葵わかな&神尾楓珠W主演「すべての恋が終わるとしても」で切ない恋を体現2025/08/06 05:00

テレビ朝日系で、10月より、葵わかな&神尾楓珠がダブル主演する「すべての恋が終わるとしても」(日曜午後10:15=ABCテレビ制作、開始日未定)の放送が決定した。
本作のテーマは、“忘れられない恋”。主人公は高校の卒業式に付き合い始めた同級生の男女2人で、彼らを取り巻く人物たちも含めた8人の男女が織り成すリアルでちょっぴりほろ苦いラブストーリーが描かれる。

原作は冬野夜空氏による同名の超短編集。140字でつづられるさまざまな切ない恋のエピソードは、SNSを中心に共感の声が続出。シリーズ累計発行部数が55万部を突破している話題作だ。
この超短編集は全3巻に146のエピソードが収録されているが、ドラマでは、八つのエピソードをモチーフとして抽出。「Eye Love You」(2024年/TBS系)や映画「顔だけじゃ好きになりません」(25年)などの手がけた三浦希紗氏が脚本を担当、原作の持つはかない世界観と共感性はそのままに、登場人物たちの葛藤や成長を細やかに写し出す。わずか140字の物語が映像でどのように表現されるのかにも注目が集まる。
主演の葵と神尾は初共演で、美術をきっかけに距離を縮め、恋人同士になった羽沢由宇(葵)と大崎真央(神尾)を演じる。由宇は、夢中になって絵を描く真央の姿に心を奪われ、これを“運命の恋”だと信じるほど真央のことが大好きだった。しかし、大学進学を機に遠距離になった2人は次第に擦れ違っていき、やがて社会人に。擦れ違いによる葛藤を抱えながらも、少しずつ前進しようとする2人の姿は、恋の終わりを経験したことがあるすべての人へ刺さるに違いない。果たして、由宇と真央の“運命の恋”の行く先は?

真央に運命を感じる由宇を演じる葵は、「タイトルの通り、切なさが常に漂う物語だと思いました」と台本を読んだ感想を振り返る。「恋の始まりや終わりだけでなく、人が成長していくこと、変わっていくことやそれでも変わらないことなど、どこか切なさが描かれていると感じます。私が演じる由宇も、真央と特別な出会いをするけれど、人生の中で変化の大きい10~20代の中で、あらがえない変わりゆくものにとても影響を受けていて、私も過ごしたことのある時期なので共感する部分は多い気がします」と、物語が持つ共感性に心を寄せる。
初共演で恋人役を演じる神尾には「作品などで拝見させていただいていて、独特な雰囲気をお持ちで、クールそうだなと思っていました」との印象を持っていたというが、「実際にはすごくフランクな人で、同い年だということもあって力を合わせて楽しく現場を過ごせていると思います!」と撮影での様子を明かす。そして、「真央と由宇のシーンをこれから重ねられることが楽しみです」と2人で紡ぐ物語に期待を寄せる。さらに、「きっと共感していただける作品になると思います。10月の放送までまだ時間がありますが、皆さまに届く日を思いながら撮影頑張ります! 楽しみに待っていてくれたらうれしいです」と、視聴者へのメッセージを投げかけた。

対する神尾は、「本読みの時に初めてお会いしたのですが、細かいところまで監督に質問していたり、すごく真面目で熱心な方だと思いました。でも、現場で話していくうちに、僕のしょうもないノリにも乗っかってくださり、意外な一面も見つけることができました。あとすごく姿勢が良いです」と葵の印象を語る。
そんな葵が演じる由宇が運命を感じる相手・真央役を務める本作には「恋愛をしたことがある人なら共感できるようなシチュエーションや描写が多く出てきており、共感すると同時に胸がぎゅっと締め付けられるような気持ちになりました」と感想を述べ、「僕が演じる真央は優しくて、柔らかくて、でもどこかつかみどころのないキャラクターだと思いました」と、自身の役柄を分析。そして、神尾も口にするのは“共感性”。「きっと共感してもらえるシーンが多々あると思うので、真央に限らず、共感しながら楽しんでいただけたらと思います」とコメントした。
ドラマ化にあたり、原作者の冬野氏は、「旧Twitter(X)時代に書いていた1投稿で読み切れる140文字の物語が、書籍化を経てついにドラマになって地上波へと羽ばたくことになりました。すべての恋が終わるとしても、通称すべ恋。本作を原作として、脚本家の三浦さんがさらに素敵なストーリーを組み立ててくださり、葵さんや神尾さんをはじめとしたキャストの方々に、文章では表現しきれない動きや彩りを、ドラマという形で昇華していただいています。ドラマという映像作品としてすてきなものに仕上がっていると思いますので、毎週皆さまと一緒に楽しめたらうれしいです」と期待を込める。
さらに本作は、地上波連続ドラマのほかに、本編では描かれない原作エピソードをもとにしたショートドラマの展開も決定。SmartNewsアプリ内などで全10本が配信される。配信は9月以降の予定。
この世のすべてのものに必ず訪れる“終わり”を切なさだけでなく前向きに捉え、誰しもの胸の中にある宝物のような記憶を思い出させてくれる物語の続報に注目だ。
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