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ONE N’ ONLY、全世界メジャーデビュー!「BLAST」への思いと念願の武道館で見た景色とは?2025/06/18 19:00

ONE N’ ONLY、全世界メジャーデビュー!「BLAST」への思いと念願の武道館で見た景色とは?
左から)NAOYA、EIKU、HAYATO、TETTA、REI

 南米を中心に海外でも高い人気を集める、5人組ダンス&ボーカルグループ・ONE N’ ONLYTETTAREIEIKUHAYATONAOYA)。結成から7年、6月18日にメジャー1stシングル「BLAST」をリリースし、全世界にその名を轟かせた。

 そんな彼らに「BLAST」収録楽曲を解説してもらったほか、それぞれ注目してほしいポイント、MVの撮影秘話などを聞いた。さらには、5月9・10日に東京・日本武道館公演で幕を下ろした「LIVE TOUR 2025 ||:ONE N’ ONLY:||」の振り返りや、今だから言えるメンバーへの思いなども明らかに。

――まず、「BLAST」の表題である同名曲について教えてください。

HAYATO 「メジャーデビューという大きな変化を迎えて、そこに対する意気込みや熱量を込めている楽曲です。『BLAST』=爆風というタイトルの通り、“僕らの爆発的なエネルギーをここから届けていくぞ”と。さまざまなジャンルがミックスされている楽曲で、僕らワンエンの軸であるラテンのバイブスもしっかり入っています」

EIKU 「曲調もそうですが、ダンスも激しいものになっていて。振り付けは、これまでも『OPEN』や『Hook Up』を担当してくれたKAITAくんにお願いしています。『BLAST』のデモで聞いた段階で、もう“KAITAくんだな”っていうイメージがあって。ただ激しいだけでなく、キャッチーでユニークな振りもあるので、踊っていてすごく楽しいですね。まだ皆さんにはフルでお見せできていないので、早く披露したいです」

――2曲目の「Bittersweet」は、REI(沢村玲)さんが出演中のドラマ「子宮恋愛」(読売テレビ)のオープニング主題歌も務めています。

REI 「この楽曲はドラマの制作の方々にも携わっていただいています。主人公の(苫田)まき視点で描かれている部分もあり、夫と好きな人との間で揺れる彼女の葛藤や苦悩など、ドラマの世界観が詰まっているかなと。オープニング主題歌として選んでくださった、ドラマの世界観を表現することを大切に、思いを込めて歌っています」

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REI

――3曲目の「BOOM BASH」はいかがでしょうか。

TETTA 「ツアーのテーマソングにもなっていたパワフルな楽曲で、僕個人としては、この楽曲が表題でもいいなと思っていたくらい気に入っています。ツアー中、ホール公演では一番だけ、武道館公演ではフルでやるという違う見せ方にも挑戦したり。振り付けにも特徴があって、面白いシルエットが多いんです。そういう部分も含めて、新たに僕らの武器になる楽曲だと思います。あとは、それぞれ吐息を聞かせるような“沸きポイント”があるので(笑)、そこにも注目していただけたら」

NAOYA 「確かに。『BOOM BASH』は“始まった感”があってワクワクするのと同時に、どこか不気味な雰囲気を感じるのも好きなポイントですね。ラスサビでサウンドが盛り上がり、一気に音が強くなるのですが、特にそこは踊っていてテンションが上がります。ライブでは、僕らのみならずSWAG(※ファンの呼称)のみんなも盛り上がってくれていた印象です」

――そんな全3曲の中で、皆さんそれぞれ注目してほしいポイントを教えてください

REI 「僕は『BLAST』と『BOOM BASH』それぞれの低音パートですね。実は自分が得意としているレンジ(音域)で、今後よりそういう部分をお見せしていけたらいいなと」

EIKU 「なるほど。僕は『BLAST』と『BOOM BASH』のラップかな。普段メロディーを歌うことが多く、ラップはあまりやってこなかったので。僕の新たな一面として、ラップにもご注目いただきたいです」

TETTA 「『BOOM BASH』でいうと、“Move on to the next stage”の高音や“胸の鼓動が 確かにそう叫んだ”のあたりが推しポイントですね。あと、『BLAST』の“誰にも追いつけない”の部分。1番と2番で歌詞は同じですが、歌い方は全く変えているので、そういう違いも楽しんでいただけたらうれしいです」

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TETTA

HAYATO 「そうですね…『BLAST』と『BOOM BASH』は僕は割といつもの感じでぶちかましているので(笑)、『Bittersweet』かな。特に2番のAメロですね。これまでの僕らにはなかった曲調なので新鮮ですし、新たなスパイスになると思います。ツアーで披露した時も、これまでと違った空気を体感できました」

NAOYA 「僕は『BLAST』の2番のラップ。歌詞を表現するためわざと喉につかえるような感じで歌っていて、注目していただきたいポイントの一つです。あと、僕は普段ラップをやることが多いので、『Bittersweet』でメロディーを歌っているのをぜひ聞いていただきたいなと。全体的に丁寧に歌うことを心がけています」

――表題曲「BLAST」はMVも制作されたということですが、どのような映像に仕上がっていますか?

HAYATO 「メジャー一発目の表題曲というのもあり、すごく世界観が作り込まれていて、僕らの気合を感じていただけるようなMVになりました。ビジュアルや衣装、セットなど、新たなワンエンを楽しんでいただけると思います」

ONE N’ ONLY、全世界メジャーデビュー!「BLAST」への思いと念願の武道館で見た景色とは?
HAYATO

NAOYA 「確かに。今回、有名なアーティストさんのMVをたくさん手がけている鴨下大輝さんにディレクションをお願いしたのですが、映像の質感なども含め、全てのクオリティーが高く、メジャー一発目にふさわしいMVになったと思います。まだCGなどが入っていない段階で映像を見ただけでも、みんなで“ヤバい!”と盛り上がったので、完成したものは一体どうなっているのかなって。SWAGのみんなの反応も楽しみですね」

――撮影時のエピソードなどがあれば教えてください。

TETTA 「円卓をみんなで囲むシーンがあるのですが、そこに並んでいる料理がこれまで見たことのないものばっかりだったんです! これも世界観の一つなのですが、魔物が食べるような料理といいますか…。肉やフルーツなど、初めて見るものがたくさん並んでいて、それがすごく面白かったです。まるで森のようなセットをしっかり作り込んでくださっていて、異世界にいる感覚になりましたし、“スタジオでもこんなことができるんだ!”と驚きました」

REI 「僕は、今回カメラの使い方がすごく面白いなと思って。それこそ円卓を囲んでいるシーンの時は円卓に沿うようにぐるっと一周してみたり。あと、HAYATOが手に取った砂を円卓に落とすシーンがあるのですが、ズームの使い方が独特で、見ているだけで神秘的な世界観にグッと引き込まれてしまうような。使っている機材がそもそもすごくいいものなので、そういう意味でもレベルの高い映像になっていると思います」

EIKU 「僕は砂の上で踊るシーンがあったのですが…ちょっと踊りづらかったですね」

一同 「マイナスポイント?(爆笑)」

EIKU 「いや、足元が不安定だったので! でも、頑張った分すごくいい画(え)になっていると思うので、完成した映像を見るのが楽しみです」

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EIKU

――5月9・10日には、ツアーのラストとして、皆さんがこれまで目標として掲げていた日本武道館での公演を果たしました。振り返ってみて、いかがでしたか?

HAYATO 「『BOOM BASH』から始まり、高い所から登場して客席を見渡した時に、SWAGでいっぱいの景色は想像以上にきれいでした。今回のツアーは僕らの熱量も含めて過去一番濃い内容になったと自負しているのですが、特に武道館は今まで僕らが歩んできた道のりの集大成にふさわしいライブにできたんじゃないかなと。ツアーを通して、この先に進んでいくためのストーリーを作り上げてきたので感情も乗りましたし、僕らの歴史にも記憶にもずっと残り続けるライブになりました」

REI 「武道館は僕らの歴史における大きな節目の一つという思いで臨んだのですが、僕らがそこに懸ける思いや熱量がSWAGのみんなともつながっていた感覚で、もうすごく熱かったですね。僕らの声かけにも全力で応えてくれて、すごくエモーショナルでした。僕個人としては、足をけがしてしまい技術的な部分でできないことも多かったのですが、いつまでも不安でいても仕方がない、今の僕にできることを全力でやろうと前向きに切り替えて臨んで。僕自身にとっても人生のけじめといいますか、武道館は絶対にきちんとやり切りたいと思っていたので、なんとか調整できたことがすごくうれしかったです。あらためて、皆さんの支えがあっての自分なのだなと感じました」

EIKU 「本当に想像以上の景色でした。武道館に立つイメージはしていましたし、どんな感じでパフォーマンスしようか、何を届けようかと考えていたのですが、それをはるかに超えてくる歴史的な瞬間だったなと。いろいろプレッシャーもありましたし、今までの道のりをあらためて振り返っても、僕らは決して順調ではなくて。たくさん試練がありましたし、すごく険しかったのですが、それがあったから武道館で見せられた姿もあったと思います。そして、やっとたどり着いたあの空間を、大切な時間をSWAGと共にすることができた。そのうれしさはもちろん、ちょっと複雑な…いろいろな思いがこみ上げてきて、最後は涙が止まらなかったです」

TETTA 「僕もあらためてSWAGのパワーといいますか、みんなに支えられていることを感じて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。武道館で、立ち見席も見切れ席も全て埋まっているあの景色を見られて感動しましたし、ずっとここを目標にして頑張ってきたので、これまでのライブとはやはり全然感覚が違っていて。その分、今までのライブの中で一番プレッシャーも大きくて、始まる前まではすごく緊張していたのですが、終わった後に“みんなでもっと上に行ける。アリーナもドームも絶対に行ける!”と夢が確信に変わったんです。間違いなく、今までやってきた中で一番いいライブになりました」

NAOYA 「おっしゃる通り武道館は今まで僕らが目標にしていた場所で、そこにたどり着けた達成感も含めて、今後忘れることのできない特別なライブになりました。あっという間に終わってしまった感覚だったのですが、ここからさらに希望をつかんでいける気がして。大切な節目の一つで、僕自身も今までで一番力が入ったライブになりました。あの時に感じた思い、経験をこの先につなげていきたいと思います」

ONE N’ ONLY、全世界メジャーデビュー!「BLAST」への思いと念願の武道館で見た景色とは?
NAOYA

――そんな武道館公演の今だから言える裏話はありますか?

TETTA 「中盤『DEJAVU』から始まる白い衣装のブロックで、僕らが山台に乗って登場し、それを使いながらパフォーマンスする時間があったと思うのですが、実はあれが本当に大変で。というのも、山台は自動で動くのではなく、中にスタッフさんが入って動かしてくださっていたんです。なので、きちんと連携が取れないと成り立たなくて、リハーサルではなかなかうまくいかず…。でも、苦戦した分、ライブを見てくださった方から“印象に残ったよ”という声をたくさんいただいたので、やって良かったです。人力でやっているからこそ、その日のライブによって動きがちょっと変わるような、まさに生のライブ感もありましたし。ただ、揺れもあったのであの上で踊る時はちょっとだけ怖かったです(笑)」

HAYATO 「あと、ホールと武道館ではオープニングの映像を少し変えているんです。今回のツアーは、ホールから夢見ていた武道館に向けての流れを大切にやっていたので、SWAGのみんなにもそれを感じてもらいたくて。武道館のエンディング映像では、ツアー名に付いていたリピート記号が取れる様子を描いたのと、それまで“ONE N’ ONLY”というロゴに絡まっていた鎖が消えているんです。ここで足踏みせずに前に進んでいく、この先に待ち受ける光を求めて進んでいく、というストーリー感を映像にも込めています」

ONE N’ ONLY、全世界メジャーデビュー!「BLAST」への思いと念願の武道館で見た景色とは?
左から)NAOYA、EIKU、HAYATO、TETTA、REI

――メジャーデビューを機に、あらためて隣の席のメンバーの魅力をリレー形式で教えてください。(※座り順はHAYATO、REI、EIKU、TETTA、NAOYA)

HAYATO 「REIさんの魅力か…たくさんあり過ぎて、どれを言おうか迷うな(笑)。パフォーマンス面においては、見せ方として色っぽさが武器だなというのを今回のツアーで特に感じました。歌声の振り幅も大きくて、特に『BOOM BASH』では低かったり、高かったり、REIさんが何人いるんだろうと思うくらい。最年長というのもあって引っ張ってくれますし、MCではしっかり話してくれるので冷静なイメージもあると思うのですが、実はすごくグループに対する熱量が高い人。その熱さがグループの原動力にもつながっています。そんなREIさんをどうぞ推してください!」

REI 「うれしい。ちょっと感動しちゃった」

HAYATO 「あっ、ダル絡みしてくるところだけは直してほしいけど(笑)」

REI 「(笑)。僕から見て、EIKUはすごく総合力が高いんですよね。歌、ラップ、ダンス、楽器もできる上に運動神経もすごく良い。率直に、非の打ちどころがないなと。ライブ中もEIKUにしかできないようなあおりやフェイクで盛り上げるのがすごく上手で、とにかくいろいろなことができるんです。そして、昔はかわいらしいイメージが強かったと思うのですが、年を重ねてどんどん男らしさが強くなってきて。SWAGのみんなにとっては、そういう移り変わりも魅力なんじゃないかな」

EIKU 「次はTETTAか………チッ(小さく舌打ち)」

TETTA 「ねぇ、ちょっと! 今の絶対に効果音まで書いてください!」

一同 「(爆笑)」

EIKU 「TETTAはムードメーカーで、場の雰囲気が暗くなった時など、いつも持ち前の明るさで空気を変えてくれるんです。それは僕が持っていないもので、フレンドリーなところなども含めて、みんなこの陽なオーラに救われてきた部分も多いのかなと。そして、好きなことに対して本当にストイックで、歌に関しては隙さえあれば発声練習をしていたり、継続できる力がすごいなと思います」

TETTA 「ありがとう(笑)。NAOYAは、今回のツアーで『Only One For Me』をやった時に“誰が何を言おうとも 走ることは止まらない”というラップパートをもはやラップではなく、魂で本気で届けるように歌っていたのがすごく印象に残っていて…。『DOMINO』などもそうですが、ライブによって言い回しを変えたりして、伝えたい歌詞をストレートに届けられるところが武器の一つだなと。あと、僕はふと自分の世界に入ってしまうことがあるのですが、NAOYAは常に俯瞰(ふかん)で物事を見ることができますし、空間把握能力に長けていて、そういうところはアーティストとしての強みでもあると思います」

NAOYA 「今回のツアーを経て、僕はあらためてHAYATOがワンエンのリーダーで良かったなと思いました。最初の頃に比べて、存在感もすごく強くなって。ダンスやパフォーマンス面で引っ張ってくれるのはもちろん、武道館でも『3年後、ドームに立ってやる!』と宣言してくれたり、いつも僕らの士気を上げてくれるんです。こういう人がいてくれるからグループが成長できると思っていますし、いつもエンジンをかけてくれるのはHAYATOなので、すごく感謝しています。ただ、1人でため込んでしまうところがあるので、そういう時には頼ってもらえたらうれしいです」

【プロフィール】
ONE N’ ONLY(わんえんおんりー)

2023年の南米ワンマンツアーを経て、ラテンカルチャーを取り込み、J-PopとLatin Musicを融合した、さらなる独自のスタイル“Jatin Pop”へと進化し、唯一無二のスタイルを貫き続けるダンス&ボーカルグループ。Music Videoは世界各国に注目され、南米、アジア圏、欧州からのアクセスが殺到し、合計再生回数は3000万回を突破。TikTokフォロワー数は、日本人男性音楽アーティストでは1位となる570万人超え。動画の総再生回数は6.2億回を突破している。

ONE N’ ONLY、全世界メジャーデビュー!「BLAST」への思いと念願の武道館で見た景色とは?
左から)NAOYA、EIKU、HAYATO、TETTA、REI

【リリース情報】

ONE N’ ONLY、全世界メジャーデビュー!「BLAST」への思いと念願の武道館で見た景色とは?


メジャー1stシングル「BLAST」

2025年6月18日リリース
商品詳細:https://one-n-only.jp/news/news31607/
各配信サイト:https://lnk.to/ono_blast

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【締め切り】2025年7月16日(水)正午

取材・文/TVガイドWeb編集部



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