「会社員」主演・吉田羊「どの方が欠けても成立しない」 南沙良、加藤清史郎ら追加キャスト発表2026/09/25 12:00

NHK総合で10月13日スタート、吉田羊主演のドラマ10「会社員」(火曜午後10:00)に、南沙良、加藤清史郎、小久保寿人、前川泰之、田中直樹(ココリコ)、尾美としのりが出演することが発表された。また、音楽をyuma yamaguchi氏が担当することが明らかになった。

本作は、男性中心の企業社会を実力で生き抜いてきた50歳の会社員・宮木英理子(吉田)が、主導するプロジェクトを成功させれば念願の取締役昇進が約束されている中、プロジェクトのリリースを目前に控えたある日、匿名の脅迫文が届く。脅迫者と向き合う中で、英理子は会社が抱えるゆがみと、そこで生じる痛みに直面することとなる。誰もが自分の存在価値の証明に駆り立てられる世の中で、組織で働くことの意味と、良心の在りかを問う、生々しくもスタイリッシュなオフィス・サスペンスだ。

南が演じるのは、メールセンターに勤務する派遣社員の斉藤るり。社会保険労務士の資格取得を目指し、学費を貯めるために夜はスポーツジムの受付アルバイトをしており、会社組織にすべてを捧げる英理子とは対極に位置する25歳の女性だ。
南は「知らないうちに誰かの痛みに気付かないふりをしてしまったり、波風を立てないことを選んでしまったり。あのときもう少し違う選択ができたんじゃないかと思うことがあります」と人生観を語り、「るりは、過去の出来事をきっかけに、自分の中にある怒りと向き合いながら、何が正しいのかを問い続けています。誰かを変えることは難しくても、自分自身の選択は変えられる。この作品が、そんなことを考えるきっかけになればうれしいです」と意気込む。

加藤は、英理子の部下である寺田一輝役。英理子が主導するSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)プロジェクトの担当者で、先輩の山岸(小久保)に憧れを抱き、人一倍の熱意と努力で仕事に取り組んでいる。ある日、英理子に相談を持ちかけることになる。
加藤は「ひょんなことがきっかけで、思いもしなかった何かが崩れていくことがある。時代を映す鏡のような『会社員』で、物語の起点・起爆剤となるような役回りを務めさせていただけること、本当にうれしく誇りに思っています」と感謝を述べた。
役柄について、「寺田は30代の会社員。自分にとってこれまた新たな挑戦も多い今回の作品と役柄ではありますが、主演の羊さんをはじめとする温かい仲間たちと撮影を楽しみながら、1人の会社員として、もがいてもがいて『会社員』の世界で生きています。お楽しみいただけますように」とコメントした。

小久保が担当するのは、優秀なシステムエンジニアで英理子の部下にあたる山岸光。プロジェクトの中核を担う存在でありながら、自身の能力が正当に評価されていないという不満を抱え、仕事に対して強いプライドを持つキャラクターだ。
小久保は「前作『3000万』も記憶に新しい方もいらっしゃると思いますが、今回はその第2弾! このWDRという画期的なプロジェクトに参加できること、大変うれしく思います」と参加を喜び、「『正しさ』とは何か? 組織の中で働くことの葛藤と矛盾。この日本を支えてくださっている数多くの会社員の皆さま一人一人が、それぞれの立場でこの物語を楽しんでくれることを切に願います。そして今回のチーム! 本当に素晴らしいです!」とアピール。
続けて、「全ての部署がこだわりとプライドを持って仕事に向き合っています。必ず皆さまに良い作品を届けられると、そう自負しております! 楽しみに待っていてください!」と期待をにじませた。

前川は、英理子と同期の経営戦略本部長・桜井浩介を担う。順調に出世街道を歩んできた余裕のある人物で、周囲からも認められる存在だが、心の中では常に英理子を意識しているという役どころである。
前川は「この『会社員』というタイトルを初めて見た時、心がゾワッとしました。あまりにも普遍的な言葉たった一言ですが、現代社会において誰にでも起こりうる出来事である、このドラマの『芯』を見事に捉えているなと感じたからです。繊細で難しいテーマに挑んだドラマですが、多くの方に共感と没入感を味わってもらえる作品になっていると確信しています」と作品の魅力を語った。

田中が演じるのは、英理子の夫であり、同じ会社のコンプライアンス室に勤務する東海林正則。正論をストレートに言える性格で、妻にベタぼれで結婚したものの、会社のために突き進む英理子との間にすれ違いが生じていく。
田中は「正則は英理子の夫であり同じ会社で働くコンプラ室の人間でもあります。その二つの立場の中で正則はどう動くのか? 心揺れる正則を楽しんでいただけたらうれしいです。そして英理子はどうなっていくのか? るりをはじめ英理子に関わる人たちはどうなるのか? 皆さん! しっかり見届けていただけますと幸いです! よろしくお願いします」と呼びかけた。

尾美は、常務取締役の安西善之として起用された。次世代の経営を担う存在として英理子に期待を寄せる一方で、彼女の覚悟を試すような振る舞いも見せる。物腰は柔らかいが、発言は玉虫色な組織人である。
尾美は「大企業『KZGC』で常務取締役として勤めています。当社の優秀な社員『宮木英理子』に期待と信頼を寄せて、社内で引き上げてきました。そんな宮木英理子を中心とした会社員の悲喜交々の出来事をハラハラドキドキしながら楽しんで見ていただけたら幸いです!」とメッセージを寄せた。

また本作の音楽を手がけるのは、国内外で幅広く活躍する作曲家のyuma yamaguchi氏だ。数々の映画やドラマ、CM音楽を担当してきた実力派が、物語の世界観を音で彩る。
yamaguchi氏は「ドラマ10『会社員』の音楽は、今までにないくらい挑戦的でした。最初の打ち合わせから、メロディはできるだけ廃して、テクスチャーや音色で引っ張っていこうという話になりました。このような方向性の音楽は、ほんの少しのニュアンスの違いで映像の見え方も変わってしまうため、作曲もいつもにも増してセンシティブな作業でしたが、すごく手応えのある音楽になったと思います。皆さま、ぜひ10月を楽しみにしていてください」と自信をのぞかせた。

最後に、主演を務める吉田は「今回、個性豊かな俳優の皆様とご一緒することができました。心までも見通すような南さんの眼力、清濁合わせ飲んだような加藤さんの深み、小久保さんのしなやかで確かな演技力、前川さんの軽やかさとバランス、お芝居はもちろん現場にいてくださるだけで安心する田中さん、ゆるぎない存在感の尾美さん。そして、ワクワクとハラハラを掻き立てドラマの世界観に没入させるyumaさんの素晴らしい音楽! どの方が欠けても成立しない今回のドラマ、お一人お一人の素晴らしいお仕事にもぜひご注目ください」と共演者への信頼を明かした。
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