Feature 特集

「終幕のロンド」中村雅俊&小澤竜心からコメント到着! 第7話で磯部は碧に厳しい態度を見せ…2025/11/24 08:00

U-NEXT
「終幕のロンド」中村雅俊&小澤竜心からコメント到着! 第7話で磯部は碧に厳しい態度を見せ…

 フジテレビ系では本日・11月24日に、草彅剛が主演を務めるドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」(月曜午後10:00=カンテレ制作)の第7話を放送。

 「終幕のロンド」は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーの遺品整理人・鳥飼樹(草彅)が、遺品整理会社の仲間たちと共に、孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマ。遺品に隠された真実を知って、思わず心揺さぶられる登場人物たちの様子は必見だ。そんな感動的な人間ドラマの裏では、切ない大人の恋も描かれ、先の展開が気になるオリジナルストーリーとなっている。

「終幕のロンド」中村雅俊&小澤竜心からコメント到着! 第7話で磯部は碧に厳しい態度を見せ…

 先週放送・第6話のラストシーンで、磯部豊春(中村雅俊)のもとに飛び込んできた、高橋碧(小澤竜心)が走行中の車から飛び降り病院に運ばれたという知らせ。今夜放送の第7話では、碧の保護司であり上司でもある磯部が声を荒げ、いつになく厳しい態度を見せる。さらに、碧が保護観察の身となった理由も明かされる。そんな複雑な感情を抱える碧を演じる小澤竜心と、碧を見守る磯部役を務める中村雅俊が役柄や第7話での見どころなどを語った。

――役柄について、それぞれ演じるにあたって準備したことなどありましたら、教えてください。

「終幕のロンド」中村雅俊&小澤竜心からコメント到着! 第7話で磯部は碧に厳しい態度を見せ…

中村 「磯部豊春を演じるにあたってですが、まず会社の社長ですので、“部下との関係”をどう見せるかは考えましたね。部下たちに対しては、厳しくもあり、また愛あふれる優しさで包み込みたいなという気持ちはありました。ただ、厳しいところを出せる場面が、これまであまりなくってね。今夜放送の第7話で、初めて少し違った面が出てくると思います」

小澤 「演じる碧は、心を閉ざしている人物で…僕自身は、結構オープンな性格なので、全くタイプが違うんです。だから、過去にいろいろ複雑なバックボーンがある碧を演じるために、人生や人について深掘りするような映画などをよく見て、まずは“考える”時間を作ったりしていました。それが直接何か役につながったのかは分かりませんが…自分の中の引き出しとして、そういった複雑な感情や背景を一度受け止められたらいいのではないかと思ってやってみました」

「終幕のロンド」中村雅俊&小澤竜心からコメント到着! 第7話で磯部は碧に厳しい態度を見せ…

中村 「確かに、ちゃんと見えていましたね。碧には“過去に何かあったんじゃないか…”という、何か重いものを背負っているように感じましたよ。これまでは、そういった碧の過去のエピソードがはっきり出てくる描写はなかったけれど、今回の第7話で、彼の生い立ちから、今日に至るまでの歴史が見えてくるんですよね」

――第7話で碧が事故に遭い、樹と磯部が病院に行くというシーン。碧が感情を高ぶらせて“泣く”という大事なシーンでもありますが、その時のエピソードを聞かせてください。

「終幕のロンド」中村雅俊&小澤竜心からコメント到着! 第7話で磯部は碧に厳しい態度を見せ…

中村 「豊春としては、初めて本音で、またこれまでの豊春とは少し違う部分が出せた場面です。私としては、ちゃんと本音を込めることができたかなと思います。その言葉が、碧に届いているんじゃないかなと思いながらやっていました。小澤くんも、素晴らしい“泣き”シーンが、できていましたね」

小澤 「ありがとうございます。恐れ多いです…。台本に“泣く”とだけ書いてあって。ホントに、そのシーンを撮る前まで、ずっと緊張していて。“泣く”しか頭になかったです(笑)。『どう泣けばいいんですか?』って、八木(莉可子)さんや塩野(瑛久)さん、いろんな人に聞きました。泣ける映画を見たりして(笑)。試行錯誤でした」

中村 「でも、そうやっていろいろ試してみたり、周りに聞いてみたとしても、結局“泣く”ということは、自分の“泣き方”なんだよね。結局は」

小澤 「そうですね。初めて、雅俊さんとそのシーンを一緒に撮影する時は、気持ちが入りすぎてしまって、僕の思っていた以上より、すごく泣いてしまっていました。考えていたことがそのままではもちろんないんだなと」

中村 「方法論になるんだけど、役者ってテスト、リハがあるから…。泣いたりする時って、ついテストで大泣きしちゃって、本番の時に出てこないって意外とよくあったり(笑)。そういうのを計算してする人もいるし、そのまま自然体な人もいる。“涙”が出ていることが重要とは俺は思わないし、泣く理由がちゃんと伝わればいい話で、いろんな方法論がある。演出家が“ここは涙出さなきゃダメだ”と、決めることでもないと思うし。自分なりの“泣く”が見ている人に伝われば、それが一番だと思いますよ」

―――草彅さんも以前取材で、「そのシーンすごく良かった」とおっしゃっていました。

小澤 「そうですか。うれしいです。剛さんと一緒の撮影シーンで、樹さんは、そばにはいるけど“何も言わない”というシーンではあったのですが、そのあとに、樹さんの寄り添ってくれるセリフがあって。またそのシーンは、とても感じるものがあって…。人ってすごいんだなって、あらためて感じました」

「終幕のロンド」中村雅俊&小澤竜心からコメント到着! 第7話で磯部は碧に厳しい態度を見せ…

――昨年、芸能生活50周年を迎えられた中村さんから見て、小澤さんはどう映っていますか。また逆に、小澤さんから見ての中村さんについて教えてください。

中村 「小澤くんは、しばらくしてから、また会いたい存在ですね。どんな青年になっているんだろうと。今、大学生でしょ。これから、どんどん環境が変わっていって、役者としてダンサーとして、たくさん表現の幅を広げていくんだろうけど、どんな青年になるのか、すごく興味を持たせる魅力ある青年です。ちょっと楽しみですよね。何年かして『久しぶり~』って会って、『活躍しているね~』とか言うのが楽しみです」

小澤 「僕の父親が雅俊さんの大ファンで、キャスト発表の時、父から電話かかってきて『なんで教えてくれなかったの?』って言われました(笑)。僕もご一緒させていただいて、大きなものに包まれているような…心が落ち着くんですよね。役者だけでなく、スタッフさんへの接し方とか、役に対する向き合い方とか、いろいろな面で常に学ばせていただきました」

「終幕のロンド」中村雅俊&小澤竜心からコメント到着! 第7話で磯部は碧に厳しい態度を見せ…

――最後に今後の見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。

中村 「舞台となる会社は遺品整理の会社で、それぞれにいろんな形の“死”というものがあります。“死”というものを意識すると、つまり“生きる”ことにつながるなと感じます。“死”に真正面から向き合うと、“どう生きてきたか、また、どう生きるのか”を人間に問う。そういった面があるドラマだなと思います。そして、ただのヒューマンドラマではなく、実はサスペンスでもあったり。え? あの“死”には、そんな裏が隠されているのか…、そして次は、ラブストーリーが加味されるという。ぜいたくで欲張りなドラマですので、最後まで見逃さずご覧いただければと思います」

小澤 「登場人物それぞれのいろいろなストーリーが絡み合っていて、最終的にそれがどうたどり着くのか、とても気になるドラマになっているかなと思います。僕が演じる碧自身も、このドラマの回を重ねるごとに、成長していきます。いろんな人の人生が描かれている、人生について勉強するドラマだなと思います。ぜひ最後までご覧ください!」

【番組情報】
「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」
カンテレ・フジテレビ系
月曜 午後10:00~10:54

文/TVガイドWeb編集部

U-NEXT
U-NEXT

この記事をシェアする

U-NEXT

Copyright © TV Guide. All rights reserved.