小室哲哉プロデュース＆楽曲提供！　業界の裏側を描く「地下アイドルの方程式」2025/12/18 18:00

　DMM TVは、DMM TV上で縦型ショートドラマを配信する新たなサービス・DMMショートにおいて、小室哲哉氏総合プロデュースによるオリジナルショートドラマ「地下アイドルの方程式」（全30話）を12月23日午後0：00から独占配信する。

　小室氏がプロデュースする3人組ガールズ音楽ユニット・OVAL SISTEMが、2025年4月に楽曲「SNSって」でデビューを果たした。本作は、その3人をモチーフにOVAL SISTEMが誕生するまでのストーリーをショートドラマ化。さらに、小室氏は総合プロデュースや楽曲提供に加え、本人役として出演する。

　かつてCMソング界を席巻したものの、今は孤独な日々を送る中年男性・音部（リリー・フランキー）が、偶然出会ったのは、家庭にも社会にも見放されながらも歌い続ける少女・愛子（安倍乙）だった。愛子の歌声に失われた情熱を呼び起こされた音部は、彼女の才能を信じて、過酷な地下アイドル業界に飛び込む。しかしそこは、搾取、ハラスメント、暴力、裏切りが渦巻く世界。地下アイドルたちを牛耳る飯沼（中野英雄）からは容赦ない暴力を受け、音部は早々にその“裏側”を思い知らされる。過酷な環境の中で、愛子も次第に心を閉ざしていき……。

　そんな中、いじめに悩む高校生・ルカ（片田陽依）や、夢を諦めた元バンドマン・アイベリー（かのうみゆ）らが加わり、3人組のユニット・OVAL SISTEMが結成される。「声は誰かを救えるのか？」という問いを抱きながら、音部たちはSNSとライブを武器に地下からはい上がり、音楽の力で自分たちの価値と希望を取り戻そうと奮闘していく。

　このたび、解禁された予告映像では、本人役で出演する小室氏のシーンも公開された。「僕にプロデュースさせてもらえませんか？」と穏やかな笑みを見せる小室氏は、主題歌「Never Alone」と劇中歌「I Surrender」の作詞・作曲も担当。予告ではその一部をいち早く聴くことができる。いずれの楽曲もライブパフォーマンスでこそ真価を発揮する仕上がりとなっており、物語を彩る音楽面にも注目が集まる。

　また、ドラマ本編では、実際にイベントで撮影を敢行した、臨場感あふれるライブシーンも大きな見どころ。小室氏渾身（こんしん）の書き下ろし楽曲が“ライブパフォーマンス版”として鳴り響く瞬間は圧巻で、その熱量が予告映像からも伝わってくる。観客の歓声の中ステージに立つOVAL SISTEMと、それを涙ながらに見つめる音部。彼らは、この音で道を切り開くことができるのか？

　あわせて、物語の世界観を切り取った場面写真も一挙公開。小室の隣に立つ音部の姿をはじめ、それぞれの過去や葛藤を背負ったOVAL SISTEMのメンバーたち、そしてアイドル業界の闇を象徴する飯沼など、ドラマの鍵を握るキャラクターたちを捉えた印象的なカットが並ぶ。写真からにじむ緊張感と熱量を味わいながら、本編への期待を存分に膨らまそう。

小室哲哉　コメント全文

■主題歌「Never Alone」
「彼女は、彼は、1人だった。曲はそんな始まりです。その言葉から自分は30年前頃の生き急ぐ感じを思い出しました。ライブ演奏シーンで最も生きる疾走感、高揚感のある曲です。決して1人では似合わない、3人、4人、10人、100人、たくさんの熱量を感じて仕上がった曲で、そうか縦画面か、より切迫感あるかもと……。深みや仕掛けよりその瞬間、勢い、衝動を忘れないためにある楽曲だと思います」

■劇中歌「I Surrender」
「東京ドームにリリーさんとローリングストーンズ、見に行ったなあ、誘ってもらったんだった……。音部に息子がいたら、やはり親子でオアシスとか行っていただろうか。愛子たちと音部はそんな曲でだんだん距離が近づいていってくれたらいいなと思って、最近では珍しくピアノと歌でシンプルに作りました。人生には負け気味、でも音楽には愛されている。そんな歌詞もサラッと書けたかも。多くの人のサビのユニゾンが聴きたい曲です」

【コンテンツ情報】
「地下アイドルの方程式」（全30話）
DMM TV（DMMショート）
12月23日午後0：00から独占配信
※配信スケジュールは変更となる場合あり。