親が作ってくれた、お好み焼きみたいな豪華なものでなく、小麦粉をただ焼いたものですね。七味がたっぷりかかっていたのを覚えています。