遠藤憲一、“フルーツ大福”作りでてんやわんや!? 王様プリンとコラボの感想も「やってよかった」2026/10/29 18:00

料理初心者の遠藤憲一がさまざまな料理に挑戦する「きっちりおじさんのてんやわんやクッキング」(金曜午後10:00)がBS朝日で現在放送中。“きっちりおじさん”こと遠藤が、レシピ本を見て買い物リストを作成し、食材・調理道具の調達から料理、盛り付けまでを1人で行う様子を映し出した自炊ドキュメンタリーだ。
TVガイドWebでは、11月6日放送の同番組「自炊76『フルーツ大福』」の収録を中心に密着。撮影の舞台裏リポートを遠藤のインタビューとともにお届けする。
100品目到達! オリジナルレシピでフルーツ大福に挑戦

訪れた日の収録は「自炊75『パエリア』」と「フルーツ大福」の2本撮り。偶然にもフルーツ大福は同番組で作る記念すべき100品目の料理だという。いつも使っているレシピ帳も「100」の文字が書かれた赤いノートへと新調。「自炊71『みたらし団子』」回で白玉粉の扱いのコツをつかみ、今回はオリジナルレシピでフルーツ大福作りに挑戦する。
まず、フルーツ大福を作るのに必要な材料を購入するべく買い出しへ。同番組の特徴は遠藤が食材の調達から行うところ。お店の人にアドバイスをもらいつつ、真剣に食材を選んでいく。店員の方とのやりとりにも注目だ。

ちなみに、番組で愛用している財布は松下奈緒の手作り。共演したドラマのクランクアップ時にもらったものだといい、財布の正面には大きく「エンケン」の文字が。普段から番組で使うリュックのポケットに入れているそうで、メッシュ生地から透けて見えた名前で、街の人が気付き、声を掛けるのだとか。
食材を購入したら、スタジオへ戻って調理開始。当初は団子も作るつもりだったが、番組スタッフの多数決によりフルーツ大福一本でいくことに。今回購入したのはイチゴ、みかん、シャインマスカットのフルーツ類と白玉粉、あんこ。この材料からどんなフルーツ大福を生み出していくのか。
今回のフルーツ大福は遠藤のオリジナルレシピということで、調理工程は番組スタッフが随時メモを取っていく。まずはフルーツをあんこに包む工程から。大福の“タネ”を先に作り冷やしておく技は、買い出しの際に訪れた果物屋の店主に教えてもらったもの。遠藤はきっちりおじさんらしく、アドバイスをしっかり反映する。
求肥作りで大苦戦!? スタッフと共に完成を目指す

その後、大福の求肥作りへ。みたらし団子の成功体験から「自信はある」と気合十分。生地に入れる砂糖の量を少なくするなど、料理の勘もさえわたる。「自炊67『手作り塩ラーメン』」回から水にこだわるようになったそうで、水の分量をしっかり量りながら、求肥を作っていく。
ところが、いざ生地を練ってみるとなぜかボロボロになってしまい「やばい」と焦りだす。スタッフの助言を受け、慌てて水を追加。改めてこねると、今度は粘り気が強く、まな板にくっついてしまうというアクシデントが発生する。打ち粉をめん棒に付けたり、お好み焼き用のコテや「自炊44『タコス』」回で活躍したトルティーヤプレスを使ったり……。なんとか生地を伸ばそうと奮闘する。

その後、伸ばした生地を急いで沸騰したお湯に入れる際にもハプニングが。一見すると何を作っているのか分からない、混沌(こんとん)としたキッチンに思わず「難しいな……」とポツリ。それでも生地が1枚ゆで上がると、スタッフからは歓声が上がる。その後も次々と生地をゆで、完成を目指すが……果たして遠藤の理想の『フルーツ大福』になったのか、番組でぜひ確認していただきたい。
実食タイムでは、取材に行った編集部員も急きょ遠藤のお手製フルーツ大福を試食させてもらえることに。本人を前に試食するのは若干緊張したが、皮がふわふわでおいしかった。収録が終わるとスタッフたちも出来上がったフルーツ大福を試食。「めっちゃおいしい!」「甘さがちょうどいい!」と全員から大好評だった。
遠藤憲一が明かす印象深い料理と番組への思い
文字通り“てんやわんや”しながらも、無事に大福を作り切った遠藤。収録を終えた遠藤に「TVガイドWeb」が直撃した。

――収録お疲れ様でした! 本日は「パエリア」「フルーツ大福」の2本撮りでしたが終えてみていかがですか?
「パエリアの方が自信なかったんだよね。大福は、1回みたらし団子を作っているんで、『あの生地をでっかくして、フルーツを入れればいいじゃん』って甘く見ていたら、そっちの方が大変だった(笑)。この番組っていつも偶然が重なって何となく料理ができちゃうんだよね。それで大失敗する時もあるけれど(笑)。今日は二つとも成功しました!」
――今回で1番大変だった調理工程はどこでしょう。
「大福の生地を伸ばす(即答)。お湯に入れる前の生地の伸ばし方が分からなくて、そこが難しかったかな。でも、この番組はいつもスタッフ陣と知恵を出し合いながらやっているので、今回もみんなのアドバイスのおかげでなんとかなった。もし今度また大福作りをやるなら、生地の伸ばし方を考えないとだね」
――1本目の収録は「パエリア」、2本目は「フルーツ大福」と種類の異なる料理を作られていましたが、遠藤さん的にはご飯系とスイーツ、どちらが作っていて楽しいですか?
「食べるのはどちらかといったらスイーツ系の方が好きなんだけど……。どっちも大変だからね」
――そうなんですね。
「俺は料理人でもないし、料理が趣味というわけでもない。だから今、自分にとって未知の領域に入りながら一生懸命やっている感じ。最近は徐々に料理の奥深さを感じるようになってきたけれど、やっぱり何でも難しいよね。『簡単にできるものなんてないんだな』っていうのは常に思うところかな」
――とはいえ、番組を拝見していると遠藤さんの“自炊力”がかなり上がったようにお見受けします。パエリアもなかなか難しい料理ですよね。
「今日のパエリアはうまくいったと思う。俺は人生で3回ぐらいしかパエリアを食べたことがないんだけど(笑)。それでも料理本通りにやって、最後は自分で米の硬さも調整したら今まで食べた中で一番おいしくなった」
――遠藤さん史上最高のパエリアができたんですね!
「そんなこと言ったらお店の人に怒られちゃうかもしれないけれど(笑)。偶然うまくいくこともあるのが料理の面白いところかな」
――今回の大福で遠藤さんが同番組で作った料理が記念すべき100品目を迎えられました。これまで作ってきた料理の中で、特に印象に残っているものは何でしょう。
「一番感動したのは“春巻き”(自炊62・63“極上の春巻き”)かな。春巻きって誰もが食べたことのある料理だけど、調理の手数がたくさんあって、サクサクに仕上げるのは大変なんだなと。だから、出来上がった時『よくできたな』って。しかも、いろんな調味料を混ぜてたっぷりと自家製ねぎ油を作ったのに、使うのはほんの数滴だけとかもあって。とにかく工程の多さにはびっくりしたけれど、やっていくうちにすごく料理の深みを感じるようになりました。あとは、“みたらし団子”」
「今日は二つとも成功!」フルーツ大福作りを振り返る
――今回の大福を作るきっかけになった料理ですね。
「俺がみたらし団子が大好きだったので。あと、(調理工程が)単純じゃん、団子って。それ一品だけを作ったのがよかったです。春巻きもそうだけれど、一品を極めていくのが自分の性格には合っているみたい」
――スタッフの皆さんに好評だった料理はありますか?
「それも春巻きかな。番組スタッフに中国出身の男の子がいるんだけど、料理を作る前に『春巻きは自分の中で中華料理の人気順だと何位?』って聞いてみたら『8位です』って言われて。『今回の春巻きでそれより順位を上げてやろう』と思ったんだよ。で、出来た春巻きを自分で食べてみたらすごくおいしくて。自信満々でその子に食べてもらって『どう?』って聞いたら『8位です』って(笑)」
――そこは変わらずなんですね(笑)。
「でも、『日本の中では1位』って言われたので満足しています。うれしかった。本場の人に言われたからね」
――料理をする中で得意な工程はありますか?
「切るのは少し上手になってきたかな。火を使うのはまだちょっとバタバタしちゃう。そういう時は事前に鍋やフライパンに入れるものを用意しておいて。レシピ本を読むのと料理を交互にやると、どんどん焦げていっちゃうんで、そこはスタッフの方にレシピを読んでもらう。チームで連携しながらやっています」

「家で作ったものは一品もありません」遠藤流の料理との向き合い方
――ちなみに、遠藤さんは番組で作った料理を家でも作ることはあるのでしょうか。
「家で作ったものは一品もありません(断言)」
――潔いですね!
「番組をいつか卒業したら作り出すのかもしれないけれど……。この番組に出ている最中はあまり家で料理をやらないようにしていて。唯一、番組を始める前から作っていた目玉焼きは自分で毎日調理しているかな。あと、Instagram用で女房と一緒にコラボして作ることもあるので、その時は手伝っているね」
――ご自宅ではあまり料理をしないとのことですが、番組を通して食に対する考え方にも変化が出てきたのでは。
「日常でちょっと変わったのは、今までだとただおいしいかおいしくないかで料理を判断していたけれど、最近だとおいしい時に『あれ、これ何が入っているんだろうな』って頭の中で探っていくクセがついた。そこがちょっと変わったかな」
――すごいですね!
「ただうまい、まずいと感想を言っているところからいろいろ考えるようになったので、女房が『まともな人間になってきた』って言ってたよ(笑)」
――話は変わりますが、先日の「アイドリッシュセブン」王様プリンさんとのコラボ回はSNSでも話題沸騰でした。改めて撮影を振り返ってみていかがでしたか。
「王様プリンさんのようなキャラクターって、何となくは知っていたんだけど詳しいことをあまり分かっていなくて。よく駅や地下道とかに応援広告が掲出されているじゃん。そこでファンの皆さんが写真を撮っているのを見かけたことがあるから、『いろんな世界があるんだな』と思っていたんだけど、実際にコラボしてみると不思議だった。生身で芝居をしている3次元のうちらとは違う感覚。夢の中に入っていけるというか。今回のコラボは本当に喜んでいる人たちがたくさんいたので、やってよかったなと思っています」

――もし遠藤さんが誰かに料理を振る舞うなら誰に何を振る舞いたいですか?
「うーん……。『誰に』っていうのはないけれど、今は一緒に料理を作っている人(番組スタッフ)たちに収録の最後で食べてもらうのが唯一の楽しみになっているかな。たまに料理が失敗してダメな時もあるけれど、『おいしかったよ』って言われるのがうれしい。俺自身は料理を作っているだけでもうお腹いっぱいになっちゃっているから(笑)。完成した料理はできる限り関わった人たちみんなに食べてほしいかな」
番組スタッフや取材陣のアイデアを時折聞きながら、柔軟な対応で料理を完成させていった遠藤。収録に密着する中で、「てんやわんやクッキング」チームが一丸となって料理を作り上げていく姿が印象的だった。これから遠藤はどんな料理を作っていくのか。“自炊力”爆上がり中のきっちりおじさんに注目だ。

【番組情報】
「きっちりおじさんのてんやわんやクッキング」
BS朝日
金曜 午後10:00~10:30
自炊75「パエリア」 10月30日 午後10:00~10:30
自炊76「フルーツ大福」 11月6日 午後10:00~10:30
取材・文/TVガイドWeb編集部
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