さとうほなみ、「ばけばけ」で髙石あかりの心の友に! オーディション落選からの再共演に感激2025/11/04 08:15

NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜午前8:00ほか)で、なみを演じているさとうほなみ。農家の家に生まれ、八人兄弟の長女として貧しい暮らしを支えてきた。借金を背負った家族を養うために天国遊郭の遊女となる。境遇に沈まない、明るくたくましい女性で、没落して近くに越してきた主人公・トキ(髙石あかり)をなにかと気にかける人物だ。
髙石が主演を務める「連続テレビ小説」第113作の同作は、ふじきみつ彦さんが小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻・セツをモデルに描く物語。明治という西洋化で急速に時代が移り変わるなかで、松江の没落士族の娘・トキと、縁あって松江で英語を教えることになった英語教師のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)が出会い、文化や言葉の壁を越えて愛を育む。「怪談」を愛し、何げない日常を歩んでいく夫婦の姿を通して、埋もれていった人々の声をすくい上げる愛の物語だ。
トキの友人として物語に関わる遊女・なみを演じるさとうに、なみという人物や現場での雰囲気について聞いた。
――ご出演が決まってのお気持ちをお聞かせください。
「実は私、『ばけばけ』のヒロインオーディションに参加させていただいたんです。年齢が募集要項ギリギリアウト!? ぐらいだったので(笑)まぁ無理だろうと思っていましたが、いざオーディションに行ってみるととても楽しくて! いい方たちに巡り会えた楽しいオーディションだったし、結果は無理でもいいかと思いながらほこほこした気持ちで帰っていたら、なみ役で出演のお話をいただきました。『またみんなに会える!』という思いが大きかったです」

――演じられるなみはどんな人物でしょうか?
「家柄に恵まれず、8人の兄弟と親孝行のために自分の身を売って遊女になるというなみの覚悟はすごいものだったと思います。なみには明るく、めげない人でいてほしいというリクエストがあったのですが、遊女を演じるに当たっていろいろ調べてみると、明るく生きていられるような人生じゃないんですよね。実際に松江の大橋川へ行ってみても風がすごく強くて橋もすごく長くて、遊郭から出られないなみにとって川がいかに大きな壁だったかがよくわかりました。なみが自分だけでは気丈さを保てない時は、おトキ(髙石)やおサワ(円井わん)など町の面々が支えてくれているのを感じます。遊女への偏見はあるけれど、なみが関わる人たちはみんな温かく接してくれるんです。勘右衛門さん(小日向文世)以外は(笑)」

――トキやサワとの関係性について教えてください。
「小さい町で大きな川をずっと目の当たりにしながら生きてきたなみは、おトキに『心の友よ』という気持ちも持っているはず。だからおトキの姿を見るとうれしいし、自分も彼女の力になりたいという気持ちが大きいんです。おサワには今のところ嫌われていますが、なみはおサワのこともたぶん好き。おサワには『本当は私のこと、好きなくせに〜!』と思っている気がします。この先おトキ、おサワ、なみの心が近寄って3人が仲良くなれるといいなあ」
――「ばけばけ」の見どころと視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
「脚本家のふじきさんは『何も起きないです』と言ったけど、『どこが!? 全然起きているけどなぁ⁉︎』と思いながら、台本を読ませてもらっています(笑)。脚本も本当に面白くて、それがドラマとして映像になると、さらにすごい力がプラスされていると思ったので、朝忙しいかもしれませんがぜひくぎ付けになって隅々までご覧ください。朝に見て癒やされるドラマになっているはずです!」

【番組情報】
連続テレビ小説「ばけばけ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15 ※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
月~金曜 午前7:30~7:45
文/TVガイドWeb編集部
関連リンク
この記事をシェアする

















