岡慎之助らパリ五輪金メダリストも集結した体操の大会をリポート!!2026/04/07 17:00

発売中の「月刊TVガイド5月号」には、2月7日に行われた徳洲会体操クラブ主催の男子種目別の大会「第1回Onward Apparatus Championships @ TGA」(以下OAC)で平行棒1位&つり輪2位になった岡慎之助(徳洲会体操クラブ)が登場。同号には、OACのリポートも掲載しているが、ここでは、誌面に載せきれなかった各種目1~3位の選手の演技写真や、各種目1位の選手の囲み取材時の写真&コメントをお届けする。
大会の場は、徳洲会体操クラブの活動拠点であり、2025年度グッドデザイン賞も受賞した徳洲会ジムナスティクスアリーナ(TGA)。アリーナ席と3階ギャラリーに観客が集結し、アリーナ席では観客の目の前で迫力のある演技が繰り広げられた。各種目の1~3位の選手には、賞金のほか、副賞として金芽米と豪華ホテルの宿泊券も贈られた。
まず、ゆかでは、鈴木一太(仙台大学)が1位、北園丈琉(徳洲会体操クラブ)が2位、カルロス・ユーロ(フィリピン)が3位に。鈴木は、けがをしているとは思えないレベルの演技で、最後の着地も決めた。試合後、鈴木は、「けがをして演技構成を変えたんですが、けがのことは気にせずに演技をしました。着地が決まって良かったです。去年は日本代表に入ることができず、悔しい思いをしたので、4月の『全日本体操個人総合選手権』に向けてしっかり調整したかった時期にこの大会があって良かったです」とコメントした。


あん馬は、1位が萱和磨(セントラルスポーツ)、2位が長谷川毅(徳洲会体操クラブ)、3位が石澤大翔(徳洲会体操クラブ)。アキレス断裂後、初の復帰戦となった萱が、勝負に出たDスコア(演技難度点)の高い演技で魅了し、最後の雄叫びで会場が歓声に包まれた。
試合後、萱はこう語った。「リハビリ期間中に上半身のトレーニングが多くなったこともあり、得意なあん馬をより磨こうと思って練習していました。昨年から難度を上げたのですが、失敗せず演技を終えられて良かったです。4月の『全日本体操個人総合選手権』では、あん馬とつり輪を強化してきて成果を出すことを目標にしています。副賞の旅行がうれしいのですが、妻が一番喜んでいると思います(笑)。『全日本体操個人総合選手権』と『NHK杯』が終わったら旅行に行きたいし、賞金もその時の有意義な体験のために使いたいです」


つり輪では、田村優(早稲田大学)が1位、岡慎之助(徳洲会体操クラブ)が2位、髙橋一矢(徳洲会体操クラブ)が3位に。本人いわく、位置が高かった十字倒立以外の技はきっちりと決めた田村が、最大限の演技で観客を魅了した。
田村は、「とにかくいい演技をすること、着地を決めることを意識しました。こういう貴重な大会に招待選手として出場させていただいた以上、いい演技をしなければという思いがあり、緊張していました。賞金の使い道は……、全部使いきれるか分からないですけど、今考えているのはいちご狩りです。ブルーベリーもいいかな。とにかくフルーツ狩りに行きたいです。フルーツが好きです。普段はめっちゃ食べます(笑)」と明かした。


跳馬で1位になったのは、カルロス・ユーロ(フィリピン)。2位に小野凉城(仙台大学)、3位に川崎大智(静岡産業大学)が続いた。24年のパリ五輪と昨年の「世界体操選手権大会」の男子跳馬の金メダリストであるユーロが、驚異的なEスコアをたたき出し、見事優勝を果たした。ユーロは以前、徳洲会体操クラブに所属していたが、「以前所属していたクラブに大会に招待してもらえて本当にうれしいです。昨年の『世界体操選手権大会』後、自分の演技をするのは今回が初めてでしたが、うまくやり遂げられたことも本当にうれしいです。この大会は、次の大会に向けた挑戦だと思っています」と語った。


平行棒は、1位が岡慎之助(徳洲会体操クラブ)、2位が川上翔平(徳洲会体操クラブ)、3位が谷川航(セントラルスポーツ)。岡はパリ五輪の男子団体&個人総合&鉄棒で金メダル、平行棒で銅メダルを獲得しているが、その貫禄を見せつけた。自身が目標にしているEスコア(出来栄え点)で9点以上を達成し、スティック(着地)ボーナスも獲得。着地について、岡は「練習通りにできた。自分は着地が得意ということで、着地ボーナスは狙って止めるという意識で、細かいところまで意識して練習していこうと思います」とのこと。


6種目目の鉄棒は、1位が前田楓丞(リーフ体操クラブ)、2位が川上翔平(徳洲会体操クラブ)、3位が杉野正尭(徳洲会体操クラブ)。終末技の3回宙返りを成功させた前田は「昨年の『全日本体操種目別選手権』で着地が大きく前に出て減点されて、それがずっと悔しくて、前に出ない意識で練習を重ねてきました。離れ技のデフも失敗が多かったのですが、鉄棒をつかむ距離を近めにしたり安定性を重視しつつ、大過失がないように演技したところ、結果的にうまくいってほっとしています」と述べた。


徳洲会体操クラブの米田功監督は、閉会後に「『リューキンカップ』という大会がアメリカにあって、今は大きな体育館で大会をしているんですが、最初はリューキンの体育館でジュニアの選手たちを集めて大会をしていたと聞いたことも頭にありました。あと、自分たちで主催するなら、体操をどうやって見やすくできるのかなと考えながら準備をしました」と裏側を明かした。
さらに、「国内のトップ、そして世界で戦う選手がエントリーしてくれて、始まる前からすごく期待感のある時間を過ごさせてもらって、それを超えるような大会になったなと思っています。大会の前、早めに合同練習などもして、選手みんなライバルなんですけど、そんな中で切磋琢磨(せっさたくま)しているのを見られたので、こういう大会ができて本当に良かったです」と語っていた。まさに試合合間や、閉会後の観客のお見送り時は、ライバル同士の選手も互いに笑い合ったり、絆を感じる場面も数多くあった。お互いにたたえ合いながら切磋琢磨する様子も、体操観戦の醍醐味(だいごみ)だ。


4月16日~19日には「第80回全日本体操個人総合選手権」が高崎アリーナにて開催。4月16日に女子予選、4月17日に男子予選が行われ、4月18日の女子決勝はNHK総合(午後2:55~5:30予定)、4月19日の男子決勝はNHK BS(午前11:40~午後1:05予定)とNHK総合(午後1:05~2:55予定)で放送される。さらに、その上位選手が出場資格を得る「第65回NHK杯」が5月14日~17日に東京体育館で開催。今後も、体操と徳洲会体操クラブの動向を見逃せない。
※大会開催時点の所属先を記載しています。
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2026年春】TVドラマガイド
2026年の4月・5月・6月にスタートする春ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
朝ドラ「風、薫る」、鈴木福&あの「惡の華」、岡田将生&染谷将太「田鎖ブラザーズ」のW主演作品や、堤真一が27年ぶりに日曜劇場主演で話題の「GIFT」ほか、BS&WOWOWの新ドラマの情報を総まとめ☆
作品の出演者、主題歌や追加キャスト、あらすじ、記者会見リポートなどの最新情報を随時追加更新中!
【2026年冬】TVドラマガイド
2025年の1月・2月・3月に放送された冬ドラマを曜日別でまとめて紹介!
日曜劇場「リブート」、松山ケンイチ主演「テミスの不確かな法廷」、K-POP業界が舞台の「DREAM STAGE」、竹内涼真&井上真央共演「再会~Silent Truth~」、「おコメの女」のほか、BS放送ドラマWOWOWの作品も含め、出演者、主題歌や追加キャスト、最新のあらすじ、記者会見リポートなどの情報を掲載☆














