松本若菜×鈴木保奈美、ドラマ「対決」完成会見「対決シーンが3ラウンドあります。お楽しみに」2026/03/04 17:00

NHK BS・BSプレミアム4Kで、月村了衛氏の同名小説をドラマ化したプレミアムドラマ「対決」(4月5日スタート、日曜午後10:00、全5話)の完成会見が行われ、主演の松本若菜と、共演の鈴木保奈美、そして、制作統括の黒沢淳氏、メインの演出を担当した池田千尋氏が登壇。男性優位の社会に直面してきた2人の信念のぶつかり合いを軸に、幸せを願い、理不尽に立ち向かう女性たちを描く社会派エンターテインメント作品の見どころや制作秘話を明かした。
本作は、「ある医大入試の採点過程で、女子の点数が意図的に下げられている」という疑惑を発端に、新聞記者と医大理事が敵対していく姿を描く。新聞記者・檜葉菊乃(松本)は、調査の突破口として医大の理事・神林晴海(鈴木)に目を付けるが……。晴海と同じ医大理事役の高畑淳子、菊乃の一人娘役の豊嶋花のほか、大倉孝二、大原櫻子、山中崇、前野朋哉、濱尾ノリタカ、石坂浩二、渡辺いっけいらが脇を固める。

「こんな骨太なドラマで主演をさせていただくのは初めて」と話す松本は、「客観的に見なきゃと思って見たのですが、物語に入り込んでしまうという不思議な経験をしました」と、作品に没入したことを打ち明けた。そして、視聴者も同じ感覚を体験するのではと投げかけるとともに、「何が正しくて、何が間違っているのかではなくて、皆さんが感じ取ってもらえて考えてもらえることが、このドラマを放送することの思いにつながると思いますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います」と、思いを吐露した。
続けて鈴木が「実際にあった事件をもとにした、かなり社会的なメッセージ性のある作品です。池田監督の“池田風味”が素晴らしく出ていて、いい意味でびっくりしています」と、池田氏の演出を絶賛。さらに「『対決』というシンプルなタイトルですが、いろいろな意味の“対決”が描かれている中で、正義とは何なのか、正しさとは何なのか、誰にとっての正しさなのか、自分にとっては正しいことを選択することは正しいんだろうか……。という問いを常に突き付けられている撮影期間でしたが、それは苦しいことではなくて、この素晴らしいチームで駆け抜けられたことが自分の糧にもなっています」と撮影を振り返った。
黒沢氏は、松本と鈴木の起用理由について、「美しいお二人に戦ってほしいという、単純な発想もありましたが、この作品は本当にいろいろなテーマがあるので、そういうことを説得力を持って演じられる方はこのお二人しかいないなと思いました」と力強く答え、撮影を重ねていく上で手応えを感じたと語る。
その言葉を受けて松本が、「最初に黒沢さんからとても熱くて温かいお言葉をいただいて、その気持ちに応えたいと思いました」と、オファーを受けた理由を明かし、「難しい題材ではあったんですけど、立場によって見えてくる景色も違ってきますし、私もこの作品に関わっていくものとして、人間として一人の女性として何か変われるきっかけになるかもしれないということを思わせてくれる作品だなと感じました」と付け加えた。
オファーと同時に原作を読んだという鈴木は、「こういう内容の作品を映像にしようって思っている人たちがいるんだということに、とても温かいものを感じましたし、パッションを感じました」と、制作陣の意欲に感動したと告白。神林晴海という役については、「私自身、今まで演じたことのないタイプの人間なので、こういう役に呼んでくださってとてもうれしくて、『ぜひに!』と思いました」と、出演依頼に即答したことを明らかにしつつ、松本を始めとする豪華出演陣にも感動したことを回顧した。

池田監督の演出で印象的だったこととして、2人とも距離の近い演出で心強かったと口をそろえ、現場ではさまざまなやりとりをしながら作り上げていったため、とてもやりやすかったという。
本作の演出で気を付けたことを聞かれた池田監督は、「“正義を振りかざす作品”には絶対しないぞという思いがあったんです。これが正しいんだなんて思っちゃいけないという思いがあって、だから菊乃も晴海も、それぞれに迷いながら自分が今何をすべきかを考えているんだという感覚を常に失わないようにしようと、そのあんばいをずっと見ていたという感じがあります」と答えた。
そのほか、松本と鈴木は、それぞれの役をどのように捉えて演じたのか、また役作りの際に参考にしたことなどについての質問を受けた。
また、作品の内容にちなんで、それぞれ、白黒はっきりつけたいタイプなのかグレーでもいいのかを問われた松本は「そこに至るまでは結構しっかりと話し合いをしますが、割と白黒つけたいタイプです。でも、檜葉もどちらかというと白黒つけたいタイプだったんですけど、『白黒つけなくちゃいけないの?』とか『白黒つけたらみんなが幸せになるの?』とか、そういうのを教えてもらった作品でもあったので、この作品を通して、今はグレーであってもいいんじゃないかと思っています。時と場合にもよりますけど……」と、気持ちの変化があったことを吐露した。
一方、鈴木も「何についての白黒かによるので、一言でどちらのタイプかと申し上げられないのですが、今の世の中は、白か黒よりもいろいろな段階のグレーがあるし、ピンクや黄色もあるよねっていう、社会的にもそういう時代になっていますよね。それは、白黒つけたい人が間違っているわけではないと思うんです。私は白黒をつけたい、いや僕はつけたくない。ということを誰にも物おじすることなく、気を使うことなく表明できることこそが目指すところなのではと感じています」と、持論を展開した。

最終話で、菊乃と晴海、2人の対決とともに心が通うようなシーンが見どころになる。しかし、これで一件落着したわけではないとらしく、「晴海は、ここから先、私はどうすればいいんだろう、何をしていこうかと、むしろハードルが上がってどんどんやることが増えていくだろうなという想像をしました」と、鈴木はスッキリしていない様子。松本も「お芝居を越えて私も“松本若菜”として、感じる部分がたくさんありました。2人の長い対決シーンが3ラウンドあります。楽しみにしてください」と、最終話までの視聴を促した。
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