第44回向田邦子賞贈賞式に行ってきました!「あかりサーチ、一本!」第14回2026/07/24 12:00

TVガイドWeb特派記者の佐藤あかりです。7月7日の七夕に行われた向田邦子賞の第44回贈賞式に参加させていただきました。 今年の受賞者は「シナントロープ」(2025年10月6日~12月22日/テレビ東京系)の此元和津也氏に決定しています。4月に行われた決定会見の様子は連載第6回でお届けしているので未読の方はそちらもチェックしてくださいね。
今回は由緒ある贈賞式ということで、私もTVガイドのロゴ入りオーバーオールではなく、パーティードレスを着た正装での参加です。たくさんの招待客の方々がお祝いに訪れる立食のパーティー形式で、マスコミの取材も行われて、とっても豪華ですてきなイベントでした。それでは向田賞贈賞式の密着リポート、どうぞお楽しみください!
それではいきますよ~。 「あかりサーチ、一本!」
第44回向田賞贈賞式! まずは会場を探訪

東京都内で行われた贈賞式には、B.L.T.の「あかりくらぶ」、そしてこのTVガイドWeb特派記者の私はオフィシャルメディアの1人ということで、今回も特別にイベント会場に先行潜入させていただきました。入場してみると、そこにはとてもエレガントな空間が広がっています。会場内は受賞を祝う高揚感と、関係者の皆さんの談笑で温かい空気に満ちています。正面の壇上には大きな看板と向田邦子さんの写真、華やかなスタンド花が飾られ、左右には思わず目移りしてしまうようなおいしそうなお食事がズラリ。 映像モニターには受賞作「シナントロープ」の台本が並んでいます。思わず読み込んでしまいそうになるのをグッと我慢して、会場内を回ります。
リハーサルの前の関係者しかいないこの時間が会場探訪のシャッターチャンス。会場の様子が分かる写真をたくさん撮ってきましたので、まずはご覧ください!


本番前のリハーサルを見学。お面が立体マスクにグレードアップ!

そして、贈賞式のリハーサルが始まります。登場した此元さんのお顔には、4月の決定会見でも話題になったハンバーガーのお面が……む? むむむ! なんと前回は平面イラストの「お面」だったものが、立派な立体造形の「フルマスク」にグレードアップしているじゃありませんか! 聞けばこれは贈賞式のために特注で製作したとのこと。此元さん、顔出しNGながらもしっかり贈賞式のために “正装”で当日をお迎えになったということですね! 会見の式次第に沿って流れや段取りを一通りこなしてリハーサルは順調に終了しました。受付で待機されていたマスコミの皆さんも入場して、いよいよ本番のスタートです。

まずは贈賞セレモニーからスタート。選考委員の先生方5人がズラリと壇上に並びます。今年の選考委員は大森寿美男さん(第19回向田賞受賞)、岡田惠和さん(第20回)、大森美香さん(第23回)、井上由美子さん(第25回)、坂元裕二さん(第26回)。前回のリポートでもお伝えしましたが、ドラマ・映画をけん引する“トップ脚本家”がズラリと勢ぞろいしています。これだけでも向田邦子賞という賞のすごみが伝わりますよね! 選考委員を代表して井上由美子さんが選考経過についての説明をされて、そして坂元裕二さんからは賞状の授与が行われます。続いては奥山卓社長から本賞である特製万年筆と副賞の賞金が贈呈されます。

贈賞のセレモニーを受けて、此元さんからのスピーチタイム。「このたびはこのような素晴らしい賞をいただきまして、本当にありがとうございます。ちょっと息苦しくて……。(マスクが)すごく重いです」。ここでマスコミの皆さんからは笑いが巻き起こります。確かに見た目の造形もかなり作りこんだものになっていますから、重たいのは見ただけで分かりました。
「向田邦子賞という大きな賞をいただけるなんて、脚本を書いている時点ではまったく思っていませんでしたが、これもスタッフ、俳優の皆さま、そして音楽も、監督も、運がよかったなと思います。みんなでとった賞だと思っておりますので、これからもこの名に恥じないような面白いものを書いていきたいと思います。ありがとうございました」
場内を笑いに包みながら、飾らない素直な言葉を紡ぐのは決定会見からも変わらない此元さんのすてきなスタンスです。続いては受賞作品である「シナントロープ」を放送したテレビ東京の取締役配信ビジネス局長の縄谷太郎さんからの祝辞・乾杯のごあいさつです。実は「箱根駅伝」も「ワールドカップサッカー」も、もともとはテレビ東京が最初に扱ったそう! その後、コンテンツの成長と共に他局へ権利が移っていったとのことで、「売れっ子になってもテレビ東京を見捨てず、たまには一緒に仕事をしてください」と場内の爆笑をさらっていらっしゃいました。

乾杯の後はスピーチタイムが続いていきます。山岸聖太監督、出演者は望月歩さん、萩原護さん、高橋侃さん、アフロさん、森田想さんが会場に駆け付けて、祝福のスピーチをつないでいきます。さらに、水上恒司さん、山田杏奈さんのビデオレターが披露されます。皆さんが口にするのは此元さんの脚本の面白さへの賛辞ばかり。緻密に計算されたストーリーの巧みさはまさに向田邦子賞にふさわしい出来栄えだったのだと、改めて感じることができました!
贈賞式は幸せな時間。とってもアットホームな空間でした
メディアのためのスチール、ムービーの撮影タイムが終わり、マスコミの皆さんが退出されたあとは関係者だけのアットホームな雰囲気で、宴は続いていきます。私が個人的にうれしかったのは前回の決定会見で特派記者として質問をさせていただいた選考委員の皆さま全員へのごあいさつの時間でした。皆さんが「あ、この間の!」と笑顔で声を掛けてくださったのです。私のつたない質問を覚えていてくださったこと、そして連載記事にもしっかりと目を通してくださっていたことが分かり、本当に感無量でした!
あかりサーチ後記

今回の贈賞式に参加して改めて感じたのは、この賞がどれほど多くの人々に支持されているかということです。向田邦子さんという偉大な脚本家へのリスペクト、それを44年間つなげてきた東京ニュース通信社さん、そして重責を担いながら1年間選考していく選考委員の皆さんの意志。それらが重なり合うこの贈賞式は、言葉では言い尽くせない素晴らしさが詰まったものでした。
「みんなで獲った賞」という此元さんの言葉に、会場から温かい拍手が湧き起こった瞬間、脚本家というお仕事の尊さを垣間見た気がしました。現場の空気感、スタッフやキャストの皆さんの喜び、そしてそれを真剣なまなざしで見つめる選考委員の先生方……。そのすべてが向田邦子賞という歴史の一部であることを肌で感じ、胸が熱くなりました。決定会見から今回の贈賞式までの間に、私も改めて此元さんの作品を見直して「会話劇の魅力」にどっぷりと浸かりました。私もいつか、自分の言葉で誰かの心を動かせるような表現者になりたい。そんな大きな目標ができた1日でした。また次回の取材でも、皆さんにすてきな熱量をお届けできるよう頑張ります!
【プロフィール】

佐藤あかり(さとう あかり)
1996年2月23日生まれ。大分県出身。特技は剣道(3段)。インターハイ3位、全国大会優秀選手賞受賞。渡辺正行さん率いる剣道普及番組「剣道まっしぐら!」(YouTube/2020年~配信中)にレギュラー出演中。雑誌「B.L.T.」に「日本一かわいい剣道女子」としてグラビアに登場以来、剣道タレントとして注目を浴びる。B.L.T.Webにて「あかりくらぶ」連載中。
【Information】
「あかりサーチ、一本!」のスペシャル動画が公開中! インタビュートークに加えて、即興質問に5秒で答える「一問一本!」など見どころいっぱいです。YouTube「東京ニュース通信社チャンネル」でお楽しみください。
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