長野凌大、古川雄輝は「キスシーンの師匠」“普通”チェックで見えた2人の素顔【後編】2026/07/01 18:00

7月2日よりCBCテレビ「ドラマトリップ」枠ほかで順次スタートする連続ドラマ「普通の恋愛」(木曜深夜0:58)で、ダブル主演を務める古川雄輝と長野凌大(原因は自分にある。)
インタビュー前編では、出演が決まった時の思いや役づくり、現場で信頼を深めていった過程を語ってもらった。後編では、互いの役に見いだした魅力から、撮影を通して垣間見えた2人の素顔、長野が古川を“キスシーンの師匠”と慕う理由、さらに作品名にちなんだ“普通”についての考えまで、たっぷりと聞いた。
互いの役に映る“いいところ”

――それぞれの役の目線で見て、お互いの役柄の“いいところ”はどんなふうに映っていましたか。
古川 「慶伊は、一良のためにしっかり戦ってくれるんです。普段はクールなのに、一良に関わることだと、つい怒ってしまう。ライバルが登場する場面でも、長野くんのお芝居が少し強めになって、監督から『もう少し抑えて』と言われるくらい(笑)。その男らしさが、かっこいいところだなと思います」
長野 「一良は、慶伊から見れば年上ですけど、ちょっと抜けていたり、あわあわしてしまったりするところもある。それでも、奥底に慶伊を大切にする気持ちと包容力があって、決めるところはちゃんと決めてくれる。だから慶伊も信頼して、一良のために動けるんだろうなと。そこがいいなと思います」
――では、役を離れて、お互いの“かわいらしいな”と思うところを挙げるとしたら。
古川 「お疲れさまでした、と声を掛けると、斜め45度くらいの角度で、両手でこうやって手を振ってくれるんです」(と、両手を振るしぐさを見せる)
長野 「(笑)。それは確かにそうかも。僕は、古川さんがお弁当に加えて、ゆでた自家製のブロッコリーをタッパーに入れて持ってくるところ。それを取り出して食べているのが、なんだか“お弁当の時間”みたいでかわいいなって」
――自家製のブロッコリーとは! 育てているんですか?
古川 「いえいえ、ゆでただけです(笑)。お弁当だけだと体に悪いので。撮影が大変な分、体調を崩すとまずいですから、体調管理ですね。朝ごはんも飲み物も毎日同じものを持っていくんですけど、ブロッコリーは、この現場だけです」
長野 「ずっとやっているのかと思っていました(笑)。僕は、水をたくさん飲むくらいですかね。お弁当は魚を選ぶようにしていますけど、食べないほうが体調を崩すタイプなので、たくさん食べます」
古川は長野にとってキスシーンの師匠?

――料理で塩と砂糖を間違えたり、ホールケーキを前にやりとりしたりと、日常の場面が多い作品です。印象に残っているシーンを教えてください。
古川 「セリフ量が多くて、やりとりの多い作品なんです。だからこそ、何もしゃべらないシーンの方が印象的で。お互いがただ“そこにいる”ということで成立するシーンが、すごく心に残っています。あとは、アドリブが多かったですね。現場で『ここはカットしよう』と省いたり、逆に監督の指示でセリフを足したり。中でも、最後のシーンは、ほぼアドリブでした。あれはいいシーンになったなと思います」
長野 「ラストって、家ですか?」
古川 「そう、最後の最後。あそこは良かった」
――お互い、アドリブは得意な方ですか。
古川 「長野くんは得意なんじゃないかな」
長野 「いや、僕は全然で古川さんがうまいです。流れに身を任せていらっしゃる感じがします」
――先ほどから尊敬の言葉が続きますが、俳優として、古川さんのすごみを感じたのはどんなところでしたか。
長野 「役に乗ってくるまでの準備を、たぶん人の何倍もされているんだろうなと、いろいろな場面で感じました。撮影が始まれば、そこに文原一良として存在しているんですけど、その前段階での向き合い方が、すごく熱量が高くて。あそこは、まねしなきゃいけないと思う、尊敬するところです」
――一方の古川さんから見て、ご自身のデビュー当時と近い年齢の長野さんは、どう映っていますか。
古川 「年齢こそ当時の僕と近いですけど、経験ゼロだった僕と違って、彼はもう経験豊富で、しっかりプロ。この年齢でよくやっているなと思います。芝居について僕から何か言ったのは、たぶん一度きりで。キスシーンを撮った時に、『こっちの方がいいんじゃない?』と伝えたくらいです」
長野 「キスシーンの師匠だと思っています」
古川 「(笑)。それ、使われるよ」
――“師匠”とは、どういうところで(笑)。
長野 「古川さんは僕とは経験値が違うので、『こうするとこう見える』というのをさらっと教えてくれて、『そういうことか』と気付たんです。自分が演じる側のことなのに、一瞬でそれが分かるってすごいなと。その日から師匠です。これからも何かあったら相談しようと思っています」
古川 「リードする側、ということですね。今回は(一良が)される側だったので、あまり動きがないんです。僕は(過去に演じた)役柄として、する側のことが多かったので、『こっちの方がいいんじゃない?』という話をしただけなんですけどね」
3択質問で聞く、2人にとっての“普通”とは?

――ここからは、作品名にちなんで。お二人にとっての“普通”を聞かせてください。劇中に登場するシーンやアイテムに絡めて、A・B・Cの中から『自分にとっては、これが普通かも』と思うものを選んでいただけますか。
まずは、劇中で好きな映画を勧め合うことで、2人の距離が近づいていきます。お二人は、好きなものを人に勧めるタイプですか。
A・かなり勧める B・聞かれたら勧める C・あまり勧めない
古川 「Aの、かなり勧めます。撮影中は車の話をよくしていたので、『こういうのがいいんじゃない?』と勧めたりしました」
長野 「僕はBの、聞かれたら勧める、ですね。趣味の合う人に『こういうのをやってみたいんだけど、どう?』と聞かれたら、勧めたりします」
――一良が塩と砂糖を間違える、かわいらしい日常シーンもありました。お二人が自分で料理をするとしたら?
A・レシピ通りにきっちり B・目分量でなんとなく C・作るより食べる専門
古川 「Bの、目分量でなんとなく、です」
長野 「僕はCの、作るより食べる専門ですね」
――古川さんは普段から料理をされるんですか?
古川 「しますね。ブロッコリーはゆでるだけですが、作らない人はブロッコリーの洗い方も分からないと思いますよ。そのまま水をかけるとはじいてしまうので、水の中で回さないと、汚れが出てこない」
長野 「もう何の話か分からないです(笑)。キスシーンに続いて、料理の師匠でもありますね。二冠目です」
――続いて、一良にとってのバー『マ・ヤン』は、本音をこぼせる場所でもあります。お二人が素に戻れる時間は?
A・一人でいる時間 B・気心の知れた人と話す時間 C・好きなものに没頭する時間
古川 「全部、かもしれません。その時々で当てはまる気がします」
長野 「ABCで言うなら、Bですね。メンバーが6人いるので、彼らと過ごす時間は、確実に素に戻れます」
――“普通”という切り口から、お二人の素顔も垣間見えてきました。続いて、原作ファンの方に向けて。ドラマだからこそ楽しめるポイントがあれば、教えてください。
古川 「原作ものを映像化する時は、漫画が映像になるからこその難しさがあります。でも、『これはちょっと難しいかな』と思うところも、原作リスペクトでしっかり入っています。そこを感じ取っていただけたらうれしいです」
長野 「監督やキャスト陣も含めて、みんな原作を読み込んでいて。現場でも『ここのシーンをどうするか』を、原作と照らし合わせながら作った場面がたくさんあるんです。だから、『ここ、原作っぽい』と感じてもらえる瞬間があるはずなので、ぜひそこにも注目してみてください」
――それでは最後に、あらためて本作の見どころと、視聴者へのメッセージをお願いします。
古川 「この取材でも少しずつ話に出ていますけど、年の差がありながらも、長野くんとは自然に距離を縮めることができました。そういう関係性は、必ず作品にもにじみ出ると感じるんです。だから僕自身も、初日から仲良くなりたいという思いがありました。僕と長野くんの空気感に加えて、各部署が『いいものを作ろう』という熱量で臨んだ現場でもあったので、その温度まで受け取っていただきたいです」
長野 「古川さんがおっしゃった通りですが、作品としては、それぞれのキャラクターが抱える葛藤や悩みを、互いに補い合いながら、繊細な心の機微を大切に演じました。キャラクター同士の相互作用で前に進んでいく。そんなテーマがあるので、ご覧になった方が自分自身に置き換えて、少しでもポジティブな気持ちになってもらえたらうれしいです」

【プロフィール】
古川雄輝(ふるかわ ゆうき)
1987年生まれ、東京都出身。俳優としてドラマや映画、舞台など幅広く活躍。2013年の主演ドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(フジテレビTWO)で注目を集め、その後も連続テレビ小説「べっぴんさん」(16年/NHK総合ほか)などに出演。近年はドラマ「私と夫と夫の彼氏」(23年/テレ東ほか)や「仮面ライダーゼッツ」(25年/テレビ朝日系)などで活躍している。
長野凌大(ながの りょうた)
2003年生まれ、静岡県出身。ダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」のメンバーで、俳優としても活動。近年はドラマ「シークレット同盟」(24年/ytvほか)や「PUNKS△TRIANGLE」(25年/フジテレビ)などに出演。26年3月に、映画「361-WHITE AND BLACK-」で主演を務めるなど活躍の幅を広げている。
【番組情報】
「普通の恋愛」
CBCテレビ「ドラマトリップ」枠ほか
7月2日スタート
木曜 深夜0:58~1:30
【プレゼント】

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【締め切り】2026年7月29日(水)正午
【注意事項】
※ご当選者様の住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
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取材・文/斉藤和美 撮影/蓮尾美智子
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