Drama Guide ドラマガイド

ドラマ25「風のふく島」2025/02/03

番組情報

1月10日スタート テレ東系 毎週金曜 深夜0:42~深夜1:13

あらすじ(第5回 2月7日放送)

ドラマ25「風のふく島」/第5回

オートバイ競技「トライアル」専門雑誌のカメラマン兼編集者の東道(渋川清彦)は、友人の風(音尾琢真)、恋人の沙綾(内田慈)と共にトライアルでの町おこし計画を始動。向かった先は福島・川内村だ。コースの整備や助成金など課題が山積みの中、3人の前に立ちはだかったのは何と警察官だった。さらに謎の心霊現象にも惑わされてしまう。次から次へと障害にぶつかる中、3人の関係性にも変化が訪れる。

キャラクター紹介

  • 関根昇也(青木柚
    ツツジ農園に生まれ育ち、父・真司の背中を追う。「ツツジの町 再生計画」を進める中で「花酵母」と出合い、酵母を使ったお酒造りを目指すことに。
  • 好川治(大友康平
    双葉町に移住した元復興副大臣。福島復興のラストランナーと言われる双葉町で尽力するものの、「鬼」と呼ばれるなど子どもたちからの評判が悪く、悲しい思いをしている。
  • 朝比奈三咲(北乃きい
    美術大学を卒業後、仕事がうまくいかずに悩みを抱えている。キャンドル作りに出合ったことをきっかけに飯舘村へと移住する。
  • 小賀ひとみ(黒木華
    風景にほれ込み、結婚を機に川俣町へ移住。専業主婦として暮らしていたが、町の人々との温かい交流や友人の結婚をきっかけにやりたいことを見つける。
  • 井澤優花(小西桜子
    ボランティアサークルでの活動をきっかけに被災地支援に没頭するように。将来に対して悩みを抱えている中で、大熊町の町おこしプロジェクトに出合う。
  • 野村あや(桜井ユキ
    楢葉町で生まれ育ち、製菓の道に進む。ワーキングホリデーでの経験を糧に、楢葉町でお菓子店を開業する。
  • 中村優神(佐藤大樹
    南相馬市で馬の社会的地位の向上を目指す、今どきの青年。馬術競技で日本代表に選ばれた経歴の持ち主。
  • 東道進一郎(渋川清彦
    オートバイによる競技「トライアル」専門雑誌の編集者。友人の風・沙綾との交流を通じて、川内村でトライアルでの町おこし計画を行うことに。
  • 大迫保(駿河太郎
    広野町で生まれ育ったホテル経営者。ローカルサーファーとしても活躍しており、震災をきっかけに人が減ってしまった広野町を盛り上げようと、ある企画を立てる。
  • 小坂大(豊本明長
    浪江町が抱える交通の問題を解決するべく、オンデマンド型の交通機関であるスマートモビリティ事業を始める。
  • 田伏武洋(本田響矢
    葛尾村への思いを胸に埼玉県から移住してきた。畜産農家のもとで修業を積む中、自転車で日本横断をしている三橋に出会う。
  • 下山田修平(三浦貴大
    広告代理店での勤務を経て、故郷の田村市に移住。田村市を、子どもが自然に触れて楽しめる場所にするために起業する。

出演者

青木柚/大友康平/北乃きい/黒木華/小西桜子/桜井ユキ/佐藤大樹/渋川清彦/駿河太郎/豊本明長/本田響矢/三浦貴大(※50音順) ほか

スタッフ・音楽

脚本:石黒麻衣/脚本:金子鈴幸/脚本:川元文太/脚本:熊本浩武/脚本:広瀬奈々子/脚本:深見シンジ/脚本:三木聡/監督:池田千尋/監督:川元文太/監督:住田崇/監督:戸田彬弘/監督:二宮健/監督:広瀬奈々子/監督:三木聡/企画・プロデュース:青野華生子/プロデューサー:梅山文郁/プロデューサー:植田郁子/プロデューサー:伴健治/プロデューサー:三好保洋
オープニングテーマ:和ぬか「夢路」/エンディングテーマ:柴田聡子「Passing」

福島県移住者たちの実話を基にした、1話完結のヒューマンドラマ

【2025年冬ドラマガイド】ドラマ25「風のふく島」

2023年9月に放送された木ドラ24「姪のメイ」に続く、福島12市町村を舞台にしたヒューマンドラマ。福島12市町村とは、東日本大震災の際に東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示の対象となった田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村を指す。この地域に移住した実在する12人を軸に、新しい福島県、そして新時代に向かう人々の暮らしをオムニバス形式で描き出す。各話で主演を務める12名は、青木柚、大友康平、北乃きい、黒木華、小西桜子、桜井ユキ、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、渋川清彦、駿河太郎、豊本明長(東京03)、本田響矢、三浦貴大(※50音順)。

記者会見情報

ドラマ25「風のふく島」/会見

テレ東の連続ドラマ「風のふく島」の記者会見が行われた。同作は、東日本大震災の際、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示の対象となった「福島12市町村」に移住した人々をモデルにした1話完結のオムニバスドラマ。全12話の主人公のうち、20代の若手俳優から元旦に69歳になったばかりの大友康平まで、年齢もキャリアも幅広い9人が登壇し、自身が演じた主人公への思いや撮影エピソードを語った。モデルとなった方々とそれを演じる俳優の年齢が比較的近いケースが多く、自身が演じる移住者の姿に刺激や感銘を受けたという声が多かった。また会場には、モデルとなった移住者たちが福島から集結。彼らは撮影にも協力や立ち合いをしていただけあり、撮影の様子を登壇俳優らと共に語る場面も。終盤では、「行ったからこそ分かる福島の印象」を書いたフリップを披露し、「星が奇麗」と3人が書くなど、福島の美しい景色や自然への思いを語り合った。


「馬に乗る才能がある」と言っていただいたことがうれしかったです(佐藤大樹/中村優神)

「ドラマ25「風のふく島」会見:佐藤大樹/中村優神

僕が演じた中村優神のモデルとなった神瑛一郎さんは、馬術をメジャーにするために大手企業の就職を蹴って南相馬市に移住した方。移住を決めた理由は、底知れぬ自信があったことと、面白そうだと感じたからだそうですが、とにかくキラキラしている印象で。福島って、その人を変えてくれる場所なんだなと思いました。そんな神さんの気持ちに、僕がダンスを始めた時の気持ちが重なったんです。EXILEに衝撃を受けて「自分は絶対にEXILEになる!」という目標を掲げて上京した自分を思い出して、共感しかなかったです。年齢・身長・体重・足のサイズも一緒なので、そこにも縁を感じましたね(笑)。神さんとは撮影中にいろいろな話をしました。「馬に乗る才能があるよ」と言っていただいたこともうれしかったし、撮影中にLDHの曲をかけてくれたおもてなしの心もすごくありがたかったです。


モデルの吉田健太郎くんとは以前出会っているし、出演を断る理由がなかったです(駿河太郎/大迫保)

「ドラマ25「風のふく島」会見:駿河太郎/大迫保

僕が演じさせてもらった大迫保は、他の回の主人公とは違って移住者ではないんです。震災当時は海外に住んでいたけれど、震災をきっかけに生まれ故郷の広野町に戻ってきた“出戻り”。でも、「広野町を盛り上げたい」という気持ちは移住者の方々と変わらない、熱い思いを持っている“サーフィンバカ”です(笑)。実は、モデルの吉田健太郎くんとは、このドラマへの出演が決まる前に広野町で出会っているんです。だから、出演を断る理由がなかったですね。地上波でサーフィンを題材にしたドラマってなかなかないですし、どういう撮影になるのかも楽しみでした。撮影した日は波が高くて…本来ならサーフィンができる状態じゃなかったんですけど、日程的にやるしかなくて。ものすごく大変な撮影でしたけど、福島にはいいサーフポイントがたくさんありますし、「福島ってこんなところだよ」とアピールするいいドラマなのではないかと思います。


降り注いでくるんじゃないかと思うぐらい、浪江町の星空は奇麗でした(豊本明長/小坂大)

「ドラマ25「風のふく島」会見:豊本明長/小坂大

僕は、勤めている会社の異動で浪江町に移住して、スマートモビリティー事業に関わる保坂大をいう人物を演じました。スマートモビリティーはざっくり言うと、寄り合いタクシー。モデルの宮下直樹さんは、場所と場所をつなぎ、その中で人と人をつないでいくというすてきな志を持っていらっしゃるので…そんなに大した人間ではない僕は、共感という気持ちにはなりませんでした(笑)。宮下さんは、浪江町で人と人がつながっていくことにうれしさを感じて、そこに仕事のやりがいを感じている。ただ、ご本人は意外とノリが軽くて、うまい酒が飲めればいいということが生きがい。そこには共感しましたね(笑)。そして、印象に残っているのは、浪江町の星。僕は感傷的になるタイプではないのですが、撮影が終わって外に出た時、なんとなく空を見上げたら星が異常に出ていて。夜空に目が慣れてくると本当に降り注いでくるんじゃないかっていうぐらい、「こんなに奇麗なんだ」と感じたことを思い出します。


モデルの西巻さんが持つバイクへの熱に刺激を受けました(渋川清彦/東道進一郎)

「ドラマ25「風のふく島」会見:渋川清彦/東道進一郎

僕は、オートバイ競技「トライアル」の専門雑誌「自然山通信」の編集者・西巻裕さんをモデルにした東道進一郎を演じました。僕もバイクが好きなので分かるんですけど、西巻さんのバイク熱はすごい。トライアルという競技はマニアックな分野なんですが、そこにかける熱には刺激を受けましたね。今回は、青野華生子さんが企画・プロデュースした作品をそれぞれの回で違う監督が演出を担当していますが、僕の回の監督は三木聡さん。三木さんって、すごく面白くてエキセントリックな演出をする方で(笑)、その中で僕は精いっぱい役を演じました。それが、見てくださる方に何かを残せたらいいなと思っています。


主人公の諦めない姿はすごくカッコよくて、同じ30代女性として刺激を受けました(北乃きい/朝比奈三咲)

「ドラマ25「風のふく島」会見:北乃きい/朝比奈三咲

私が演じた朝比奈三咲のモデル・大槻美友さんとは、年齢がすごく近くて。役として生きていく上で全てが刺激的でした。三咲には、やりたいことに向かっていく中でいろいろな苦悩があるんですけど、ドラマで描く時間だけじゃ足りないぐらい、大槻さんにもいろいろな出来事があったんだろうなと思うんです。それをぎゅっと凝縮してドラマにしていますが、たくさんの人に出会って成長していく、三咲の諦めない姿はすごくカッコイイです。同じ30代の女性として、前向きに生きているその姿勢にとても刺激を受けました。このドラマでは、困難に立ち向かって、自分で自分を奮い立たせて夢をかなえていく人たちが描かれています。福島を題材とした作品に関わるのは、震災の記憶を風化させないように私たちができることをする行動につながります。福島の方々に寄り添って生きていくことが大切なんだなと感じました。


移住者の目を通して「福島ってすてきなところだよ」と伝えられたら(本田響矢/田伏武洋)

「ドラマ25「風のふく島」会見:本田響矢/田伏武洋

僕が演じた田伏武洋は、親戚が葛尾村に住んでいたこともあって、幼い頃からこの村に行きたいという思いを持っている人です。後に、畜産に興味を持って大学卒業後に葛尾村に移住するんですが、信念を貫いて真っすぐに自分のやりたい道に進む姿勢に刺激を受けました。僕の周りにも、この若さで畜産を仕事にしている人っていないですから。このドラマを通して、福島がもともと持っているすてきな風景や街、食の文化が伝わるのではないかと思います。それに加えて、他の都道府県から移住してきた人たちを通して「福島ってすてきなところだよ」という思いが伝えられたらいいですね。


放送が終わっても自分のなかで“福島”を思い続けることが大事(青木柚/関根昇也)

「ドラマ25「風のふく島」会見:青木柚/関根昇也

関根昇也を演じました。彼のモデルとなっている渡邉優翔さんは、富岡町のツツジから花酵母を採取してお酒を作っている青年です。僕は花から酵母が取れることをこれまで知らなかったので、とてもユニークな取り組みだと思ったんですね。でも実際は、物や街、人、そして花が純粋に好きだという気持ちがあってこそのプロジェクトなんです。だからこそ、そのプロジェクトが成功していく。僕は今回、このドラマの撮影で初めて福島に行ったのですが、直接的に“福島”を感じることはなくて。でも、作品を通して福島に携わることができたのは僕にとって大きな経験でしたし、放送が終わってからも自分のなかで福島を思い続けることが大事だなと思います。


“風化させないこと”がテーマのとてもいいドラマだと思います(大友康平/好川治)

「ドラマ25「風のふく島」会見:大友康平/好川治

このドラマのテーマは“風化させないこと”。いい作品だと思います。でも、僕が演じた好川治は元復興副大臣の浜田昌良さんがモデルなので「自分でいいのかな?」と思いました。浜田さんは撮影現場にもいらしてくださいましたが、品と風格がある方でしたから。僕は、ミック・ジャガーという偉大な目標に向かって、ヨボヨボになるまでマイクスタンドを振り回して歌っていたいという夢を持っている男ですからね(笑)。物語は、復興副大臣として被災地の再生に当たった代議士が、一度東京に戻ったものの「この街のために働きたい」という思いで福島に戻る姿を描きます。まさに、人のために移住してきた方なんですね。政治にはいろいろな問題もありますけど、人の生活を豊かにするものだとも教わりました。


演じていていろいろな気付きがあった役。いい体験ができました(小西桜子/井澤優花)

「ドラマ25「風のふく島」会見:小西桜子/井澤優花

脚本を読んだ時から、私が演じる井澤優花には自分と重なる部分があるなと思いました。今回、高校時代の回想シーンから大学時代、大熊町に移住した後と、幅広い年代を演じさせていただきましたが、私自身、親の期待や周りの同級生とのギャップを感じたり、キャリアに不安を抱いたりした経験があるので。優花のモデルとなった谷田川佐和さんは、私と年齢も近くて、東京出身。大熊町の町おこしをされていますが、町役場を撮影でお借りしていた時、実際に出勤してくる谷田川さんの姿が印象的でした。移住した先でお仕事をされている姿を見られたことは私にとっていい時間になりました。演じていていろいろな気付きがあった役だったので、いい体験ができたなと思っています。

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