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「女の子が抱いちゃダメですか?」高尾颯斗、自身の理想と本心の間で葛藤する篠宮役への共感明かす2026/04/09 18:00

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「女の子が抱いちゃダメですか?」高尾颯斗、自身の理想と本心の間で葛藤する篠宮役への共感明かす

 高尾颯斗ONE N’ ONLY)と志田こはくがダブル主演を務める「女の子が抱いちゃダメですか?」(木曜深夜1:29)が、MBSのドラマフィル枠にて放送中。“エリート商社マンだけど抱かれたい彼”篠宮孝之(高尾)と“清楚系美女だけど抱きたい彼女”梶谷美月(志田)が、“普通の恋愛”とは何かを問い、ジェンダーロールに立ち向かっていく、パワフルでキュートなラブコメディーだ。

 クライマックスを前に、篠宮を演じる高尾さんにインタビューを敢行。本作に出合って気付いた新たな価値観や篠宮に抱いた共感、衝撃シーンの撮影秘話などを聞いた。クライマックスの見どころや、自身が“ありのまま”でいられる瞬間の話題なども。

――本作はねじがなめたさんの同名漫画が原作です。初めて読まれた時にどのような印象を受け、どう実写で表現していきたいと思われましたか?

「衝撃的といいますか、インパクトが大きく、初めて読んだ時は消化が難しい部分もあったのですが、なにより描かれる人間模様や作品に込められたメッセージがすてきだなと思いました。監督やスタッフの方々と“どうやって作っていこうか”とお話をさせていただき、原作へのリスペクトを持った上で、よりポップでコメディーに描いてみようと。クスっと笑っていただきながらも、作品に込められたメッセージをお伝えできたらいいなと思いました」

――篠宮はエリートサラリーマンで一見完璧な青年に見えますが、“カッコいい彼氏であること”にプレッシャーを感じ、性行為にもコンプレックスを抱え、葛藤し続けてきたキャラクターです。

「篠宮は仕事においてもそうですが、恋愛面でも理想が高く、“男はこうあるべき”という固定概念と戦い続けてきて。僕自身もすごく理想が高く、目指す自分像みたいなものがあるのですが、追いかけてはみるものの、うまくいかないこともあります。でも、周囲の方々からは意外とそう思われていなかったりもして。あと単純に抜けている部分があったりして(笑)、なりたい自分になれないもどかしさ、みたいな部分はすごく共感できます」

――高尾さんご自身も、時に葛藤を抱えながら歩まれてきたのですね。

「はい。グループ活動で言うと、僕は直感タイプなのですが、楽曲や振り付けなど、もう少しロジカルにできたらいいなと思うことがあって。直感でやっていきたい自分と、緻密にやっていきたい自分とが2人いて、時と場合、そして気分によって割合が変わるので、そこが大変です。他のメンバーは全員直感タイプなので(笑)、僕はロジカルでいなきゃと思うのですが……そこがせめぎ合う感じです。でも、普段の生活の中でもこういう葛藤を感じることはあって。例えば、部屋をきちんときれいにしているつもりが汚れている部分があったりして、きれい好きになり切れない自分がいます(笑)」

「女の子が抱いちゃダメですか?」高尾颯斗、自身の理想と本心の間で葛藤する篠宮役への共感明かす

――篠宮は話を追うごとに、どんどん持ち前のかわいらしい部分が見えてくるようになりました。高尾さんにとっても新境地かと思いますが、演じられていかがですか?

「新しい自分に出会えたと思っています。“かわいい”にもたくさん種類があるんだなと思って。篠宮自身は“情けない”とか“ダサい”と思っている、人にはさらけ出せない部分が、美月からするとかわいくて仕方がないという。僕も本当の気持ちをさらけ出すのは恥ずかしさがあるのと、感情を表現し切れないタイプなので、そこは演じやすかったです。ただ、恋愛面に関しては原作を読んで理解を深めるなど、初挑戦のドキドキもありました」

――劇中では美月が主導権を握り、篠宮を引っ張る場面も多々登場しますが、高尾さんご自身はもし恋愛するならリードしたいorされたいタイプのどちらですか?

「僕は父親が“ザ・漢”みたいな性格で(笑)、普段接していても、母親のことをリードしてきたんだろうなと思うんです。そういう姿を見て成長してきたので、僕自身もリードするのが当たり前だと、“男がリードしてなんぼだろう”と思って生きてきましたが、この作品と出合って、これも固定概念だったんだなと気付かされました」

――それでは、もし相手が美月のように主導権を握るべくアプローチしてきたら?

「僕も負けじとアプローチしつつ(笑)、焦ると思います。当初の篠宮と同じで、リードされている自分が恥ずかしい、情けないと思ってしまう感覚があるかもしれないです。王道で言うなら“車道側は男が歩く”とか、これまでそういう教育を受けてきたので。でも、この作品では美月にリードしてもらうシチュエーションがたくさんあって、それも面白いなと思いました」

「女の子が抱いちゃダメですか?」高尾颯斗、自身の理想と本心の間で葛藤する篠宮役への共感明かす

――高尾さんから見て、美月の魅力をどんな部分に感じますか?

「最初はただ変わっている子なのかなと思ったんです。でも、原作や脚本を読み進めていくうちに、きちんと自分の芯があって、抱いた感情に対して真っすぐ向かっていける、すごくすてきな子だなと。それに、篠宮は“抱かれたい”一面を『普通じゃない』と否定されて傷ついた過去があるけれど、美月はそれも肯定して受け入れてくれる。固定概念に縛られていない生き方をしている人は、男女問わず魅力的だなと思います」

――美月は篠宮の“かわいい表情”にときだきを感じていますが、高尾さんは人のどんなしぐさにドキッとしますか?

「普段と違う姿を見せられたら“ずるいな”と思います。静かな人だと思っていたけれど、実は明るい人だったとか。いい意味で、ギャップを感じるとときめきます。原作でいうと、美月が髪を結んでいる姿がいいなと思いました!」

「女の子が抱いちゃダメですか?」高尾颯斗、自身の理想と本心の間で葛藤する篠宮役への共感明かす

――2人の恋模様を描く中で、これまで多々の衝撃シーンが登場し、高尾さんのファンの皆さんもドキドキされているのではと思います。スケートリンクを使用したシーンも毎話の見どころですが、撮影を振り返られていかがでしたか?

「全体を通して衝撃的だったのですが、特に後半は、撮影しつつも出来上がりの想像がつかないシーンが多かったです(笑)。スケートリンクでもたくさん撮影をしたのですが、話が進めば進むほど、“これ、何の撮影だっけ?”と思うタイミングがたくさんあって、面白過ぎておなかを抱えて笑っていたことも(笑)。2話では審査員の皆さんに酷評されて、物を投げ込まれるシーンがありましたが、想像の3倍ぐらいの物を投げられたりして、“僕、そんなにダメだった?”と(笑)」

――あのシーンはCGなどではなく、実際にスケートリンクで撮影されているんですよね?

「はい。実際にリンクで撮影しています。全く滑れない僕に対して、志田さんはスケートがとても上手で、需要無尽にリンクを駆け回っていました(笑)」

――先月最終回を迎えたドラマ「ゆかりくんはギャップがずるい」(TOKYO MX)でも肉体美を披露されていましたが、本作の撮影にあたっても体作りには力を入れていたのでしょうか。

「『ゆかりくん』は刑事役だったのである程度やっていたのですが、篠宮はムッキムキなキャラクターではないなと思ったので、特に何もしていなくて。ただ、普段の活動の中で必要最低限の筋トレはしているので、その延長でやったりはしていました。とはいえ、体をお見せするシーンの前は少しパンプアップしています(笑)」

「女の子が抱いちゃダメですか?」高尾颯斗、自身の理想と本心の間で葛藤する篠宮役への共感明かす

――残り3話となりましたが、来たるクライマックスの見どころを教えてください。

「どんどん素直になっていくといいますか、美月に対してありのままの自分でいいんだと気付いてからの篠宮は、より魅力的なキャラクターになっていくと思います。7話では、美月の弟・尚人(長野蒼大)の相談を受けるシーンがあるのですが、それまでとは逆で、篠宮が彼にいろいろ教えたり、気付きを与えてあげる立場に回っていて、演じながら篠宮の成長を感じました。でも、篠宮のかわいらしさはそのままですし、世間の価値観や固定概念に真っすぐに立ち向かっていく姿がすてきで、この作品における大事なシーンの一つになっていると思います」

――高尾さんが“ありのままの自分”でいられる瞬間はどんな時ですか?

「どれが素なのか、僕自身もあまり分からないんです(笑)。でも、俳優として活動をしている時は1人で戦っている感覚があるので、グループにいる時は実家に帰ったような感覚があります。あとはやっぱり、家にいる時は素なのかなと。ぼーっと考え事をしている時とか……。お仕事が終わった後のファンクラブ配信でしゃべっている時の僕も、ありのままだなと思います。疲れた時は疲れたと言えますし、『こんなことがあったんだよ』と親より報告しているなと思うこともあって(笑)、このコミュニティーがあって良かったなと。最近、こうして俳優業もやらせていただいているので、応援してくれる皆さんの存在により助けられています」

「女の子が抱いちゃダメですか?」高尾颯斗、自身の理想と本心の間で葛藤する篠宮役への共感明かす

――篠宮は“エリート商社マンだけど抱かれたい彼”と一見ギャップがありますが、高尾さんもご自身で“〇〇だけど〇〇”だなとギャップを感じることはありますか?

「結構あります。“リーダーだけど抜けている”とか、“ダンスは得意だけど運動神経が悪い”とか(笑)。まず、リーダーとしてはおっちょこちょいなところがあって……。完璧主義ですし、ビシッと引っ張っていきたい気持ちはあるんですけど、グループにいると全方位からイジられるという(笑)。そして、よく『運動神経が良さそう』と言っていただくのですが、実はそんなに運動ができなくて。ずっとサッカーをやっていたのもあり、手に何かを持ってやるスポーツが苦手で、特に野球は全然できないです」

――本作でも描かれる“愛”をメンバーの方から感じるのはどんな時ですか?

「たくさんあります。みんな俳優業もやっているので、日々お互い助け合っているのですが、僕に対してもいろいろケアをしてくれて。撮影期間中にファンミーティングツアーがあり、撮影終わりでそのまま福岡に行くなど、なかなかハードなスケジュールだったのですが、僕がいない時にやったことを細かく教えてくれたり……。特に、REI(沢村玲)は俳優としての経験値も高くて、そういうつらさを分かっているので、すごく気にかけてくれて。『どんな感じなの? 順調?』という感じで、僕の話を聞いてくれます。そういうことを全力でやってくれる、愛にあふれるグループです」

「女の子が抱いちゃダメですか?」高尾颯斗、自身の理想と本心の間で葛藤する篠宮役への共感明かす

【プロフィール】
高尾颯斗(たかお はやと)

1999年9月17日生まれ、静岡県出身。2026年にドラマ「ゆかりくんはギャップがずるい」(TOKYO MX)で初主演を務め、韓国との連動話題作ドラマ「Silent Code~監獄の密約~」でも話題に。映画では「バトルキング!! -We’ll rise again-」「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-」など、さまざまな作品に出演。5人組ダンス&ボーカルグループ・ONE N’ ONLYのメンバーであり、リーダーを務める。

【番組情報】
ドラマフィル「女の子が抱いちゃダメですか?」

MBSほか
木曜 深夜1:29~1:59ほか

【取材裏話】
「グループを結成した後、僕がずっとダンスをやっていたのもあり、パフォーマンスの指揮を執っていた流れでいつの間にかリーダーになっていて」と語っていた高尾さん。「年上が3人いるので、誰かがやってくれよと思ったのですが、全然そういう感じじゃなかったのでやっています(笑)」と謙遜されていましたが、高尾さんがリーダーだからこそ、今のONE N’ ONLYの輝きがあるのだと感じました。

【プレゼント】

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取材・文/TVガイドWeb編集部 hair&make/松田陵(Y’s C)styling/徳永貴士(SOT)

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