今夜最終回「ムショラン三ツ星」主演の小池栄子「食の大事さを学んだ」中村蒼らもクランクアップ2026/06/27 08:00

小池栄子が主演を務める、NHK総合の土曜ドラマ「ムショラン三ツ星」(土曜午後10:00)の最終回が本日・6月27日に放送される。これに先立ち、クランクアップを迎えた小池らメインキャストからコメントが届いた。
本作は、現役の刑務所に勤務する管理栄養士・黒栁桂子氏による傑作ノンフィクション「めざせ!ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります」(朝日新聞出版刊)をドラマ化。腕利きのイタリアンシェフとして名をはせた主人公・銀林葉子(小池)が、ふとしたことから刑務所の管理栄養士として働くことに。塀の中の刑務官や受刑者たちとのトラブルを乗り越えていく、まったく新しい“刑務所社会派コメディードラマ”だ。

小池は「スタッフとキャストの笑顔がいつも現場にあふれていて、本当に楽しい時間でした。芝居のしやすい現場を作ってくださりありがとうございました」と周囲へ感謝を述べた。小池はドラマを通じて、刑務所の管理栄養士という仕事の尊さや食の大事さを学んだという。
一方で「受刑者がいるということは、その裏に傷ついた人たちがいるということ。これを絶対に心に留めておかないといけないなと思っています」と作品の持つ意義に触れつつ、「その上で、監督は『ポップに仕上げる』と言っていたので、とても楽しい作品になったのではないでしょうか」と手応えを感じた様子。最後に「見ていただく方の立場によってそれぞれ刺さる場所は違うかもしれませんが、思い出に残る作品になればいいなと思います。ありがとうございました」と締めくくった。

葉子と共に炊場を受け持つ刑務官・杉山賢二を演じた中村蒼は、「個性豊かな受刑者の方々や小池さん、刑務官チームの皆さんと楽しくお芝居させていただきました」と充実した撮影を振り返る。さらに、現場では“杉さん”や“杉さま”と呼ばれていたことを明かし、「まるで大御所俳優になったような気持ちになれてうれしかったです(笑)」と裏話を披露し、現場の温かな雰囲気を語った。
そして、炊場を担当する受刑者を演じた、玉置玲央、関口メンディー、ひょうろくからも多くの学びがあったとコメントが。

川口心平を演じた玉置は、「短いような長いような、あっという間の現場でした。炊場チームみんなでにぎやかに楽しくやらせてもらいましたし、刑務官チームとのやりとりも楽しく演じさせていただいて、この作品の出演者、スタッフ、みんなの空気感の良さのおかげだったと思っています」と現場の一体感に言及する。
また、最終話に印象に残っているシーンがあると言い、「葉子さんから炊場メンバーへ『みんなよく頑張ったね』というセリフがあったのですが、あれがこのドラマの究極のテーマだなと感じました。僕らが演じた受刑者の人たちは、“人に認められる”ということがあまりなかったんじゃないかなと思ったんです。だからそのセリフがすごくしみて、グッときました。そういう気持ちを視聴者の皆さんにも感じてもらえたらいいなと思います」と語り、視聴者へ寄り添える作品になることを願う。

大切な作品になったと話す尾藤護役の関口は、「自分の中にあった刑務所や受刑者のイメージは変わっていきました。過ちを犯してしまっても人は人であるということ。衣食住の中で、特に“食”というものが生活を豊かにするんだということ。誰と食事を共にするかによって、その人の性格にも影響が出てくるということ」と考えさせられたという。さまざまな勉強をしつつ、「尾藤という役柄は自分とも共通点がたくさんあって、自分なりに彼を愛することのできた時間も大切なものになりました。またどこかで皆さんとご一緒できるように頑張ってまいります」と今後の活躍を誓った。

三島茂を演じたひょうろくは、「台本を読んで、“受刑者同士が食事でもめる”という状況は本当にありえるのかな? と思っていたんですが、演じているうちに『これはもめるな』とも実感しました」と、撮影を通じて刑務所内での生活に理解を深めていた。

続けて女性キャストのコメントも紹介。刑務官・瀬下万美子を演じたともさかりえと、看護師・橋本サチ役の小坂菜緒(日向坂46)は、女性陣ならではの楽しみもあったと語る。ともさかは「栄子ちゃんとも久々にご一緒できてうれしかったです。刑務官としての場面も興味深いものでしたが、居酒屋で盛り上がる女性同士ならではの会話も非常に楽しかったです」と、同性同士でのトーク場面に共感した様子。

ともさかの思いと同じく、小坂も「女性キャストが少ない中で、小池さん、ともさかさんとの撮影シーンが多く、お二人の作る空気感についていくようにお芝居をさせていただけたことも、サチというキャラクターを最大限に生かそうと楽しめたことも含めて、女子トークのシーンがとても印象に残っています」と語り、人とのつながりを感じられる作品に参加できた喜びを伝えた。

一方、小池の上司・入江鷹雄を務めた生瀬勝久は続編に期待しつつ、「(収録時間が)巻く現場でしたね。監督さん1人の力だけではなくて、素晴らしいスタッフの皆さんのおかげだと思います。ストレスなくお芝居をするためにはやっぱり環境が大事ですので、とてもありがたかったです」と感謝の思いを述べた。

そして、刑務所の所長・名取恒太朗役の國村隼は「よく知らないことがいっぱいあって、『面白い』と言ったら語弊がありますが、視聴者の皆さんにとっても興味を持ってご覧いただけるドラマになったのではないかなと思います」と作品を評し、「『ムショラン』というタイトルですから、食べ物の要素まで入っている。皆さんに楽しんでもらえるような、うまくできたたくらみだなと思いながら演じておりました」と称賛した。
最終話あらすじ(6月27日放送)
銀林葉子(小池)は、受刑者・竹田照男(温水洋一)を巡る突然の出来事にショックを受ける。だが、竹田が娘にから揚げを作りたいと思っていたことを杉山(中村)から聞き、気持ちを切り替える。数日後、刑務所を一般の人に公開する矯正展に炊場チームも出店することになり、葉子は新しいドーナツ作りを決意する。矯正展に向けて意気込む炊場にテレビ局の取材が入ることになるが、テレビ放送が思わぬ事態を引き起こす。
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