鞘師里保×小西桜子主演で、GLコミック金字塔「付き合ってあげてもいいかな」実写化2026/07/06 07:00

鞘師里保と小西桜子が、MBSほかにて9月10日にスタートするドラマ特区「付き合ってあげてもいいかな」(木曜深夜0:59)でダブル主演を務めることが分かった。
本作は、「付き合ったその後」の恋の葛藤に焦点を当てた“へたくそ”ガールズラブストーリー。たみふる氏による同名GLコミック「付き合ってあげてもいいかな」(小学館「裏少年サンデーコミックス」刊)の実写化で、国内累計閲覧数1億viewを突破、海外含め累計100万部超を記録した8年連載を経て昨年完結したロングランヒット作がついに映像化される。放送前より全世界配信(日本・韓国を除く)も決定している。

超モテるのに「好きな人と両想いになったことがない」大学生・犬塚みわ(小西)は、明るいお調子者の猿渡冴子(鞘師)と軽音サークルで出会い、互いに「女性が好き」という共通点をきっかけに勢いで交際をスタートさせる。「恋人がいる」楽しさや新鮮さを味わいながら関係を深めていくが、少しずつ互いの価値観や不安、思わぬ欲が浮き彫りになっていく。結ばれる前ではなく「付き合ったあと」に焦点を当て、恋愛における最も普遍的でありながら描かれてこなかった領域を、リアルな本音とほろ苦さとともに描く。
鞘師が演じる冴子は、普段は明るいお調子者として振る舞いながら、裏ではみわにやきもちを妬きがちなキャラクター。音楽と芝居の“二刀流”で着実にキャリアを重ねる鞘師は、「冴子とみわの2人が重ねる物語は切実でまぶしく、原作を読ませていただいていると、読み進めたくなる一方で、胸を締め付けられ、手が止まってしまう瞬間も何度もありました」と作品の引力を語る。「元気でいようとする冴子の姿に、私自身も力を貰いながら向き合っています。9月から皆さんにお届けできることが楽しみです」と放送への期待を込めた。

小西が扮(ふん)するみわは、超モテるのに好きな人と両想いになったことがない。映画「初恋」(2019年)や「映像研には手を出すな!」(20年)など幅広い作品で実力を発揮してきた小西は、「原作を読ませていただき、だれかと付き合うこと、そしてその先も共にいることのいとおしさと難しさに、何度も天を仰いだり、胸が締め付けられました。人を好きになることは、きれいな感情だけではなく、だらしなさや愚かさ、寂しさや期待がいつも少しずつ混ざり合っているのだと思います」と原作への深い共鳴を打ち明ける。
続けて、「みわという人間味あふれる魅力的な女の子を演じることにひりひりしつつ、冴子と2人のかけがえのない青春を、監督やプロデューサーをはじめ、素晴らしいスタッフの皆さんと愛を込めて、誠実に向き合いながら紡いでいる日々です。どうか楽しみにしていただけたらうれしいです」と笑顔を見せた。

原作者のたみふる氏からはイラスト付きのメッセージが到着。「『メディア化できなくてもいいから泥臭いことを愚直に描こう』と思って始めた作品が、まさかメディア化するとは夢にも思いませんでした!」と驚きをあらわにしつつ、「原作との違いやドラマならではの演出も、きっと楽しんでいただけるかと思います。皆さまと視聴できる日を心待ちにしております!」と放送への期待を込めた。
メガホンをとるのは2人の監督。映画「タイトル、拒絶」(20年)で第32回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門選出・東京ジェムストーン賞を受賞した山田佳奈(1〜3・6・8話)と、短編映画「サラバ、さらんへ、サラバ」(25年)がクィア・フェミニズム映画祭を中心に高い評価を獲得した洪先恵(ホン・ソネ)(4・5・7話)が共同で作品世界を紡ぐ。
山田監督は、「誰かを好きになることは、格好悪い自分と対峙(たいじ)することでもあります。冴子とみわが過ごす時間は、キラキラとした青春のまぶしさだけでなく、誰にも言えない寂しさや、目を背けたい独占欲。そして、夜の自室で一人ぐるぐると考えてしまうような言葉にならない熱をはらんでいます」と作品の核心を語る。
そして「たみふる先生が描く、不器用だけど、どうしようもなくいとおしい彼女たちの日常をキレイ事だけで描かず、人間臭いまま大切に紡いでいきたいと思っています。素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんとともに、原作やこの作品を愛する方々へのリスペクトを忘れず、誠実に向き合って制作に挑みます。ぜひ、楽しみにお待ちください」と力を込めた。
洪監督は、「子どもではなく、かといって大人にもなりきれない。そのはざまにある時期の恋愛は、人生の中でも忘れがたい記憶として残るものだと思います。胸がいっぱいになるような喜びや不安、自分が自分ではなくなってしまうような怖さ、そしてどんなことも問題ではないと思えてしまうほどの勇気。原作を読んだとき、私自身も一人のレズビアンとして、この作品に描かれる心の揺らぎに深く共感し、かつての自分の記憶と感情が鮮やかによみがえりました」と自身の経験とも重ねながら語る。
加えて、「キャスト・スタッフの皆さんとともに、原作が持つ魅力を大切にしながら、一つ一つの瞬間を誠実に積み重ね、この作品を形にしていきたいと思います。見てくださる皆さまの心に、あの頃の気持ちがふとよみがえるような作品をお届けできるよう、精いっぱい努めてまいります!」と視聴者へ呼びかけた。
脚本は、国際的な映像賞「HUB AWARDS 2025」でBest Japanese GLとHIGHLIGHT OF THE YEAR(JAPAN)をダブル受賞したドラマ「コールミー・バイ・ノーネーム」を執筆した松ケ迫美貴氏が担当。「もともと原作の大ファンで、ドラマ化のお話をいただいた時は本当に驚きました。それと同時に、自分自身がこの作品に救われた読者の一人だからこそ、脚本という形で携わることへの喜びと、大きなプレッシャーを感じました」と率直な心境を明かす。
「他者と本気で向き合おうとすると、己の弱さや未熟さ、見て見ぬふりをしていた本当の気持ちを突きつけられることがあります。誰かと深い関係を築くということは、自分と向き合い続けることでもあるのかもしれない。2人の人生を描きながら、私自身もまた、自分の心の輪郭を確かめていたように思います。冴子とみわがどんな恋をして、どのように生きていくのか。ぜひ最後まで見守っていただけたら幸いです」と本作への思いを言葉にした。
企画・プロデュースは、同局の「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」シリーズ(24・25年)などクィア作品を多く手がけてきた上浦侑奈氏が担当。「初めて『付きかな』のページをめくった時、あまりの切実さに胸を突かれました。『女の人と付き合いたい』という実直な願いから始まった関係が、やがて形を変え、お互いの、そして自分自身の弱さをも剥き出しにしていく。その姿は、自身の傷口にそっと寄り添うように、今も長く心に残り続けています」と作品との出会いを振り返る。
その上で、「鞘師里保さん、小西桜子さんの魅力に満ちたお二人、そして信頼するクリエーター陣と共に、映像だからこそ表現できる『付きかな』に挑む。その責任の大きさに身が引き締まる思いです。撮影現場では日々、熱を帯びたその映像に確かな手応えを感じています。今秋、どうぞご期待ください」と完成への確かな自信をのぞかせた。
なお、「付き合ってあげてもいいかな」は、テレビ神奈川(9月10日スタート・木曜午後11:30)、チバテレ(9月11日スタート・金曜午後11:00)、テレ玉(9月16日スタート・水曜深夜0:30)、とちテレ(9月17日スタート・木曜午後11:30)、群馬テレビ(9月17日スタート・木曜深夜0:00)でも順次放送。また、地上波放送後はTVerで見逃し配信、全世界配信(日本・韓国を除く)はGagaOOLalaにて配信される。
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