「君は夏のなか」奥智哉×杢代和人、ひと夏の恋愛物語を演じて「凹凸が合わさる感覚が」2026/07/01 12:00

奥智哉さんと杢代和人さんが、ダブル主演を務めるドラマNEXT「君は夏のなか」(水曜深夜0:30)が、テレ東系で7月1日にスタート。U-NEXTでは、どこよりも早く、1週間独占先行配信中だ。古矢渚さんの「君は夏のなか」「君と夏のなか」(一迅社刊)を原作に、共通の趣味を持つ男子高校生・戸田渉(奥)と佐伯千晴(杢代)が織り成す、ひと夏の恋愛物語を甘く爽やかに描く。
同い年かつ本作での共演は3度目とあり、息ぴったりの奥さんと杢代さん。本人同士の性格は“真逆”だが、それ故に“凹凸を埋め合っている感覚”だという。そんな2人が、物語やキャラクターに感じる魅力や第1話で心に残っているシーン、お互いのキャラクターのキュンとする部分とは? 互いの印象の変化などもたっぷり聞いた。
――原作は多くのファンを持つ人気作品です。初めて原作を読んだ時、お二人はどのような魅力を感じましたか?
奥 「高校生2人が夏休みに繰り広げる青春に、エモさを感じました。絵のタッチも淡く、はかなげな2人の姿がとても印象的で……。渉と千晴のピュアなやりとりが甘酸っぱくも切なく、次第にお互い秘めた思いが徐々に明らかになっていく。その心理描写も繊細で、“どうなっちゃうんだろう”とドキドキしながら読み進めていきました」
杢代 「渉と千晴がセリフを言ってない時の表情もすごく良くて。表情だけで、驚きや緊張、決意など、感情が伝わってくるんです。あと、夏休みって、学生からすると特別なものじゃないですか。友達と遊んだり、宿題をやったり、そういうかけがえのない時間が、渉と一緒にいることでより大切なものになる。でも、必ず終わりが来る切なさもあって、その一瞬を鮮やかに描いているところにも魅力を感じました」
――本作のビジュアルやトレーラーが公開されて以降、反響が大きく、より視聴者からの期待感が高まっていることがうかがえます。本作に挑むにあたって、プレッシャーなどは感じましたか?
奥 「自分たちがこの作品を演じると思うと、楽しみな気持ちもありつつ、この2人の空気感をどう作っていこうかと考えました。ただ、当初からもっくん(杢代)とやると聞いていたので、“もっくんとなら大丈夫だな”と。実際、千晴としてバチっと画(え)に写ったのを見たら、もう完璧でした!」
杢代 「いや、あなたもね(笑)。実は、僕らはほぼ同時に、昨年の夏頃に出演のお話をいただいていて。なので、しっかり原作や脚本を読み込んで、時間をかけて丁寧にクランクインができたのもありがたかったです。そして、僕も当時からおっくん(奥)と一緒と聞いていたので、また共演できるうれしさをかみしめながら、頑張っていくぞと気持ちを高めていきました」
――出演決定時、お互いに連絡を取り合ったりはしたのでしょうか。
奥 「いや、特にはしていなくて(笑)」
杢代 「一個前の現場で『次、やるよね? また一緒だよね?』という会話をしたぐらいです(笑)」

――原作が素晴らしいのはもちろん、実写化ならではの魅力も存分に詰まっていると思います。演じる中で、どういう部分に面白さを感じていますか?
奥 「原作で描かれている渉と千晴の関係性や空気感を、実写ならではの表情や距離感で表現できているのがこの作品の魅力だと思います。特に、手と手が触れ合う瞬間など、そういうドキッとするシーンは、それぞれの表情も楽しんでいただけるのかなと……。(杢代を見て)この通り、かっこいいので(笑)。2人のドキドキが、きちんと画にも映っているんじゃないかな」
杢代 「僕も、2人の距離感は大切にしていました。最初はお互い映画が好きで、共通の趣味を持つただの友人から始まるので、高校生特有のノリみたいな部分も意識して。ただ、笑い合っていたはずが、ちょっとしたことから急にドキッとするようなことが起きたりする。照れや緊張への気持ちの切り替わりって、相手に伝染するじゃないですか。そういう変化も丁寧に演じました」
――U-NEXTでは、すでに第1話が先行配信されています。2人の恋の始まりが描かれる大切なエピソードですが、劇中で好きなシーンを挙げていただくと?
奥 「タイムリーなのですが、ちょうど昨日1話の最後のシーンを撮りまして。(※取材時)千晴が渉に思いを伝える、原作の中でも印象的なシーンの一つですが、ドラマならではの良さも表現できたのかなと思っています。渉と千晴のドキドキはまだ違っているけれど、今後関係性が変わっていく、何かが起こることを予感させる。そんないいシーンにできたんじゃないかなと思います」
杢代 「僕も最後はもちろん、学校でのシーンも結構印象に残っていて。というのも、夏が舞台の作品なので、天気が大切じゃないですか。やはり晴れてこそ夏だと思うのですが、僕たち驚異の晴れ男で、学校での撮影が晴れに晴れまくって!(笑) それこそ教室の窓から空が見えるので、一瞬見ていただくだけでも、夏の物語というのが伝わると思います」
――奥さんは渉を、杢代さんは千晴を演じますが、あらためてそれぞれどのようなキャラクターだと捉えていますか?
奥 「渉は素直でピュアで真っすぐで、高校時代の僕に重なる部分もあって。時に嫉妬をして、ちょっと機嫌が悪くなる。そういう幼いところも、どこか過去の自分を見ているような気持ちになりながら、原作や脚本を読んでいました。今までこういうことはあまりなかったのですが、演じながら懐かしさを感じる瞬間も多いです」
杢代 「千晴は高校生ながら大人っぽくて、友達といる時などはクールな印象なのですが、渉といる時は全然違っていて。素直で等身大のかわいさがあって、自分の気持ちにうそをつけない。照れ隠しに、渉をからかったりするところも高校生っぽいなと思います。渉に対しては思ったことをすぐに言うし、気持ちがすごく表情に出てしまう。そんな魅力が詰まったキャラクターです」
――奥さんはご自身の高校生の頃と重なる部分がある、とのことでしたが、杢代さんは千晴に共感できる部分はありますか?
杢代 「千晴は学年一モテているという設定があるのですが、僕もモテてきた人生ではあったかなと思うので、そこが共通点です!」
奥 「さすが、さすが」
杢代 「要らないのよ、その合いの手みたいなの」
奥 「ほしいでしょ? 要らない?」
杢代 「要らんって!(笑)」

――お互いが演じるキャラクターに対して、「ここがいいな」と感じる“キュンポイント”を教えてください。
奥 「千晴は渉に対して、基本的にずっと後ろめたさがあって……それを感じる、ふとした表情にドキッとします。渉に言えない思いを抱えている、そういう千晴のミステリアスなところは、花のようなはかなさや美しさがあるなと。原作の千晴もそういうイメージだったので、もっくんが演じている姿を見て、本当にぴったりだなと思いました」
杢代 「僕が渉にひかれるところは優しさです。千晴の思いを決してないがしろにせず、自分なりに受け止めてくれて……。しかも、徐々に気持ちが動いていく中で、焦ったり無理に合わせたりせず、きちんと気持ちを整えた上で千晴と向き合ってくれる。優しいのもそうですが、すごく誠実な人だなと。正義感の強さなどもそうですが、おっくんが渉を演じることによって、そういう魅力が表情にも乗っているんです。特に、大事なシーンの時にはそれがよく分かると思うので、渉の表情にも注目していただけたら」
――本作が3度目の共演、約2年前から親交のあるお二人ですが、初めて出会った時はどのような印象だったのでしょうか。
奥 「え~、どうだろう……」
杢代 「君、何を言おうとしてる?(笑)」
奥 「えっ? でも、全く違うタイプの人間だと思っていました。今もそれに変わりはないですが。でも、タイプは違えど、もし同じ学校、同じクラスで過ごしていたら一緒にいそうだなって。今回がっつり共演して、これまでに知らなかった一面が見えて、すごくいいなと思いました」
杢代 「それはありがとう(笑)。でも、僕も真逆だなと思っていました。考え方とか、発している雰囲気も全然違っていて、当時は宇宙人のような感覚も(笑)。それに、これだけ自然体で素直で、真っすぐな目をしている人にはあまり出会ったことがなかったんです。もちろん、今もそこは変わっていないのですが、役者としての責任感みたいなものがすごく増したなと思います」
――“真逆”というのは、例えばどのような部分でしょう。
杢代 「まず、僕は洋服やスキンケア、毎日のルーティーンなど、超こだわり人間で趣味もすごく多いんです。最近はドライブやカメラも好きで、休日は絶対にどこかに出かけているのですが……。おっくんは無趣味で、休日は何もせずに家でずっと寝ているという」
奥 「寝ているね(笑)」
杢代 「あと僕、(公式)SNSもやっているのですが、自分のイケている写真を載せて、“いいね”やコメントをもらうのが好きで好きでたまらないんです! でも、おっくんは『インスタかぁ。そこまで気にしていないなぁ』という調子で。僕からしたら『えぇ!? “いいね”もらいたくないの?』っていう。こういう感じです(笑)」
奥 「もっくんはSNSについてもそうですが、自分を相手にどう見せるか、セルフプロデュース力が素晴らしいんです。そういうプロ意識の高さは本当に尊敬していて、いろいろ教えてほしいなと……」
杢代 「いや、絶対にそんなわけがない。だって、本当に教えてほしかったら、とっくに聞きに来ているはず!(笑)」
――確かに、お話を聞いていると一見交わらなさそうなお二人ですが、“同じクラスだったら一緒にいそう”とのことで。
杢代 「一緒にいると、僕にないものをもらえるといいますか。凹凸が合わさる感覚があるんです」
奥 「お互いにないものを補い合っている、そんな感じがします」

――素晴らしい関係性ですね。渉と千晴には共通の趣味として“映画”がありますが、お二人に共通点はありますか?
2人 「同い年……」
奥 「あっ、雪駄!」
杢代 「雪駄ね(笑)。おっくんは雪駄がとても好きで、どんな日でも毎日履いているのですが、僕の誕生日に雪駄をプレゼントしてくれて。今は共通点の一つです」
奥 「はい。今後はもっくんも毎日履いてもらって!」
杢代 「すみません! 今日は履いてこなかったです……明日は履きます!」
――お二人は普段、どんな話題で盛り上がっているのでしょうか。
2人 「なんだろうね?」
奥 「お互いの違う価値観を面白がる、みたいなことはあるかもです」
杢代 「あるね。例えば、僕はものすごく働きたい人なんです。休みは要らなくて、毎日働いていたいタイプなのですが、この業界の若手はそういう人しかいないものだと思っていて。それを何げなく、おっくんに話したら、『月に4日は休みがないと無理だ』と言っていて、『え!? そうなの!?』みたいな(笑)」
奥 「できれば週1日は休みたい」
杢代 「年を取ったら休めるし、全力で働けるのは今しかないじゃん!」
奥 「そうなんだけど。でも、僕は休みがあった方が集中できるし、いいパフォーマンスができる気がするので」
杢代 「うん。分かってはいるけど……みたいな話をずっとしています(笑)」
奥 「でも、もっくんはこういうお仕事がもっとしたい、活躍したいという向上心がかっこ良くて、同い年とは思えないなと。仕事に対する意識の高さは、本当に尊敬しています」

――本作の撮影時は「ずっと一緒にいた」と記者会見時におっしゃっていましたが、その中で新たに気付いた魅力などはありましたか?
奥 「もっくんは基本的にずっと大人なのですが、時に無邪気さが垣間見えて、やっぱり同い年だな、年相応だなと思う瞬間があって。そういう時はより魅力的に見えるなと思います。基本的にはスカしているといいますか、いや、スカしてはいないんですけど……」
杢代 「それはもうスカしてるやん(笑)」
奥 「いや、スカしているというか、スンとしているんです。決してネガティブな意味ではなく。なので、オフの時など、たまに年相応な部分が見えると“人間なんだな”と安心します(笑)」
――杢代さんは常に明るく元気な印象ですが、お芝居の現場ではどちらかというと落ち着いているということなのですね。
奥 「お芝居の現場だと、多分そうなるよね?」
杢代 「そうかも。アイドルをやっている時とは、また別なモードといいますか。役者の時は常に目の前のシーンに追われているので、撮影に集中しているのと、“どうやってこのシーンを作ろうかな”と考え続けているのもあるかもしれないです」
――それでは、杢代さんから見た奥さんの魅力はいかがでしょう。
杢代 「おっくんはもう謙虚すぎて。寒くて、僕はブルブル震えながら『ベンチコートください』って言っているような時でも、『僕は大丈夫です』って遠慮するんです。『日焼け止め塗りますか?』にも『大丈夫です』、『日傘要りますか?』にも『大丈夫です』。スタッフさんが傘を差してくださった時も、『大丈夫です、自分で持ちます』と……。頼むから、もうちょっとみんなに甘えて!(笑)」
奥 「ベンチコートは、本当に寒くなかったから(笑)。僕、デビューしたばかりの頃に仮面ライダーの現場を経験して、そこで“周りに甘えず、自分でしっかりやりなさい”というふうに教えられてきたので、それが多分ずっと染みついていて。なので、いすを出していただいたりしても、なかなか座れないといいますか」
杢代 「いや、僕も仮面ライダー経験者なんだけど……(笑)。おっくんは責任感の強さもあって、周りに気を遣ってしまう部分があるので、甘えるのも時には大切かなって。でも、そういう現場での行いを見てると、おっくんの謙虚さや素直さを感じますし、僕もおごらずにしっかり生きていこうと思うんです」

――最後に、渉と千晴は映画の“聖地巡礼”を通して距離を縮めていきますが、お二人が再び訪れたい“聖地”を教えてください。
奥 「『時計館の殺人』(Hulu/2026年)のロケ地に、河津バガテル公園というところがあって。美しい建物や池、バラ園などがあるきらびやかな公園で、そこはすごく印象に残っています」
杢代 「僕は『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』(日本テレビ/23年)の時に、富士山の近くにあるキャンプ施設のようなところに行ったのですが、そこで見た星空がすごくきれいだったんです。森の中だったので街灯もあまりなくて、キャンプしている人たちもいなかったので、星がたくさん見えて。でも、夜の撮影だったのもあって、どういう順路で行ったのかも分からないし、何の施設だったのかもいまだに分かっていないです(笑)」
【プロフィール】
奥智哉(おく ともや)
2004年7月18日生まれ。神奈川県出身。A型。近年の出演作は、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK総合ほか/25年)など。Huluオリジナル「時計館の殺人」が現在配信中。9月18日全国公開の映画「八つ墓村」のほか、10月スタートのドラマ「俺たちの箱根駅伝」(日本テレビ系)への出演を控える。
杢代和人(もくだい かずと)
2004年5月20日生まれ。東京都出身。AB型。ダンスボーカルグループ・原因は自分にある。のメンバーとしても活躍。近年の出演作は、日曜劇場「GIFT」(TBS系)、ドラマ「物産展の女~高崎篇~」(テレ東ほか)、「介護スナックベルサイユ」(フジテレビ系/いずれも26年)など。10月スタートのドラマ「俺たちの箱根駅伝」(日本テレビ系)への出演を控える。
【番組情報】
ドラマNEXT「君は夏のなか」
テレ東系
7月1日スタート
水曜 深夜0:30~1:00
※U-NEXTでは1週間独占先行配信
【プレゼント】

奥智哉さん&杢代和人さんのサイン入り生写真を1名にプレゼント!
TVガイドWeb公式X(@TVGweb)をフォローし、下記の投稿をリポスト。
https://x.com/TVGweb/status/2072154076444606793?s=20
【締め切り】2026年7月29日(水)正午
【注意事項】
※ご当選者様の住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/片岡聡恵 撮影/尾崎篤志 hair&make/(奥)西岡達也(ラインヴァント)、(杢代)KATO(TRON) styling/(奥)佐々木悠介、(杢代)ホカリキュウ(KANA-L AGENT)
キーワード
関連リンク
この記事をシェアする
















