ドラマ8「ブラックポストマン」2023/09/30

記者会見情報

テレビ東京系の連続ドラマ「ブラックポストマン」の記者会見が行われ、主演を務める田中圭、共演の志田未来、高橋メアリージュン、ハリセンボン・近藤春菜が登壇した。原作のないオリジナル作品ということもあり、台本を読んだ出演陣は張り巡らされた伏線に驚かされることも多かったという。警察や司法が手を出さない事件の被害者を救うダークヒーローに扮する田中は、自分の役である「副島（そえじま）力也」を、ずっと「ふくしま」と勘違いしていたことを明かした。さらに志田も「私も『そえじまさん』って言うところを、最初のリハで『ふくしまさん』って言ってしまい、助監督の方から耳元で『そえじまです』って教えられて…」と田中と同じ思い込みをしていたエピソードを告白。田中は「よかった～。俺だけじゃなかった！　分かる分かる、そうだよねって（笑）」と照れながらも、打ち解けた現場の雰囲気を伝えていた。

「ダークヒーロー」と言われますけど、単純な勧善懲悪ものではありません（田中圭／副島力也）

「ダークヒーロー」と言われますけど、単純な勧善懲悪ものではありません。おせっかいでやっていることが正しいのか悪いのか分からない、存在意義を危ういバランスで保っているような主人公像にしたいです。ヒーローものだと思ってやりたくないなと、気を付けているところです。見どころとしては、まずサスペンスとしてすごく優秀な作品です。それぞれの登場人物の感情もみんな上手に伝えてくれていますので、見ていてワクワクできるものになってるんじゃないかなと思います。1話完結の要素もあって見やすいですし、それでいて、連続ドラマとして伏線を張り続けて回収しながら最終回に向かっていく面白さもあります。誰が犯人なんだろう、この人どうするんだろう、なぜこの人はこうしたんだろうというのを、家族みんなで話してもらえるような作品になっていますので、まずは第1話を見ていただければと思います。

ページをめくる手が止まらない小説を読んでいるような、続きが気になる作品です（志田未来／草薙桃）

草薙桃は、本当に明るいどこにでもいるような普通の女の子です。でも、いろいろなことを抱えて生きています。今後それがどんなふうに暴かれていくのか、まだ言えないことが多すぎるんですけど、楽しみにしていただけたらうれしいです。オリジナル作品で原作がないので、先がどうなっていくかというのは私たちも分からないところがありまして、ページをめくる手が止まらない小説を読んでいるような、続きが気になる作品だなと思います。桃の感情としてちょっと難しいところがあって、これをどういう気持ちで演じたらいいんだろうって迷っていた時に、圭さんが一緒に監督に相談してくださって。桃の気持ちやそのシーンのことを圭さんが丁寧に説明してくださったので、すごく演じやすくなりました。すごく心強い座長だなと感じて、圭さんの背中を見てお芝居をしています。

力也の幼なじみで刑事なので、信じたいけど疑わなきゃいけない複雑な役どころです（高橋メアリージュン／祖父江ひなた）

祖父江ひなたは、力也の幼なじみで刑事をやっています。幼なじみの力也のことを信じたいけど、正義感という軸があって刑事としては疑わなきゃいけない。そういう複雑な役どころです。実際、本当のところはどうなのか、今でもまだ分かっていないので、疑ったり信じたり複雑な気持ちになりながら演じております。桃ちゃんが抱えているものとか、力也が抱えてるものとか、台本にはない情報を聞かずに読んだので、読み進めるうちに「えっ!?」と驚くことがあったりしました。でも、決して難しいわけでなくて、純粋に面白いし楽しんでいただけるドラマだなって思いました。あと、引き締まった部分と力の抜けた部分のコントラストが激しいですよね。緩急が多いので、飽きずにご覧いただけると思います。

サスペンス部分に食い込んでいくかもしれないし、食い込まないかもしれない（笑）（近藤春菜／原田遥香）

“春菜”が“遥香”をやるということで、少しややこしいんですけれど（笑）。力也さんと桃さんの同僚の郵便局員です。お二人はそれぞれ何かを抱えているということなんですが、私も抱えているかもしれないし、何も抱えていないかもしれない。まぁ、今のところは何も抱えていないんですけれども、この先で何かを抱えるかもしれませんし、物語のサスペンス部分に食い込んでいくかもしれないし、食い込まないかもしれない（笑）。今後どう絡んでいくか分かりませんから、皆さんには注目していただきたいなと思います。シリアスでハラハラする緊迫のシーンが多い中で、郵便局で遥香が出るシーンは、割と箸休めというかほっこりしてもらえると思いますので、そこも楽しんでいただきたいです。