ウェイキーを演じる幹葉「斜め上を行くエンターテインメントをお届けしていけるように」2025/06/30 07:00

NHK Eテレで4月からスタートした「The Wakey Show」(毎週月~金曜午前7:00)。登校前の小学生に向け、メインキャラクター・ウェイキーとその仲間たちが、今日一日が楽しくなるinterestingな情報をお届けするエデュテインメントショウ。
今回は、メインMCのウェイキーの着ぐるみ操演を担当する幹葉さんにインタビュー! 収録の感想や、Wakeys(ウェイキーズ)の仲間たちとのエピソードを聞いた。
──番組スタートから3か月がたちましたが、率直にいかがですか?
「1番に出てくる感情は“楽しい”です。私を含め、着ぐるみやパペットの操演をするのが初めてのメンバーが集まっているので、いろんなことに悩み、ぶつかりながら演じているのですが、操演の先生方やスタッフさん、カメラマンの方、音響の方々も、みんなが一緒に頑張ろう、盛り上げていこうという気持ちでやってくださっているので、毎回の収録は全員の思いがとってもアツいです」
──特に楽しいと感じる瞬間を詳しく教えてください!
「収録ももちろん楽しいのですが、5月に初めて広島で開催したソングパーティーというイベントがすごく楽しかったです。みんなが毎日の放送を、『どんな表情で見てくれているんだろう』という気持ちがあったのですが、イベントには老若男女が集まり、目の前で子どもたちも、大人もみんなが笑顔でステージを見てくださって、ぐっときちゃいました」

──直接反響を感じることができて、どうでしたか?
「うれしかったという気持ちに加えて、この子たちの未来や笑顔を作る本当にすごいお仕事をやっているんだという責任を改めて感じました。小さい時に見ていた番組は、ずっと心に残り続けるものだと思うので、それに関わってメインとしてやっているからこその責任感と、もっともっと頑張っていきたいなという気持ちが改めて生まれました」
──楽しいことが多いそうですが、逆に、まだ“難しい”と感じている部分はどんなところでしょうか?
「やればやるほど難しいことは出てくるなと思います。着ぐるみ操演に関しては、技術的な難しさと、自分の体力的なことでダブルの難しさがあるんです。最近、Eテレの着ぐるみの先輩方とご一緒する機会があって、シュッシュさん、ワンワンさん、サボさんを演じている先輩たちが親身になってすごく話を聞いてくださいました。着ぐるみ操演と声を一緒にやっていることの楽しさ、難しさを聞く機会があって」
──どんなアドバイスをいただいたのですか?
「『自由なんだ』と教えていただきました。言葉でもそうですし、実際に収録を見て私が、勝手に学んだところでもあるんですけど、声と操演が一緒だからこそ、すごく表現の幅が広いんですよね。着ぐるみだけだとただの人形に見えてしまうところも、中に入っているからこそかすかな動きでさえもちゃんと生きているように見えるのが、着ぐるみ操演としてすごく楽しいところです」
──1番意識しているのはどういうところですか?
「自分の言動、自分から出てくるものが誰かに影響するということを意識しています。また、この番組は毎朝放送しているので、この番組を見てくれたみんなが、1日を明るくスタートできるように、そして、少しでも楽しくハッピーな気持ちになってもらいたいなという意識を持ってやっています!」

──Wakeysには仲間がたくさんいらっしゃいますが、どんな存在ですか?
「皆さんが番組で見ているWakeysのそのままです。心強い仲間たちで、本当にこのメンバーでよかったなと、いろんなことを乗り越えるたびに思います。全員が未経験者なのですが、みんなが初めてのものに挑戦して、悩みながら、ぶつかりながら、みんなが頑張っているから自分も頑張ろうって思えるような、いい相乗効果が生まれる関係性です」
──オーディションで初めて会ってからずっと支え合ってきたんですね。
「パペットたちは先に練習が始まっていたのですが、着ぐるみは別の練習だったので、私だけ合流するまでにちょっとだけ時間があったんです。そんな時に、みんなで気持ちを一つにするということの一環として、即興劇をやってみましょうということになって。『けんかから始まる』というテーマをもらって、お芝居だけど、普段言えなかった本音が出て、ぶつかり合う芝居になりました」
──それはオーディションで決まってからどれくらいの時期だったんですか?
「3か月くらいです。私はみんなと会う回数が少なかったので、主人公だけどちょっと疎外感を感じていて、チームとしてやっていけるのかという不安も抱いていたんですね。そんな中で、『ウェイキーズ、もう無理だよ』というけんかで始まる劇をしたんです。ポピン役の椙山さと美さんと、ヴィーテ役の助川真蔵くんは舞台でのお芝居の経験が豊富で、2人が『眼鏡キャラかぶっているんだけど。外してくれない?』という言い合いから始まったのですが、普段演技をされているからこその迫力がすごくて、私はリアルにびっくりして泣いちゃって(笑)」
──迫真の演技だったんですね。
「最終的にみんなで決めポーズをして、今後けんかがあった時には、このポーズをすれば仲直りの証というものを決めようという流れで見事に収まって、とても素晴らしいお芝居だったんです。そこで一つになることができました。コントライターズというコーナーで、みんなで演技をすることがあるのですが、そこにもつながっていると思います」
──Wakeysとしての、ターニングポイントになったんですね。
「それぞれキャラクターがあるのですが、プライベートの時の役割も、ちょっと似ているところがあるというか。けんかしている中で、モッソ(山下優太郎)だけずっとお菓子を食べていて場を和まそうとしてくれたり、マリーゴール(早希)は一生懸命盛り上げてくれようとしてくれたり。その時合流していなかったドーネ役のchayさんは、旅に出て、いたりいなかったりするドーネのキャラクターのようだったので、そういうところも相まって、いい感じでみんなバランスが取れているのかなと思います」
──撮影で特に印象に残っているエピソードはありますか?
「最近はサニーストリートフェスというお祭りをやっていて、芸人さんやエンディングテーマを作ってくれたこっちのけんとさんなど、いつものサニーストリートの住人ではない方々が番組に参加してくださったのですが、『本当に楽しかった』と笑顔で帰ってくれたのが、すごく印象的でした。テレビで放送されている世界観だけではなくて、収録の時点から、みんなが笑顔になったり、楽しんでもらえるような空気感が作れているのかなと思うと、よかったなと思いました」
──それだけ皆さんの撮影の雰囲気がいいってことですよね。
「私たちはNHKのレギュラーが初めてなので分からないのですが、関わってくださっている技術さんなどが『The Wakey Show』はすごく現場の雰囲気がいいよって言ってくださっているので、『そうなんだ!』って」
──幹葉さんはスピラ・スピカのボーカルとしても活躍されていますが、この「The Wakey Show」での経験を今後のお仕事にどう生かしていきたいですか?
「もう既にたくさん生かされています。例えばライブをする時も、会場でどんな人にも楽しんでもらうためにはどうしたらいいかを考える力がさらに高まりました。ライブパフォーマンスもそうですし、最近新しくできた曲は、みんなで楽しめるような曲にしたいなとか、子どもたちもライブでノってくれたらいいなということを考えて曲作りをして、新しい挑戦だなと思っています。それに、番組が終わった後にSNSの反応を見ていると、『普段は学校に行けていないけど、番組を見ている時は楽しんでいる』という声を目にすることもあって、こっちのけんとさんが書いてくださったエンディングテーマの『それもいいね』のように、どんな子にも「それもいいね」と言えるすてきなところがあるんだよって伝えているんだなと思いました」
──ちなみに子どもの頃に見ていたEテレ番組で印象に残っているものはありますか?
「徳島県出身なのですが、NHK徳島局での『おかあさんといっしょ』の収録に応募して、当たって出たことがあるんです。両親がすごく喜んでいました。そして、先日その時の歌のお姉さんとお兄さんにウェイキーとしてごあいさつすることができて、すっごくうれしかったです」

――時を経て再会することができたんですね。
「ほかにも、『ざわざわ森のがんこちゃん』が好きで、小学校でたまにテレビをつけてくれる時にがんこちゃんが映るとうれしかったです。風邪をひいて休んだ時に見るがんこちゃんも特別でした…(笑)。今は、そのがんこちゃんなどのパペット操演の裏側を知ることができてすごくワクワクしています。『こんなにすごい態勢で操演していたんだ』とか、『声に合わせてこんな動きができるなんてさすが職人さんだ』って思いますね。ウェイキーでは、着ぐるみ&パペット操演プラス顔出しをして表現力が広がっていることを強みにみんなで頑張っていきます!」
──最後に聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
「いつも『The Wakey Show』を見て楽しんでくださって本当にありがとうございます。これからもみんなが毎日楽しくなるような、わっと驚かせるようなことを、私たちはできると思っているので、これまでの着ぐるみやパペット操演たちがやってきたことの斜め上を行くようなパフォーマンス、エンターテインメントをお届けしていけるように、全員で力を合わせて頑張っていきます!」
──ありがとうございました!
「The Wakey Show」では、6月30日~7月3日を「万博 WEEK」と題し、全国の子どもたちに向けて大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンの見どころを一挙に紹介。日本を代表するトップクリエーター・研究者である8人のプロデューサーたちが、自ら手がけたパビリオンを案内する。会場を訪れた Wakeys(ヴィーテ、マリーゴール、ポピン、モッソ)と子どもたち(SDGs こどもユニット・ミドリーズ)に、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」や今こそ伝えたいメッセージについて、優しい言葉で語りかける。
1日2人ずつ紹介していく放送ラインナップは以下の通り。
6月30日ロボット工学の第1人者・石黒浩P(プロデューサー)の「衝撃! 1000年後の未来!」
食の伝道者・小山薫堂Pの「改めて考える、いただきます」
7月1日データサイエンス・宮田裕章Pの「命の鼓動を響き合わせる! 野外アート群!」
ジャズピアニスト・中島さち子Pの「音楽で世界とつながる! クラゲパーク!」
7月2日アニメ監督・河森正治Pの「いのちの合体! 変形! ミュージアム」
メディアアーティスト・落合陽一Pの「もう1人の自分と会話する未来の鏡」
7月3日生物学者・福岡伸一Pの「体感! 終わらない命の旅」
映画作家・河瀨直美Pの「心通わす対話シアター」

【プロフィール】
幹葉(みきは)
6月14日生まれ。徳島県出身。ピュアでポップでロックなソロプロジェクト「スピラ・スピカ」のボーカルとして活躍中。TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」(TOKYO MX)のオープニングテーマを担当するほか、数々のアニメタイアップ、CM、キャラクター、サッカー等のテーマソングを担当。持ち前の太陽のような明るさで、聴く人の心に寄り添い勇気づける楽曲や、その楽しさとハッピーがあふれるライブが話題となり、スピスピスマイル旋風を巻き起こし中!
【番組情報】
「The Wakey Show」
NHK Eテレ
毎週月~金曜 午前7:00〜7:20
【プレゼント】

幹葉さんサイン入り生写真を1名にプレゼント!
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【締切】2025年7月28日(月)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
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