「DUSTER」ジョシュ・ホロウェイ――「J・J・エイブラムスからのオファーはエキサイティング」2025/05/29

　ヒットメーカーのJ・J・エイブラムスがおくる、FBI×アウトローの異色バディが荒野を爆走し、犯罪組織に挑むクライムアクションドラマ「DUSTER/ダスター」がU-NEXTで独占配信中。主演は、「LOST」でJ・J・エイブラムス作品に出演したジョシュ・ホロウェイだ。アウトローのジム・エリス役を演じている。

　舞台は1972年。FBIの女性捜査官・ニーナ（レイチェル・ヒルソン）は極秘任務のため、混沌と暴力が支配するアメリカ南西部に送り込まれる。そんな彼女が運転手として選んだのは、過去に多くを失い、孤独に生きるジム（ジョシュ・ホロウェイ）。ジムとニーナは共に命を懸けた逃走劇を繰り広げながら、次第に巨大な陰謀と国家レベルの秘密へと足を踏み入れていく。

――J・J・エイブラムスとの再タッグはいかがでしたか？

「最初にJ・Jから電話があって、僕はイエスって感じだった。彼のようなアーティスティックな才能のある人からオファーをもらうのは、ただただエキサイティングなこと。それから、彼からこの作品のことを聞いたんだけど、1972年を舞台にしているから、話が進むごとにどんどん良くなっていくんだ。マッスルカー、爆発的な音楽、個性、そういった文化的な爆発があった時代で、とても豊かだった。僕は車が大好きなんだ。だから、マッスルカーに乗れるのはとても魅力的だったし、中でも『DUSTER』はマッスルカーとマッスルカーの間のような、無名のマッスルカーだから大好きなんだ」

――車のスタントも見どころですが、実際に演じたのですか？

「J・Jと電話してすぐに、スタント・ドライビング・スクールに通うことにした。そこでは、車でやってはいけないと言われていることを、全部やっちゃうんだ。そういうことが好きな人にとっては、ディズニーランドみたいなものだった。そのおかげでドライビングテクニックの正確さと、自分にもできるということを学んだよ」

――この役柄はセクシーでエキサイティング。いい意味で70年代の雰囲気をかもし出しています。

「ああ、笑顔と威勢のよさを持ち帰ってほしいね。人生は難しいしいろいろなことが起こるけど、明るくいこう。明るくね。このキャラクターを演じるのが大好きだし、彼についてJ・Jたちと話すのが大好きなんだ。それは、ジムは自分の仕事が好きだから、ジムはいつも少しドラマチックで感情的なんだ。繊細ででも同時に弾力性もあって、そんなバランスの取れた人物を演じることができてよかった。レイチェルのキャラクターもそうだと思う。偏見にさらされ、失敗させようとするさまざまなことがあっても、彼女の反応や演技には軽やかさがある。それが彼女の心を和ませ、物事を成し遂げることを可能にしている。ジムも同じだ。彼のさばさばした感じはある意味、魅力的。そうでなければ身動きが取れなくなるような状況を切り抜けることができる。この作品は豊かなキャラクター主導のショーなんだ。登場人物の全員を演じたいと思ったよ」

――ジムの世界はFBIの接近で一変しますが、それなりにうまく対処していきますね。

「ええ、そうだと思います。彼は弟の死に疑念を抱いていた。でも、彼はマフィアであり、一緒に育ったファミリーへの愛が疑念を打ち消していた。それが、ジムがニーナと一緒に働くことを決めた理由なんだ。彼は彼女を利用するつもりで、すべての情報を聞き出し、彼女には何も与えないつもりだった。でも、彼が彼女を引き込むように、彼女も彼を引き込み続けた。お互いに一線を越えているんだ。お互いに光と闇、その両方へと引き込んでいく。そうやって成長していく関係は楽しいよ」

――撮影でつらいことはありましたか？

「砂漠の真ん中で、寒い中、夕暮れから明け方までTシャツ1枚で遺体を埋葬したシーンだ。風の強い夜だったね。でも、それを利用するんだ。自分に言い聞かせて、寒さはただのエネルギーだって。自分を飛躍させるんだよ」

【コンテンツ情報】
「DUSTER／ダスター」（全8話）
U-NEXT
独占配信中

【プロフィール】
ジョシュ・ホロウェイ（Josh Holloway）
1969年7月20日生まれ。米・カリフォルニア州出身。J・J・エイブラムス製作総指揮の人気ドラマ「LOST」（2004〜10年）でソーヤー役を務めて有名に。ほか出演ドラマに「サイバー諜報員〜インテリジェンス〜」（14年）、「COLONY/コロニー」（16〜18年）、「イエローストーン」（20〜24年）などがある。

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