「ばけばけ」小日向文世、トキの熊本行き後押しに「勘右衛門が本当にいい仕事をしたなと(笑)」2026/02/12 08:15

NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜午前8:00ほか)で、松野勘右衛門を演じている小日向文世からコメントが届いた。勘右衛門はトキ(髙石あかり)の祖父である勘右衛門は幕末をたくましく生き抜いた生粋の武士。明治になっても国を守るのは自分だと信じる姿に、ヘブン(トミー・バストウ)は“ラストサムライ”と称する。
髙石が主演を務める「連続テレビ小説」第113作の同作は、ふじきみつ彦さんが小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻・セツをモデルに描く物語。明治という西洋化で急速に時代が移り変わるなかで、松江の没落士族の娘・トキと、縁あって松江で英語を教えることになった英語教師のレフカダ・ヘブンが出会い、文化や言葉の壁を越えて愛を育む。「怪談」を愛し、何げない日常を歩んでいく夫婦の姿を通して、埋もれていった人々の声をすくい上げる愛の物語だ。

今回は勘右衛門を演じる小日向に、本作の反響や孫・トキへの思いについて語ってもらった。トキとヘブンが夫婦になった時の心境とは。
――本作の周囲からの反響はいかがでしょうか?
「『面白い』と声を掛けてもらえることもあるし、作品自体の評判が良いですよね。あと、うちの女房は、あまり僕が出演しているドラマを見ないんですけど、今回は珍しく毎回リアルタイムで見てくれています。普段あまり感想は言ってくれないんですけれど、勘右衛門のことも笑いながら見ているし、『面白いよ』と言ってくれます」

――14週ではトキとヘブンが夫婦となりました。勘右衛門としてはどのようなお気持ちだったのでしょうか。
「おじょが幸せになれるのであればという思いですよね。おじょが『好いちょる』と言うのだから、もう反対する理由はありません。それに、トキがヘブンの女中として高い給金で雇ってもらえることになって、それによって松野家は救われているわけじゃないですか。勘右衛門も、時代の変化というものを受け入れざるを得なかったんだと思います。『自分だけは』という思いもあったけど、自分には何もできない。自分一人が空回りしていることを、勘右衛門だってわかっていたんでしょうね」
――孫娘の思いを尊重しつつ、松野家の事情も鑑みたと。
「あとは、やっぱりおタツ(朝加真由美)の存在が大きかったんでしょう。恋の力はすごいですよね(笑)。最初は、一目ぼれだったと思うんですけれど、おタツの物事を冷静に考えられる大人の女性としての魅力、孫を慈しむような愛情深いところにひかれていったんじゃないでしょうか。トキが大事な気持ちは変わらないけど、おタツと一緒になれたことで、おじょから卒業できたのかもしれません。トキがお嫁に行ったことで、勘右衛門の中でも何か一つ区切りがついたと思います」

――第94回で勘右衛門はトキとヘブンの熊本行きを後押しします。この展開についていかがでしたか?
「松江では、トキが後ろ指をさされるようになり、ヘブンはそれをすごく心配していました。そのヘブンの思いを、勘右衛門はくんであげたんだと思っています。松江が寒いから熊本に行くというのは、あくまでも口実であって、本当はトキのことを心配しているんですよね。うそが嫌いなのに、うそまでついているんですから。そこで、勘右衛門がヘブンに、『ほんとのことを話せ』と言うんですけれど、勘右衛門としては、ここで本当に良い仕事をしたなと思いました。それまで、ほとんど仕事していないんでね(笑)」
――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。
「武士の格にこだわってきた勘右衛門も、時代が変化していく中で生きていかなきゃいけない。それを変えてくれたのがヘブンという存在だったと思います。おじょとヘブンが幸せになっていくさまを、視聴者の皆さんにも最後まで見届けてほしいと思っています」

【番組情報】
連続テレビ小説「ばけばけ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15 ※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
月~金曜 午前7:30~7:45
文/TVガイドWeb編集部
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