「嘘が嘘で嘘は嘘だ」怪しすぎる言動から読み解け！　“ウソ”の裏にある“真実”へのヒント2025/12/24 17:00

　「silent」（フジテレビ系）などで知られる脚本家・生方美久氏が手掛ける初のミステリードラマ「嘘が嘘で嘘は嘘だ」が、FODで12月24日から配信される。クリスマスイブの夜、ある居酒屋で元夫婦の男女が話し込んでいるところに、自称・結婚詐欺師の男と自称・刑事が乱入し、4人がコミカルな会話劇を展開。何げないセリフの一つ一つに伏線がちりばめられている本作だが、その第1、2話から、登場人物たちの怪しい言動をピックアップして紹介する。

幸助が引き取った息子が入院？

　まずは主人公・大森みつ子（菊地凛子）と、元夫・小林幸助（錦戸亮）との会話。離婚後、幸助が引き取った林太郎に会えると期待してやって来たみつ子が開口一番「林太郎は？」と聞くと、今、入院中だとさらりと答える幸助。「こんなことになるなら、自分が引き取るべきだった」と悔やむみつ子だが、実は自分に会わせないための口実ではないのかと疑いの目を向ける。しかし「嘘じゃない。ミッコにはもう嘘つきたくないんだ」と主張する幸助。

　かつて“リコピン”こと与田真理子（中田青渚）と不倫していた幸助だが、すでに彼女とは別れ、今はちゃっかりみつ子との復縁を考えていた（家に忘れてきたが、実は婚姻届けも用意していた!?）。「林太郎が心配なら、なおさら寄りを戻した方がいい」と強く迫る幸助だが、その後、みつ子が引き取った林太郎の姉・森子について衝撃の事実が明かされる。

並木は本当に刑事なのか？

　その夜、この居酒屋近くでひき逃げ事件が発生し、1人の女性が亡くなっていた。運転していた男はそのまま車で逃走したとテレビのニュースが伝えていた……。そんな時、「すぐそこで転んだ」と頭をけがして血を流した男が居酒屋に入ってくる。みつ子たちが話していたテーブルを見ると、「ここ空いてますか？　お邪魔します」と厚かましくも同席してくる。

　この怪しさ満載の男は並木正義（竹原ピストル）。新潟県警捜査一課の刑事だという。会話の中で、やたらと法律に詳しいところを見せるが、本当に刑事なのか？　彼が「正義と書いてまさよし」と名乗ると、みつ子は「うさんくさっ……」と全く信じていない様子で、トイレに立った際、並木という刑事が本当にいるのか調べようとする。

　実は並木は、真理子の働いていたお弁当店の常連だったことも判明。途中、外で誰かと電話をしたり、何かを調べている様子も見える。果たして彼は本当に刑事なのか？　みつ子たちに接触してきた意図とは？

元結婚詐欺師がみつ子に殺人を持ちかける!?

　みつ子と幸助の会話を別の席で聞いていた中村信（塩野瑛久）は、みつ子に「元・結婚詐欺師」だと名乗り、「仲間になりませんか？　一緒に消してほしい人間がいるんです」と持ち掛ける。すかさず断るみつ子に「詐欺師は別に人を殺すわけじゃない」と言いつつも、「たまに殺しますけど」と意味深な発言を……。

　なんと中村は、幸助の不倫相手だった真理子を知っているというのだ。この日同席した4人は全員真理子と面識があることになるが、これは偶然なのか？　中村は真理子に結婚詐欺を働いていたようだが、「卒業アルバムを見られて、本名と（元の）顔がバレた。本当に結婚してくれるなら被害届は出さない、結婚してくれないならSNSに卒アルの写真を拡散すると言われた」という。

　そこで「彼女を消したい」という中村の言葉に「消すって…‥」と戸惑うみつ子。「殺してくれって話じゃない。いろいろと隠したりごまかしたりするのを手伝ってほしい」と説明する中村だが、果たして彼の真意は？　なぜみつ子を仲間に引き入れようとするのか？

　彼らの発言がラストにどうつながってくるのか？　“真実”は本編でチェックしよう！

【コンテンツ情報】
「嘘が嘘で嘘は嘘だ」（全4話）
FOD
12月24日（12月23日深夜0：00）～全話一挙先行配信
※フジテレビ系で、2026年1月11日スタート（日曜午後11：15～11：45）。
※放送日時は予告なく変更となる場合あり。
※「silent」」「いちばん好きな花」「海のはじまり」も配信中。