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【2026年夏ドラマ主題歌ランキングを語る】SixTONES、Kis-My-Ft2、ACEesのあの曲は?2026/09/11 17:00

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 ドラマの印象を決定づける大きな要素の一つが主題歌だ。

 かつてはドラマ主題歌から数多くのミリオンヒットが生まれ、「ドラマを見ると、その曲が街中で流れている」という時代もあった。しかし近年は、アニメやSNS発のヒット曲が存在感を増し、ドラマ主題歌を取り巻く環境も大きく変化している。YouTube番組「TVガイド目利きゼミ」では、TVガイドWebでアンケートを実施した2026年夏ドラマ主題歌ランキングをもとに、テレビアナリスト・武内朗氏と元TVガイド副編集長・三宅俊郎が、ドラマ主題歌の歴史と現在地について語り合った。

ドラマ主題歌はなぜヒットしていたのか

三宅 「昔はドラマ主題歌がヒットチャートを独占していたイメージがありますよね」

武内 「実は最初からそうだったわけじゃないんです。昔はドラマに出演している俳優や歌手が、そのまま主題歌も担当するケースが多かった」

三宅 「山口百恵さんなんかもそうですよね」

武内 「そうですね。ドラマのために曲があるというより、ドラマと歌が一体になっていた時代です。その後、作品に合わせて既存曲を使うようになったり、ドラマの世界観に合わせて楽曲を制作したりする流れが生まれてきます」

三宅 「だんだん今の主題歌の形に近づいていったわけですね」

CMからドラマへ。タイアップ文化の発展

武内 「もう一つ大きかったのはタイアップ文化ですね」

三宅 「CMソングの流れですか」

武内 「そうです。70年代後半からCMと楽曲のタイアップが一気に広がった。その後、その流れがドラマにも入ってきたんです」

三宅 「90年代ですね」

武内 「象徴的なのはやっぱり『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)と小田和正さんの『ラブ・ストーリーは突然に』でしょうね」

三宅 「あの頃は本当にすごかった」

武内 「レコード会社もドラマ制作側も、お互いにプラスになる時代でした。ドラマがヒットすると曲も売れるし、曲が話題になることでドラマも盛り上がる。90年代はその相乗効果が最も大きかった時代だと思います」

現在はアニメが新たな主戦場に

三宅 「今はアニメ主題歌の存在感がすごいですよね」

武内 「アニメ側も楽曲への考え方が変わりましたからね。昔ながらのアニメソングではなく、作品世界に深く入り込んだ楽曲を求めるようになった」

三宅 「YOASOBIやOfficial髭男dismもそうですし」

武内 「そうですね。アーティスト側もアニメとの親和性を強く意識するようになりました」

三宅 「でも、その一方でドラマ主題歌の役割がなくなったわけではない」

武内 「もちろんです。今でも作品と主題歌が強く結び付いているケースはたくさんあります」

SixTONESACEesKis-My-Ft2……2026年夏ドラマ主題歌ランキング!

 そんな中、「TVガイドWeb」で実施されたアンケートでは、今クールの主題歌に多くの票が集まった。

1位「マイオンリー」(SixTONES)/日本テレビ系「告白-25年目の秘密-」(土曜午後9:00)

三宅 「これは納得」

武内 「『告白-25年目の秘密-』との相性が抜群です」

三宅 「毎回、一番いいところで流れてくるんですよね」

武内 「そうなんです。物語の余韻を一気に広げてくれる。主題歌がドラマを支えている典型的な例だと思います」

2位「真夜中のZOO」(ACEes)/テレビ朝日系「夏色の雲が恋と嵐をまきおこす」(土曜午後11:00)

三宅 「これはドラマとの結び付きが強いですよね」

武内 「ACEesの二人(深田竜生、浮所飛貴)が出演していますし、作品との距離感が近い。聞いていて楽しいし」

三宅 「ドラマを見ていても自然に入ってきます」

武内 「最近の主題歌の在り方を象徴するような楽曲ですね」

3位「My Affection」(Kis-My-Ft2)/テレビ朝日系「マイ・フィクション

三宅 「これも上位に来るのは納得です」

武内 「グループとドラマの親和性も高いですし、楽曲自体の完成度も高い」

三宅 「こういうタイプの主題歌はやっぱり強いですよね」

「Tシャツが乾くまで」の主題歌、スピッツ「見知らぬ糸」はドラマとのバランス感覚が見事

武内 「ランキングとは別で言うと、僕は『Tシャツが乾くまで』(TBS系)の主題歌、スピッツの『見知らぬ糸』がすごく好きですね」

三宅 「スピッツらしい曲ですよね」

武内 「そうなんです。どこか歌謡曲的な匂いもあるし、草野マサムネさんらしいメロディーがしっかり生きている」

三宅 「ドラマとの距離感もちょうどいいんですよね」

武内 「スピッツって作品に寄り添いながら、ちゃんとスピッツであり続ける。そのバランス感覚が本当にすごいと思います」

「ラストノート」椎名林檎と「ミッドナイトタクシー」Kan Sano

三宅 「僕は『ラストノート』(フジテレビ系)の椎名林檎さんの曲が気になって」

武内 「椎名さんは本当にドラマ主題歌が多いですよね」

三宅 「独特なんですよ。不穏なんだけど、不思議と希望も感じさせる」

武内 「それが作品とも合っている」

三宅 「そうなんです。物語の世界観を最後にもう一度包み込んでくれる感じがあります。あと、今回のランキング対象ではないんですけど、『ミッドナイトタクシー』(NHK総合)のテーマ曲もすごく好きなんですよ」

武内 「Kan Sanoさんの『Window』」

三宅 「あのドラマ、外で見られないんです(笑)」

武内 「なんで?(笑)」

三宅 「泣きそうになっちゃって。『ミッドナイトタクシー』って夜ドラ枠だから、月曜から木曜の放送じゃないですか。で、大体、毎週木曜の最後に『Window』が流れるんですよ。その週、4日間かけて積み上げてきた物語を最後に全部受け取る感じがあって」

武内 「ああ、分かります」

三宅 「本当に感情を揺さぶられる曲です」

やっぱり「GTO」は特別

武内 「あと、やっぱり『GTO』(フジテレビ系)でしょう」

三宅 「出ました!」

武内 「語弊を恐れずに言えば、主題歌が流れて始まるあの瞬間が一番いい(笑)」

三宅 「たしかに(笑)。あれをまた見たくて、みたいな。テンション上がりますよね」

武内 「あそこから始まる高揚感は独特なんです」

三宅 「ドラマのオープニング主題歌として理想形の一つかもしれません」

武内 「最近は減りましたけど、『今からこのドラマが始まるぞ』というワクワク感がありますからね」

星野源「恋」のような大ヒットは、また生まれるか

三宅 「久しぶりにドラマ発の大ヒット曲が見たいです」

武内 「やっぱり思い出すのは星野源さんの『恋』じゃないですか」

三宅 「みんな踊っていました(笑)」

武内 「ドラマもヒットしたし、曲もヒットした。さらに“恋ダンス”まで広がった」

三宅 「あれだけ社会現象になるケースはなかなかないですよね」

武内 「でも、またいつかドラマと音楽が一緒になって世の中を動かすような作品は生まれると思います」

 ドラマ主題歌を取り巻く環境は大きく変わった。それでも、視聴者の記憶に残る作品には、必ずと言っていいほど印象的な一曲がある。2026年夏ドラマでも、「マイオンリー」「真夜中のZOO」「My Affection」をはじめ、多くの楽曲が作品とともに愛されている。果たして、新たなドラマ発ヒット曲は生まれるのか。物語だけでなく、主題歌にも注目しながら夏ドラマ終盤戦を楽しみたい。

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