“ご褒美のような時間”を過ごした岡田将生がクランクアップ！「ちょっとだけエスパー」2025/12/06 18:00
12月9日に第8話を放送する大泉洋主演のテレビ朝日系連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」（火曜午後9：00）から、兆を演じる岡田将生のクランクアップレポートが届いた。
野木亜紀子氏によるオリジナル脚本で描かれる本作は、大泉のほか、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、高畑淳子、宇野祥平、北村匠海、岡田ら豪華キャストが揃う“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”。会社をクビになり、人生詰んだどん底サラリーマン・文太（大泉）が、再就職した会社「ノナマーレ」で“タッチで心の声が聞こえる系エスパー”になり、仲間たちと世界を救う!? そんな彼には「人を愛してはいけない」という不条理で不可解なルールが課せられている。
12月2日に放送した第7話では、「ノナマーレ」の社長で文太（大泉）たちエスパーを作り出した兆（岡田）が、文人（フミト）という名で、四季（宮﨑）の本当の夫“ぶんちゃん”であることが判明。また、兆は2055年に存在する人物であることも分かった。しかも、文太たちが日頃顔を突き合わせている兆は、30年後の未来から投影されている立体映像で、実体がない。そのため、触れることもできない。この衝撃の事実を知った文太は、現在を生きる文人に接触するが、文人は兆の存在やミッションのことはもちろん、四季のことすら知らなかった。
四季の本当の夫である文人が何も知らない理由は一体何なのか。そこで明かされたのが四季の記憶の秘密。以前、兆はある理由から、この先2026年に出会う“四季”に“未来の記憶”をインストールしようとしたのだが、それは不完全に終わっていた。そのため、文太と文人の記憶が混在するという現象が起こり、四季は混乱状態に陥っていたのだ。
兆はこの混乱から四季を救おうと“未来の記憶”の再インストールを提案するが、それが成功すると、文太や桜介（フジオカ）、円寂（高畑）、半蔵（宇野）、佐助たちと過ごした半年間の記憶が消えてすべて元通りになる。兆からそう説明された四季が選んだのは文太。そして仲間たちと過ごした半年間の記憶だった。
この物語の“始まり”の存在で、裏の主人公ともいえる存在になった“兆”と、現代を生きる“文人”──その謎多き2役に挑んだ岡田将生がクランクアップ。
情報解禁時のインタビューで「中盤あたりから1話から見返したくなるような仕掛けがいろいろありますので、ぜひ兆にも注目してほしい」と岡田が語っていた通りの展開になっている本作。そんな謎多きキーマンを演じぬいた岡田は「自分だけではこの役はできなかった。スタッフの皆さんが作ってくださった役なんじゃないかと思いました」と感謝の言葉を。また、「四季と文人の幸せな過去のシーンも撮ることができて、ご褒美のような時間でした」と、印象深い撮影の思い出を振り返って最後の撮影を終えた。
そんな岡田が演じる兆が“世界を変える理由”が明らかになる、12月9日放送の第8話。文太と文人、2人の“ぶんちゃん”が選ぶ愛の結末とは…。
第8話あらすじ（12月9日放送）
「ノナマーレ」の社員として、兆（岡田）に“選ばれし者”の条件とは、“いらない人間”であること。未来（2055年）に実体がある兆は、この2025年の世界で誰とも結び付きがない、ディシジョンツリーの外側にいる人間を使うことで、影響を最小限に、世界の形を変えようとしていたのだ。
すべてを失い絶望していた文太（大泉）、孤独だった桜介（フジオカ）、円寂（高畑淳子）、半蔵（宇野祥平）と、全員が「もしもエスパーになっていなければ、今年中に死んでいた人間」。だから「人を愛してはいけない」というルールだったと告げられ、彼らは愕然とする。そんな中、突如、桜介の身体に異変が…。
四季（宮﨑）は、夫の“ぶんちゃん”が、文太ではなくフミト（岡田）であることを思い出した。ただし、四季とフミトが出会い結婚するのは来年、2026年の出来事。未来の記憶が混じったのは、半年前に兆が飲ませた白銀色の液体“ナノレセプター”が原因だった。予定通り行けば「十年分の記憶」を無意識下にインストールでき「四季を救う」ことができるのだと兆は言っていた。だが途中で停電が起き、記憶が最適化されないままインストールは失敗。そのせいで四季は、まだ見ぬ夫を求めてさまようことになり、文太が代わりにあてがわれたのだった。
そこで兆は、新たに作り直したナノレセプターを四季に飲ませようとする。しかし、これを飲めばこの半年の記憶が消えるという。それを聞いた四季は、兆を拒絶して文太を選ぶ。兆が言っていた「四季を救うため」とは一体何だったのか…真意は不明のまま。
円寂・桜介・半蔵はノナマーレをクビになり、それぞれの社宅を出ることに。だが、なぜか文太だけはクビにならず、兆から新たなミッションを告げられる。文太は「やるはずがないだろう！」と怒りをあらわにするが、兆は「あなたはミッションをやるしかない」と告げる。
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