連続テレビ小説「ブラッサム」2026/10/10 13:00
番組情報
あらすじ(第3週 10月12日~10月17日放送)

『月』大正3(1914)年、珠(石橋静河)は尋常小学校の代用教員として働き始め、2年生の学力の低い方の学級を担当する。珠は「適当に教えればいい」と教頭に言われるが、生徒に根気強く向き合う。
『火』生徒の次郎(渋谷そらじ)が学校を休みがちに。何かできることはないかと考える珠だが、何もできず1学期が終わる。そんな中、婦人記者になるため上京するという忍(木竜麻生)に珠は刺激を受ける。
『水』新学期、自分を少しでも変えたいと化粧をして出勤した珠は新任教師・島村(工藤阿須加)に出会う。教師としての考え方に共通点が多い2人はすぐに打ち解け、珠は島村に少しずつ引かれていく。
『木』距離を縮める珠と島村。問題児だった次郎は、珠の根気強い支えにより前向きに勉学に励むようになる。珠は充実した毎日を送るが、ある日、島村の家から帰る珠の姿を誰かが見ていて……。
『金』島村との逢瀬(おうせ)が学校側に知れ渡り、珠は謹慎処分に。1か月後、珠は終業式の日に学校へ行く。すると、珠の代わりの新任教師が働いており、珠は教頭から「クビ」と告げられる。
キャラクター紹介
- 葉野珠(石橋静河)
葉野家の長女として山口・岩国に生まれる。実母は2歳の時に亡くなり、父と後妻である継母に育てられる。幼い頃から本を読むのが大好き。激動の時代に翻弄(ほんろう)されながらも、執筆を通じて自らと向き合い、作家の道を志すことになる。 - 1980年代の葉野珠(加賀まりこ)
80歳を超え、人気作家になった珠。毎日の執筆を欠かさず、精力的な活動を続ける。 - 藤川優子(松たか子)
珠の秘書。公私問わず生活を共にし、珠を支え続ける。 - 葉野リョウ(国仲涼子)
珠の継母で、清治の後妻。その後、珠にとっての弟・守(日向亘)、英男(藤原大祐)と妹・俊子(伊東蒼)を産み、献身的に家族を支える。 - 葉野清治(渡部篤郎)
珠の父親。岩国でも有数の蔵元「葉野酒造」の長男ながら、実家を継がずに暮らしている。娘の珠をはじめ、家族へのしつけに厳しい。
出演者
石橋静河/加賀まりこ/松たか子/国仲涼子/渡部篤郎 ほか
スタッフ・音楽
作:櫻井剛/作:小松與志子/演出:盆子原誠/演出:中泉慧/演出:佐藤玲衣/演出:田中陽児/演出:小林直毅/演出:野田雄介/制作統括:村山峻平/制作統括:櫻井壮一/プロデューサー:大野陽平
主題歌:YOASOBI
どんな苦難の中でも「幸せのかけら」を見つけ、人々の背中を押し続けた作家の物語

明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとした物語を、主演・石橋静河でドラマ化。苦難の中でも「幸せのかけら」を見つけ、常に前に進むことで人々の背中を押し続けた生涯を描く。主人公・葉野珠を石橋が演じ、珠の秘書役を松たか子、1980年代の珠を加賀まりこが務めるほか、珠の継母役で国仲涼子、珠の父親役で渡部篤郎が出演。さらに、珠と切磋琢磨(せっさたくま)し合う、才気あふれる文士役の染谷将太や、珠が深く関わっていく文芸雑誌の編集部役で遠藤憲一、井浦新といった豪華キャストが集結する。
記者会見情報

NHK連続テレビ小説「ブラッサム」の第1週完成試写会見に、主演の石橋静河をはじめ、加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎が登壇した。約半年にわたり撮影を続けている石橋は、完成した第1週を見て「お祭りが始まった」と高揚感を口に。85歳の葉野珠を演じる加賀からは、石橋に「“ぶりっ子ヒロイン”はやるな」と伝えたことも明かされ、石橋も「制約がある中で選び取っていく力強さを一番大事にしたい」と応じた。25年ぶりに朝ドラの現場へ戻った国仲は、撮影のハードさを「一瞬で思い出した」と笑顔を見せ、朝ドラ初出演の渡部は、清治の身勝手さを中途半端にせず演じる役作りについて言及。松は、時代を超えて珠を見守る立場から作品の魅力を語った。岩国ロケの思い出やタイトルバックの撮影秘話なども飛び出し、キャストそれぞれの視点から「ブラッサム」の世界をひもといた。
制約の中で選び取っていく力強さを大事にしたい(石橋静河/葉野珠)

第1週を見て、「お祭りが始まった」というのが一番の感想です。本当に素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんに支えられていて、これ以上頼もしい座組はないと思うぐらい、最高のチームです。加賀さんが演じる85歳の珠を見た時には、「こんなにすてきな珠になるんだ」と解き放ってもらったような感覚がありました。加賀さんに決まったと聞いた時も、思い切り背中を押してもらったようで、「もう何も怖くない」と思えたんです。珠は明治から平成までを生きた人で、当時は今よりずっと女性に自由がなかったからこそ、制約の中で自分の道を選び取っていく力強さを大事にしています。珠と自分の共通点は好奇心。私も知らない世界を知ることや旅が好きなので、そこは近いかもしれません。タイトルバックの踊りは、以前ワークショップに参加していた振付師の辻本知彦さんが担当してくださいました。10年ぶりぐらいに再会して振り付けをしていただけたことが本当にうれしくて。皆さんと相談しながら、明るくポップなものにしたいということで、あの踊りになりました。この作品がたくさんの方に届き、誰かの背中を押せたらうれしいです。
“ぶりっ子ヒロイン”はやるな。それだけは頼むねとお願いした(加賀まりこ/85歳の葉野珠)

85歳のヒロインというお話をいただいた時には、石橋さん演じる珠がずっと頑張っているのに、なぜ85歳の私が途中で出てくるんだろうと思いました。彼女の邪魔になるのが一番嫌でしたし、見ている方も混乱しないかな、と。でも、若い珠がすごく悲惨な状況にある時に、能天気に暮らしている私と松さんが出ることで、逆にほっとしていただけたらいいなと思ったことが、やってみようと思った理由の一つです。それと、自由闊達(かったつ)に生きた女性をヒロインに選ぶというNHKの判断が中途半端にならないよう、しっかり作ってほしい。きれい事にしないことを心から願っています。私はもともと石橋さんのファンなので、「“ぶりっ子ヒロイン”はやるな。それだけは頼むね」とお願いしました(笑)。それにはきっと応えてくれていると思うので、安心しています。珠と自分の共通点は、私も好奇心ですね。縛られない自由さと、興味を持ったことに対して動いていく行動力は、とてもすてきだと思います。役作りでは、眼鏡を一生懸命探しました。東京の街で偶然見つけた一本をかけた瞬間、「これならできるかもしれない」と思えました。
珠という女性を見守れることがうれしい(松たか子/藤川優子)

加賀さんと一緒に、作品の邪魔をしないようにしながら、珠という人の魅力や、静河ちゃん、そして加賀さんから放たれるものを見守る役をいただけたことを、とてもうれしく思っています。秘書として珠を見守りながら、衣装や髪形も楽しみつつ演じています。加賀さんとは山口・岩国の錦帯橋でも撮影をしました。加賀さんは着物姿だったので、一歩ずつ足元を見ながら慎重に歩いていたんです。でも、目的の場所に着いて景色を見渡した瞬間、その姿が珠そのもののように見えて。周りには美しい自然が広がっている一方で、川の流れは速く、たくましさを感じる風景の中にいたことがとても印象に残っています。私は撮影に参加する日も残り少なくなってきましたが、静河ちゃんが長い撮影を続けていく中で、またどこかで一緒のシーンがあったらいいなという楽しみもあります。珠という一人の女性が生き生きと人生を歩んでいく姿を、視聴者の皆さんにも見守っていただきたいですし、彼女のすてきなところをどれだけたくさん見つけてもらえるか。それが、この作品の見どころになっていくのだと思います。
朝ドラに母親役という形で戻ってこられたことをすごく幸せ(国仲涼子/葉野リョウ)

朝ドラの現場に戻ってくるのは25年ぶりです。撮影のペースの感覚もだいぶ忘れていたのですが、リハーサルの段階から「ああ、こんな感じだったな」「きつかったな」と一瞬で思い出しました(笑)。でも今回は、母親役という形で戻ってこられたことをすごく幸せに思っています。朝から晩まで撮影が続くと大変だなと感じますが、それも含めて、一日一日の撮影をかみ締めています。珠は、人からどう思われるかということ以上に、自分の心に正直に生きている人。突拍子もないことをしたり、突然考えが変わったりもしますが、そういう娘の気持ちを全部受け止める母親でありたいということを、一番大切にして演じています。葉野家での撮影が多いので、珠が旅立ったり、また実家へ戻ってきたりした時に、悩んでいても、そこで一度リセットできるような場所にしたいんです。家に帰ってきて少しほっとして、また「頑張るぞ」と前を向けるような空間になればいいな、と。清治との夫婦関係も、ただ怖い父親、かわいそうな母親というだけではなく、その2人なりの関係が垣間見える場面があるので、そこにも注目してほしいです。
役として最後まで“悪い父親”と思われてもいいんじゃないか(渡部篤郎/葉野清治)

今回が初めての朝ドラですが、「ようやくたどり着いた」というほど大げさなものでもないんです(笑)。いろいろ経験させてもらってきましたし、一つの仕事として、台本を読んで皆さんと打ち合わせをしながら、きちんと演じています。清治は、とんでもない父親ですね。私のような心の優しい人間が果たしてできるのかと思いながら、無理をして頑張っています(笑)。でも、役としては最後まで“悪い父親”と思われてもいいんじゃないかと考えています。清治の身勝手さをきちんと演じなければ、中途半端になってしまう。珠から見れば「どこかいい父親だったのかな」と思うところがあるかもしれませんが、僕自身はそこをあまり考えず、台本に書かれていることを思い切って演じました。岩国ロケでは、初めて訪れた場所で錦帯橋を見ることができたのも印象に残っていますし、名物のレンコンのお菓子も買いました。撮影では主に石橋さん、国仲さん、幼少期の珠たちと一緒でしたが、芝居を見ながら感動することも多かったです。そして何より、スタッフの皆さんから「朝ドラを作るんだ」という強い思いが伝わってくる。その力はすごいなと感じています。
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