ドラマプレミア23「けむたい姉とずるい妹」2023/11/28

記者会見情報

テレビ東京系で放送のドラマプレミア23「けむたい姉とずるい妹」の記者会見が行われ、主演の栗山千明と共演の馬場ふみか、栁俊太郎が登壇した。同作は、母の死をきっかけに同居をスタートさせた険悪な異父姉妹が1人の男を巡って壮絶なバトルを繰り広げる、ばったんの同名漫画が原作の連続ドラマ。冒頭のあいさつで3人は原作を絶賛。また、出演が決まった時の心境を、姉を演じるが実生活では末っ子の栗山は「まず『姉かぁ』と思いました」と語り、馬場はドラマと同様の2人姉妹の妹のため自身を重ねる部分もあると明かした。ミステリアスなキャラクターを演じる栁が「栗山さんと馬場さんがいると、やっぱり気を使っちゃいますね。バチバチのシーンばかりだから」と話すと、栗山は「役柄の関係性を現場でも保つ方もいらっしゃると思うんですが、私たちは普通に仲良くやらせていただいてます（笑）」と、馬場とほほ笑み合った。

原作の面白みをきちんと表現できたらいいなと思いました（栗山千明／東郷じゅん）

なかなか緊迫感のあるこの作品に携わることができて、刺激的な毎日を過ごしています。ドラマでも、原作の漫画の面白みをきちんと表現できたらいいなと思いました。（役柄が）基本的に沸点が低めな感じで、ちょっと敏感といいますか、イライラしていたりとか、そういうシーンが多いので、そのテンションを保つことがちょっと大変だったりしています。けんかというか、言い合うシーンがすごくドキドキしてしまって。本当にいろんなバトルが繰り広げられるんですけれども、どんどんヒートアップしていくという感じです。あとは、“けむたい姉”ということで、たばこを吸うシーンもあるんですけど、煙の具合だったりとか、見た目の問題でも結構気を使うことが多いかなと思います。それぞれが悩みを持っていて、トラウマに近い悩みを抱えつつ、その中で揺れ動く心情をすごく繊細に描いている作品です。それをきちんと演じていきたいなと思って日々撮影に臨んでいますので、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。

心の底にあるネガティブな感情を見せないところがあって、ギャップのある役です（馬場ふみか／三島らん）

らんちゃんは、一見自由奔放に生きているように見えてそうじゃない部分が、ドラマを見ていただくとちょっとずつ皆さんに感じていただけるかなと思います。かなり刺激的なお話だなとは思いましたけど、「エイ！　やってみよう！　頑張ってみよう！」という気持ちになりました。らんちゃんもらんちゃんで、すごく心の底にあるネガティブな感情みたいなものがたくさんあるんですけど、表面的にはそれを見せないところがあって。おなかの中にある感情と、周りから見えている姿にかなりギャップがあると思うので、そういうところを表現していくのはすごく難しいと思いながら、日々撮影しています。ただの姉妹バトル、いわゆる男を取り合うということだけではない、それぞれの人としての葛藤だったりとか、コンプレックスだったりとかを抱えながら、少しずつ成長していく姿みたいなものも見ていただけるかなと思います。楽しんで、皆さんに見ていただけることを願います。

ミステリアスさを表現しなきゃいけないので、そこが非常に難しかったですね（栁俊太郎／三島律）

お話をいただいた時に、まず「よっしゃ！」と（笑）。「女性に囲まれて生活できる。わあ！　すげえ楽しみ」なんて思っていたんですけど。でも原作を読んでみると、人間の欲望とか、嫉妬だったり痛みとか、そういうのを繊細に表現しているところとかがありました。設定として生々しくはあるんだけど、どこかファンタジーな世界観が見られて、すごく魅力的な作品だなと思いました。律という人間は、ミステリアスに見えて本当は心の中でいろいろ葛藤してるんですけど、それをあまり表に出さないっていう役です。やっぱり芝居になっちゃうと、リアクションをしたり、何か足しちゃったりしちゃう。すると（監督が）「そんなことしない！」って（笑）。「まあ、そうだよな」って思いました。なんかやりたくなっちゃうんですよね。「大丈夫かな？　大丈夫かな？」って不安になって。でも足しちゃけない。動かないっていうところでミステリアスさを表現しなきゃいけないので、そこが非常に難しかったですね。