のんが初のダークヒーローを演じるABEMAオリジナルドラマ「MISS KING」がNetflixでも配信決定2025/09/09 06:00

ABEMAは、のんが主演を務めるオリジナルドラマ「MISS KING/ミス・キング」(全8話)を9月29日から無料配信。このたび、本予告映像と本ポスタービジュアルが新たに公開された。さらに、本作を彩るメーンキャストである奥貫薫、森愁斗(BUDDiiS)、鳴海唯、西岡德馬、山口紗弥加の出演が解禁となり、さらに、Netflixにおいて、国内および世界同時配信することも決定した。

「MISS KING/ミス・キング」は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥が、その深い憎しみから開花させた才能と、真っすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。つらい過去と向き合いながらも、前に進もうとする力強い女性の姿が丁寧に描かれる。のんが“盤上のダークヒーロー”となる飛鳥を熱演。そして、飛鳥とバディを組み、飛鳥の父へ復讐(ふくしゅう)をくわだてる“元棋士のヒモ男”藤堂成悟を藤木直人、復讐計画を見守る藤堂の恋人・堺礼子を倉科カナ、飛鳥が人生を懸けて復讐する父親であり“天才棋士”の結城彰一を中村獅童演じることが既に発表されていた。


公開された本予告編は、幼い頃に家族を捨てた天才棋士の父・彰一に対し、ナイフを握り締めて復讐へ向かう飛鳥の姿から幕を開ける。1人で復讐を仕掛けようとしていた時、同じく彰一に深い恨みを抱く元棋士・藤堂と出会い、手を組むことに。同じ傷を背負った飛鳥と藤堂の2人は“彰一との対局で勝つ”という唯一の殺し方を実現させるため、日本で前例のない“女性棋士”を目指し、人生のどん底から盤上ではい上がっていく。その一歩一歩の裏には、飛鳥を取り囲む登場人物たちの敵意、嫉妬、悲しみ、羨望(せんぼう)、そしてそれぞれの葛藤が渦巻いていく様子も映し出される。険しく残酷な世界の中で繰り広げていく、飛鳥の“美しき復讐劇”の一片を垣間見ることができる予告編となっている。

また、併せて解禁されたポスタービジュアルでは、駒を指す飛鳥の鋭いまなざしが印象的に切り取られ、物語の核心となる飛鳥と彰一の“親子の対決”も深い余韻を残すカットになっている。果たして、人生を懸けた復讐の行方は? 日本の伝統文化を舞台に、1人の女性の生きざまをダイナミックかつスタイリッシュに描いた映像、そしてポスタービジュアルに注目だ。
そして、あらたにとなった5人の役どころも要チェック。本作を彩る強力なメーンキャストが集結し、それぞれの思惑と感情が交錯する、濃密な人間ドラマが描かれていく。
奥貫が扮(ふん)するのは、飛鳥の実の母・国見桂子。数多くの映画・ドラマで存在感を放ち続けてきた奥貫は、夫である彰一に捨てられたことで心に闇を抱え、将棋を恨みながらも、飛鳥に深い愛を注ぐ母親像を静かに表現する。飛鳥の異母弟の結城龍也には、ダンス&ボーカルグループ・BUDDiiSのメンバーで俳優の森。天才棋士である父親に対する劣等感にさいなまれている、皮肉屋でずる賢い棋士役に挑む。

龍也の婚約者であり、心のどこかで棋士を目指したい葛藤を抱える、将棋界のアイドル的存在の女流棋士・早見由奈を鳴海が演じる。直近ではNHK連続ドラマ小説「あんぱん」など話題作への出演を経て、若手演技派として評価される鳴海が、飛鳥の復讐心をさらに燃やしていく“ライバル”という重要な役どころを務める。
西岡は、元将棋連盟会長・安藤鉄斎役。これまで数々の作品に出演し、今年俳優デビュー55周年を迎えるレジェンド俳優の西岡は、直近では「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス)で世界に強烈なインパクトを与え、本作でも重厚な存在感で将棋界の“圧”と“風格”を体現している。
山口は、飛鳥の父・彰一の現在の妻で、龍也の母・結城香役を担う。名門の“結城家”が頂点に立つためには手段を選ばず、復讐を仕掛けにくる飛鳥の目の前に大きく立ちはだかる。
9月29日の配信当日には、都内某所でキャストも登壇する「MISS KING/ミス・キング」配信直前プレミアイベントを開催。9月9日午後6:00頃にABEMA公式Xで詳細が発表される。

キャスト・スタッフ コメント
■奥貫薫(国見桂子 役)
「これまで数々の作品で、ヒロインの母を演じてきましたが、こんなにも美しいヒロインはいたでしょうか。純粋で懸命で繊細で、ものすごく強い。その印象は、飛鳥を演じたのんさんご本人にも、そのまま重なりました。撮影現場でお会いするたびそのまぶしさに、ハッとさせられました。のんさんから、飛鳥から、放たれる光を、視聴者の皆さまにもぜひ感じていただけたらと思います。人生は自分の手中にあり、どんなふうにでも変えていける。この物語を通して、私自身ももう一度、そう思い直しました。みなさまも、ぜひ最後まで見届けてください」

■森愁斗(結城龍也 役)
「出演が決まって、うれしさの半面、将棋に触れた事が少なかったので不安もありました。僕が演じた結城龍也という役は、今までの役者人生で経験したことのない役柄だったので、自分自身、挑戦的な役だなと感じました。飛鳥の行く手を阻むような役なので、いい印象は抱きづらいと思いますが、龍也なりに少し成長する部分も見えてくると思うので、最後まで見届けていただけると幸いです。将棋が好きな方はもちろんですが、僕みたいに詳しくない方でもすごく楽しめる内容だと思いますし、皆さまにとって、思い悩んだ時に一歩踏み出す勇気をくれる、そんな作品になればうれしいなと思います!」

■鳴海唯(早見由奈 役)
「今回、女流棋士という新たな役に挑戦させていただけたこと、そして将棋界について関心を深めることができたことをとても感謝しています。由奈は、のんさん演じる飛鳥と出会い、自身が忘れかけていた将棋の楽しさを思い出し、そしてこの世界の残酷さを改めて突きつけられます。女性が棋士を目指すということがとても難しいとされている世界で時には立ち向かい、挫折を経験し、強く前進していく登場人物達の姿にぜひ注目していただきたいです」

■西岡德馬(安藤鉄斎 役)
「随分と昔、先輩俳優に連れられて渋谷駅近くにあった将棋所に行ったことがあった。『まぁ手始めに小学生とやってみな』と言われ、えーっ、小学生と!?と思ったが、ものは試しでやってみるかと対戦した。彼はきちんと正座をし、丁寧なあいさつを交わし、対局が始まったが一瞬にして終わった。小学生に5分も掛からず手玉に取られてしまったのだ。恐るべし将棋の世界! 以来、将棋は一切しなくなってしまった。撮影前にお借りした駒を持ち歩き、パチンパチンといい音が鳴らせるようにやった。高い乾いた音がなると実に気持ちがいいものだ。撮影が終わり、きっとこの作品もパチンパチンと小気味いい音の聞こえる『気持ちいい作品』になっているものだろうと確信した。あの時の小学生が大きくなったかのようなかわいい『MISS KINGの/のんちゃん』をぜひぜひご覧ください」

■山口紗弥加(結城香 役)
「脚本を読み、闘志が沸々と湧いたのはいうまでもありません。その中身はどうしようもない怒りであり、逃れられない苦しみ、性別というものへの諦めや疑問でもありました。男か、女か。血筋か、才能か。愛か、憎しみか――ここに描かれる人々は、将棋という厳しい勝負の世界でもがきながらも懸命に自己と向き合い、戦っています。その戦いのなかで、私が演じる結城香が担うものがあるとすれば『女性としての挑戦』ではないかと思うのです。敗北し、絶望してもなお立ち上がろうとする者たちの壮絶な挑戦を、ぜひ応援していただければ幸いです」

■小林宙(プロデューサー)
「私は将棋について、ほぼ素人です。幼い頃に祖父と少しだけ将棋を指したことがあり、駒の動き方は分かりますが、裏変えると動き方があやふやになるくらいの理解度です。ただ皆さんもその程度か、もしかしたら私の理解よりも低いのではないかと推察します。西岡德馬さんだけは昔の新幹線の移動などでは俳優仲間と将棋を指していたとおっしゃっていましたが、本作にご出演いただく皆さまも同じようなもので、全く将棋に触れたことがない方々もいらっしゃいました。ただ日本人で“将棋”を知らない人は、ほぼいません。ルールは知らないし、触れたこともないのに、存在は知っている。それは、日本文化そのものだと思いました。なので日本文化を美しく描きたいと思い、制作をしておりました。今回発表したポスタービジュアルには、のんさん演じる飛鳥と中村獅童さん演じる彰一の対局の写真が使われていますが、これは前橋市の国の重要文化財となる、臨江閣で撮影させていただいた一場面になります。普段ドラマでは撮影しないような非常に美しい近代和風建築で、前橋市さんのご協力の下、物語のクライマックスの撮影をさせていただきました。臨江閣の他にもたくさんの素晴らしいロケ地で撮影させていただき、劇中の見どころの一つになっております。そしてその美しいロケ地で、このような豪華キャストの方々に熱演をしていただきました。『MISS KING/ミス・キング』、日本文化の美しい戦いをぜひご覧ください」

【コンテンツ情報】
ABEMAオリジナルドラマ「MISS KING/ミス・キング」(全8話)
ABEMA、Netflix
9月29日午後8:00から配信
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