町田啓太、菅生新樹、伊藤淳史、藤原丈一郎主演「かばん屋の相続」に上川隆也、黒木瞳ら2025/10/30 12:00

WOWOWで12月27日、28日の2夜連続で放送・配信される町田啓太、菅生新樹、伊藤淳史、藤原丈一郎(なにわ男子)の4人が主演を務める「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」(全4話、第1話無料放送)のオールキャストが明らかになった。さらに、ポスタービジュアルも公開された。
民放地上波や劇場映画でも多くの作品が映像化され、まさに国民的作家といっても過言ではない池井戸潤氏。「空飛ぶタイヤ」(2009年)、「下町ロケット」(11年)、「株価暴落」(14年)、「アキラとあきら」(17年)、「鉄の骨」(20年)、「シャイロックの子供たち」(22年)など、連続ドラマWの歴史を幾度となく彩り、その都度、新たな感動を呼んできた(※すべてWOWOWオンデマンドにて全話配信中)。そんな池井戸作品がWOWOWに帰ってくる。
1998年に「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー後、四半世紀以上も「半沢直樹」シリーズ、「空飛ぶタイヤ」「民王」「下町ロケット」「ルーズヴェルト・ゲーム」と、幅広いジャンルのエンタメ作品に挑戦してきた池井戸氏。本作は、その作品世界をどんどん拡大していくさなかの05~08年にかけて発表された六つの短編からの4篇(※「かばん屋の相続」所収)をドラマ化。
この4篇とも、主人公はいずれも働く男たちであり、この社会で懸命に生きる人々すべてが抱える“苦悩と葛藤”、“ささやかな希望”がリアルに描かれる。主人公たちの姿に自分を重ね、共感して、自分もまたこの社会で生きている一員であることを再認識するきっかけとなり、最終的には「どんな小さな一歩でも、それは確かに未来につながっている」という、普遍的で温かな希望を感じられる作品となっている。
また、第1話「十年目のクリスマス」は「シャイロックの子供たち」の前年、第3話「セールストーク」は「空飛ぶタイヤ」とほぼ同時期に書かれたものなど、これらの短編は池井戸氏の歴史の要所要所で書かれたもので、この作品を通して池井戸氏の作品世界の広がりのプロセスをより深く理解することもできる。そして池井戸作品の魅力は、苦境に追い込まれた人たちが決してあきらめず、力を合わせ一発逆転していく爽快なエンタメ感だが、この4篇は下町を舞台に、金融機関で働く男たちが織り成す濃厚な人間ドラマが展開され、一味違った池井戸氏の世界を味わえるのも魅力の一つ。そこには“池井戸潤作品”でしか味わえない、ハラハラするサスペンスも繰り広げられる。
この度、豪華共演陣が解禁となった。銀行から融資を見送られた上に、ある出来事により会社が倒産した神室電機の社長・神室彦一役に上川隆也、資金繰りにあえぐ土屋鉄商の女性社長・土屋年子を演じるのは黒木瞳、銀行から融資の見送りを告げられる印刷会社の社長・小島守男役で石黒賢が登場する。さらに、松田かばんの常連客であり、サンタクロースに扮(ふん)して永島にチラシを配っていた謎の男役に石丸幹二が決定した。その他にも、柳ゆり菜、半田周平、甲本雅裕、入江甚儀、池端杏慈、平山浩行、泉澤祐希、皆川猿時、正名僕蔵、武田航平、中尾明慶、青柳翔、岡本玲、芹澤興人など、個性あふれるキャストが集結した。
本作は1話完結のオムニバスドラマ。東京第一銀行に勤める永島慎司(町田)が、会社が倒産し路頭に迷ったはずなのに、なぜか羽振りがよさそうな神室電機の元社長・神室彦一を見かけたことから真相を調べようとする「十年目のクリスマス」、新人の行員・山田一(菅生)が、初めて担当となった資金繰りに苦戦する土屋鉄商の女社長・土屋年子を支えようと奔走する「芥のごとく」、京浜銀行から融資の見送りを告げられた印刷会社の社長・小島守男が独力で5千万円もの融資を取り付けたことに疑念を抱いた融資課長・北村由紀彦(伊藤)が、その資金繰りの真相を調べる「セールストーク」、「松田かばん」の社長・松田義文が急死し、遺言状には会社を支えてきた次男の均ではなく、家業を嫌い行員となった長男の亮に会社の全株を譲ると書かれていたことで、亮と対峙(たいじ)することになる湊信用金庫の職員・小倉太郎(藤原)の奮闘を描く「かばん屋の相続」の全4話。
そして、総勢22人の俳優陣によるポスタービジュアルも解禁。永島、山田、北村、小倉の真っすぐなまなざしが印象的なデザインとなっている。働き、生きている男たちが出会うさまざまな困難と悲哀。人生の岐路に立つ人々が選択と葛藤を重ねる中、明らかになる真実とは?
あらすじ
高級ブランド店から買い物袋を抱え、店員たちに見送られる男性・神室彦一(上川)を見た永島慎司(町田)に12年前の記憶がよみがえる。東京第一銀行西大井支店の融資課に勤める永島を家に招いて食事に誘ってくれたのが、神室電機の社長・神室と娘の千春だった。永島は千春が気になっていたが、2年後、千春は別の男性と結婚することに…。そんな中、2期連続の赤字の上、東京第一銀行に勧められるまま、5億円の融資を受けたことが重荷になっていた神室電機は銀行に3千万円の融資を依頼するのだが…。(第1話「十年目のクリスマス」)
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