大西流星が「横浜ネイバーズ Season1」を総括 原作者・岩井圭也も撮影現場を訪問2026/02/26 20:00

フジテレビ系では2月28日に大西流星(なにわ男子)と原嘉孝(timelesz)がダブル主演を務める「東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1」(土曜午後11:50、レギュラー放送は午後11:40)の最終話を放送。
東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ・第5弾となる本作は、ある事故で父親を亡くし、心に深い影を抱えた青年・小柳龍一=通称・ロン(大西)と、そんな彼を見守り続けてきた年の離れた幼なじみの刑事・岩清水欽太=通称・欽ちゃん(原)。そして、友人や新たに出会う仲間たち“ネイバーズ”による、“未来への希望”を描いていくヒューマンミステリー。なお、3月7日からは、WOWOWにて「Season2」(土曜午後10:00)の放送・配信も予定されている。
いよいよSeason1の最終話を迎える本作で、謎に包まれてきたロンの父・小柳孝四郎(河相我聞)の13年前の“死の真相”が、ついに明かされる。そして、ロンと欽ちゃんは、母親・南条不二子(伊藤歩)にたどり着き、夫の死後、行方をくらませた理由は聞けるのか? ロンは、自らの過去とどう向き合うのか……。
物語が佳境へと向かう中、Season1最終話の撮影現場に原作者・岩井圭也氏が訪れ、キャストやスタッフが作り出すリアルな空気感に触れながら、原作が映像として新たに息づいていく瞬間を見届けた。実際の現場で感じた熱量やキャラクターたちの新たな魅力とは? 原作者だからこそ語れる視点で、ここでしか聞けない特別な思いを語った。
現場の印象について岩井氏は、「私がお邪魔した撮影現場は、Season1の最終話のある場面でした。非常に緊張感のあるシーンで、皆さんの迫力ある演技をじかに目撃できたことは幸せな経験でした。オフの時間に流れる空気からも、雰囲気の良さを感じました。スタッフの皆さんにも大変お世話になりました。当日は薄着で震えていたところ、衣装部の方が上着を貸してくださいました。あの時のご恩は忘れません」と答えた。
自身の作品が映像化された感想を聞かれると「今回の映像化は、原作の持つスピリットを忠実に再現するだけでなく、それを大幅に“拡張”してくださったと感じます。例えば、執筆中に思いが及んでいなかった部分まで触れられたり、小説では描かれていない部分が表現されたりと、原作者としても数々の発見がありました。今後、この映像化から受けたインスピレーションを執筆に生かしていきたいです」と、うれしそう。
執筆時に思い描いていたキャラクター像と実際に演じたキャストの印象に関しては「皆さん、イメージにぴたりとハマっていて驚きました! 大西さんが演じるロンや、原さんが演じる欽ちゃんをはじめ、菊地妃奈子=通称・ヒナ(平祐奈)、趙松雄=通称・マツ(高橋侃)、山県あずさ=通称・凪(紺野彩夏)といった登場人物全員が、息遣いの感じられるリアルなキャラクターとして作中を生きていることに興奮しました。『横浜ネイバーズ』シリーズでは、各巻の装画にフジモトゴールドさんによるキャラクターのイラストが使用されているのですが、そのイラストの印象との一致度にも感動しました」と絶賛した。
この度、物語の鍵を握る重要人物・孝四郎を演じた河相我聞が、役に込めた思いや撮影現場で感じたこと、そして最終話に向けた見どころについて語った。
「親仁善隣」を体現

「今回はピュアで心の優しい人物を演じられて、素直にうれしかったです」と、優しい表情を浮かべた河相。続けて「息子が成長していくにあたって、人として大切な相互の尊重を説く大切な役割がある役なので身が引き締まる思いでした。第1話でロンに“親仁善隣”の意味を『隣人を等しく助け、思いやって生きよう』と伝えるんですが、あの言葉が孝四郎という人物の軸であり、役の根幹だと感じていました。その考えを中心に人物像を組み立てていくと、誰に対しても分け隔てなく接する人として演じるのが一番自然だと思い、演じています」と説明した。
演じている孝四郎については、「回想シーンの中で少しずつ人物像が見えてくる構成になっています。一つ一つの回想を丁寧に演じて、前後の流れの中で『なるほど、そういうことだったのか』と自然に伝わるよう意識していました。これまで誤解されていた出来事やうそだと思われていたことが、時間を遡りながら段階的に解きほぐされていく作品だからこそ、その繊細なニュアンスが伝わるよう心がけて演じています」と打ち明けた。
妻の不二子役の伊藤に関しては「伊藤さんとは初共演でして、とても繊細なお芝居をされる方なので、その場の空気感を大事にしながら、いかにも作られた回想シーンにならないように意識していました。画面を見た瞬間に、孝四郎が重ねてきた時間を感じてもらえないと意味がないと思うので、その部分には一番、神経を使って演じました」と述べた。

今後の見どころを聞かれると「ロンにとって、お父さんの存在はとても大きなものですから、その関係性がきちんと描けているかどうかが、一つのポイントになると思います。見どころ、というほど大げさなものではないかもしれませんが、物語が進んでいくにつれて、父親に対するロンの気持ちも少しずつ描かれていきます。その部分については、自分なりにいろいろと考えながら演じてきましたし、そうした積み重ねが、きちんとした形で画面に表れているのではないかと感じています」とコメント。
さらに「最終話では、孝四郎の死の真相も含めて、小柳家の過去がいよいよ明らかになります。共演者の皆さん本当にすてきな方ばかりなので、きっといい作品に仕上がっているはずです。横浜という街が持つ独特の空気感や、映像としての美しさも大きな魅力になっていると思います。僕自身も完成を見るのが楽しみですし、ぜひ皆さんにも、物語の行き着く先を一緒に味わいながら楽しんでもらえたらうれしいです」とメッセージを寄せた。
また、最終回を目前に、ロンを演じた大西が改めて本作について振り返った。さまざまな事件や出会いを通して成長してきたロンとネイバーズ・仲間たちとの絆や、家族との過去。そして自分自身と向き合い続けた日々など、大西は、これまで歩んできた軌跡をどう感じているのか。
まず、「Season1では、ロンの視点が軸でしたが、振り返ると、ロンが1人で突き進んでいくというよりも、欽ちゃんをはじめとしたネイバーズの仲間たちとの関わりの中で物語が進んでいった印象が強いですね。それぞれのキャラクターの思いや背景が丁寧に描かれていて、物語を追っていくうちに、自然とネイバーズの絆やつながりを感じられる作品になっていたと思います。見てくださった方にも、その温かさや人と人とのつながりが伝わっていたらうれしいです」と振り返った大西。
印象的なシーンやセリフを聞かれると「『この人はこういう人だ』と決めつけることを、ロンはきっと一番嫌うんじゃないかなと思っています。誰にでも、その人にしか分からない感情や事情があり、自分の目で見て、自分の心でちゃんと感じて理解しないと納得できない。ロンは、そういう姿勢を大事にしているキャラクターだと思います。第7話で、凪の妹のかすみ(並木彩華)が亡くなる前、SNSに投稿していた内容を凪と一緒に見ながら、『あの子がどんな気持ちでいたかなんて、俺らが決めつけちゃいけないな』というセリフがあって、すごく印象に残っています。ロンらしい言葉だなと思いましたし、同時に自分自身もハッとさせられるような大切にしたい考え方の一つです」と答えた。
演じたロンに関しては、「これまで演じた役よりセリフが自然と入ってきて、比較的スムーズに覚えられたという感覚があります。自分にはキャラクターが合っていたのかな……。セリフに関しては、どうしても関西弁のなまりが少し出てしまうことはあり、そのたびに直していただいたりはしていたんですが、それもいつものことというか(笑)。なので、特別苦労したという印象はなく、全体を通して前向きに、楽しみながら向き合えました!」と説明した。
加えて「アクションと呼ぶほどではないものの、縛られたり殴られたり、これまであまり経験のないシーンが続きました。見た目もボロボロになることが多かったですが、それでも体当たりで人を助けにいく姿は、とても印象に残っています。自分の体を張って誰かのために動く姿は、“親仁善隣”をまさに体現しているように感じましたし、演じる側としても強く心に残るシーンになりました」と打ち明けた。
最終話あらすじ(2月28日放送)

とある廃ビルの前を歩いている一人の女性・南条不二子(伊藤)は、そのビルを見上げて不穏な表情を浮かべていた。不二子は、13年前に捨てた街に戻ってきたが、その目はうつろに何かを探しているように見えた。
その頃、ロン(大西)はある不動産会社に潜入していた。欽太(原嘉)からの情報で、その会社をターゲットにした不動産詐欺が計画されているというのだ。詐欺グループの通称名は「マザーズ・ランド」。女性だけの犯罪グループで、首謀者の似顔絵は母・不二子にそっくりだった。人の好い先輩社員・山内(ひょうろく)に仕事を教えてもらいながら、ロンは母の出現を待ちわびていた。
そんな中、不二子は詐欺グループの仲間たちから、「横浜」は避けるべきだと進言されていた。横浜を舞台にした何度かの詐欺行為によって、警察にマークされている可能性があるのがその理由だった。だが、不二子は「そこじゃなければ意味がない」と告げる。
13年前、風呂場で亡くなったロンの父・孝四郎(河相)。酒が飲めないはずの父の部屋に残された二つのビールグラス。テーブルの上の古びたパソコン。そして、父から教わった「親仁善隣」の言葉――。果たして、父の死の真相は?
高卒無職のロン、捜査一課刑事の欽太、ひきこもりから脱却した菊地妃奈子=通称・ヒナ(平祐奈)、苦い失恋を経験し成長した趙松雄=通称・マツ(高橋侃)、そして妹の死を乗り越えた山県あずさ=通称・凪(紺野彩夏)。隣人(ネイバーズ)たちによる群像ミステリー、いよいよ最終回を迎える。
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