1300人が選んだ坂本花織“ベスト演技”は? 21年のスケート人生を振り返る引退特番に密着2026/06/03 12:00

2026年3月27日に、21年の競技生活にピリオドを打ったフィギュアスケート坂本花織。3回のオリンピック出場をはじめ、数多くの国際競技大会で活躍してきた彼女の功績を振り返るべく、BS朝日では、6月7日に引退特番「フィギュアスケート坂本花織 引退特番 ~みんなで選ぶBESTプログラム~」(午後2:00)を企画。

番組では、スタジオに本人を迎え、ファンをはじめ、関係者や仲間のフィギュアスケート選手ら約1300人による投票で選ばれた1位~10位の「みんなで選ぶベストプログラム」を発表。進行役のテレビ朝日・下村彩里アナウンサーとのトークで、当時のエピソードもたっぷり紹介する。また、1位のプログラムについては競技の模様をノーカットで本人が解説。この記事では、そんな番組収録に密着し、坂本の声と収録での様子をお届けする。
収録が始まってすぐ、競技生活を終えての今の気持ちを聞かれると、「21年間ずっとリンクにいたので、ずっと休みもなかったんです」と、リンクを降りてやっとほっとする時間ができたと晴れやかな表情で語ってくれた。また、関西出身らしく、ボケとツッコミを織り交ぜ、笑顔で明るく受け答えをしながら、直近のエピソードを披露。

坂本と下村アナが座るセットの背景には、ファンからのメッセージカードがたくさん飾られていた。「感動をありがとう」「お疲れさまでした」といったメッセージの中に「NO LIFE,NO KAORI」と書かれたカードを見つけた坂本は「これ、めっちゃ面白い!」とうれしそうな表情を見せた。
ランキングの発表に入る前、「10のうち8くらいはフリーなんじゃないかな。私もフリーが好きだから」と予想。

1~10位には、「これは“鬼プログラム”。ひたすら曲をかけて練習していました」と語るプログラムや、憧れのスケーター・鈴木明子さんとの秘話を交えて紹介するプログラムなどがランクイン。収録では、坂本がどのプログラムに対しても、エピソードを事細かに記憶しており、紹介する姿に驚かされた。フィギュアスケートという華麗かつ過酷な競技に向き合った21年間がどれほど濃いものだったのか、言葉の端々から感じ取れた。
また、選手としての功績を振り返ることはもちろん、“坂本花織”という一人の人間の生きざまも伝わってくる構成となっている。だからこそ、ここから先の長い人生で、今後フィギュアスケートにどう関わっていくか、どんな人生を歩んでいくか、そんな展望までが垣間見える。
番組を通して坂本が伝えてくれた言葉を「TVガイドWeb」独占メッセージとともに伝える。

──引退特番の収録を終えた感想をお聞かせください。
「ファンの皆さんと私がつながれるきっかけを作ってくださったことに感謝しています。ランキング発表では『やっぱりみんなもこのプログラムが好きなんだな』と確認できて、楽しかったです!」
──ファンの皆さんの投票で「BESTプログラム」を決定する試みは初めてですか?
「そうなんですが、私の予想通りの結果になりました! 私自身、シニアに上がってからのフリーは印象深かったので、『やっぱりな』という感じで見ていました(笑)」
──ファンの方に加え、選手仲間の方々からの投票もあり、コメントも届いていました。それを聞いて、いかがでしたか?
「選手同士って、実は、お互いの試合を見る機会がなかなかないんです。時間が合わない限り観戦するのは難しいので、今回、みんなが私の演技を見てどう感じていたか、その意見を聞くことができて、すごくうれしかったです」
──また、選手の皆さんからは「引退おめでとう」という言葉が多く聞かれました。“引退=おめでたいこと”なのでしょうか?
「精いっぱいやり切って、ここまでよく頑張ってきたという気持ちがあるからこその言葉だと思うんです。私自身、今、とても晴れやかな気分なので、『おめでとう!』と言ってもらえるのはすごくうれしいです」
──ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
「長い間、たくさんの応援をありがとうございました。皆さんの応援がなかったら、ここまで頑張ることはできなかったと思います。挫折をしたことも、苦しかったシーズンもたくさんありましたが、皆さんの応援が励みになって、いい結果をたくさん残すことができました。これからも、アイスショーなどに出演していく予定なので、見に来ていただけるとうれしいです。お待ちしています!」

【プロフィール】
坂本花織(さかもと かおり)
2000年4月9日生まれ。兵庫県出身。4歳でスケートを始め、ジュニア時代から国際大会で活躍。2017~18シーズンよりシニアに転向し、オリンピックには3大会出場。22年の北京オリンピックでは個人戦で銅メダル、団体戦で銀メダルを獲得。26年のミラノ・コルティナオリンピックでは、個人戦・団体戦共に銀メダルを獲得した。5月13日に現役引退を発表。今後は指導者を目指していくほか、プロスケーターとしてリンクに立つ。
【番組情報】
「フィギュアスケート坂本花織 引退特番 ~みんなで選ぶBESTプログラム~」
BS朝日
6月7日
日曜 午後2:00~3:00
取材・文/新井音羽
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