ドラマフィル「ifの世界で恋がはじまる」2025/12/22

記者会見情報

MBSほか系ドラマフィル「ifの世界で恋がはじまる」の完成披露トークイベントが開催され、ダブル主演の醍醐虎汰朗と中川大輔が登壇した。醍醐は「同性に恋をする役柄を実写でやるのは初めての経験。相手役が中川さんだと聞いた時、『今日好き』でコメントしている優しそうなお兄さんが相手かと思ってワクワクした。中川さんの大ファン」と明かし、中川は「僕も醍醐くんの『天気の子』のアフレコ映像を見て、熱量高くお芝居をされる方だなという印象があった。僕も大ファンでした！」と相思相愛ぶりを披露。中川は「現実世界ではクールで、できるだけ加納に笑いかけないように気を付けて演じた。逆に並行世界ではもうニコニコで、素で笑っちゃってるシーンもたくさんある」と演じ分けを語った。醍醐は「彰人が食堂でご飯を食べている時に険しい顔でコーヒーを飲む大狼の寄りが圧倒的に好き。ふとした時にかっこいいと思う」と中川をベタ褒めした。

中川くんは、ふとした時に「かっこいい」と思うんですよ（醍醐虎汰朗／加納彰人）

ラブロマンスですが彰人の成長物語でもあります。ファンタジーな世界観と融合する中で、自然体で、言葉もセリフっぽくない感じでやった方が入ってきやすいんじゃないかなと感じました。常に“芝居をしない芝居をしよう”というのをテーマとしてやっていました。彰人と似ているところは、いっぱいいっぱいになって“駄目だ！”となる瞬間。僕自身、ちょっとずつ積み上がったものが崩壊して、ふさぎ込みたくなる瞬間があるんです。好きなシーンは、彰人が食堂でご飯を食べている時に険しい顔でコーヒーを飲む大狼の寄り。ふとした時にかっこいいと思うんですよ。今日も撮影をしていたんですけど、ソロショットを撮っている時にモニターを見たらもう“MEN’S NON-NO”なんですよ！　かっこいいなと思いました。現場の雰囲気めちゃくちゃ良かった。これだけチームの仲がいいのは、まれ。すごくフラットで、リラックスして現場にいられた気がします。もしも並行世界に行けるなら、「ONE PIECE」と「ドラゴンボール」と「呪術廻戦」が全部同じ世界になった世界に行きたい。悪魔の実を食べて空も飛べて領域展開も使える、めちゃくちゃ強いキャラとして存在してみたいです。

恋愛になると、しどろもどろになったりする不器用さは自分にもある（中川大輔／大狼誠司）

この作品がドラマ初主演ですごくうれしかったですし、台本を読んだらすごく面白くて、この面白さをそのままこぼさずドラマにしたいと思いました。大狼は現実世界では彰人に厳しく接しますが、並行世界では彰人を溺愛するという二面性があります。醍醐くんが「スッとしてるとクールな印象だけど、笑うとすごく柔らかくなるね」と言ってくれたことがあって、それを役にも落とし込めそうだなと。現実世界ではクールで、できるだけ加納に笑いかけないように、ほぼ笑った顔を見せないように気を付けて演じて。逆に並行世界ではもうニコニコで本当に楽しくやりましたし、素で笑っちゃってるシーンもたくさんあります。監督にも「俺、素で笑っちゃってたかもしれないんで、そこはカットしてください」と言ったくらい。僕も最初は全く違う人間として演じていましたが、途中から現実世界での大狼の不器用さが自分に似ているかもと思いました。恋愛になると、しどろもどろになったりする不器用さは自分にもあるので、そこ素を出しながら演じています。もしも並行世界に行けるなら、学生役をもっとやってみたかったので、15歳ぐらいで俳優になっていた並行世界に行ってみたいです。