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藤原丈一郎が「ロンダリング」で地上波連ドラ初単独主演!“死者の声が聞こえる”売れない俳優役2025/05/24 05:00

藤原丈一郎が「ロンダリング」で地上波連ドラ初単独主演!“死者の声が聞こえる”売れない俳優役

 なにわ男子藤原丈一郎が、7月スタートのカンテレ×FODドラマ枠第三弾となる「ロンダリング」(木曜深夜、日時未定、関東・関西ローカル=関西テレビ制作)で主演を務めることが分かった。“死者の声が聞こえる”特殊能力を持つ主人公が、社会の闇に消された人々の“非業の死”の真相に迫る。

 「ロンダリング」は、“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ男・緋山鋭介(藤原)が、嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する、社会派ミステリー。社会から切り捨てられた人間たちの生きざまを描くオリジナル作品。

 地上波連続ドラマ初単独主演となる藤原が演じるのは、売れない俳優の緋山。霊の声が聞こえる“霊感”ならぬ“霊聴”体質に悩まされている緋山は、とある死者の悲痛な叫びを聞いてから、その無念を晴らしたいという思いが芽生える。

藤原丈一郎が「ロンダリング」で地上波連ドラ初単独主演!“死者の声が聞こえる”売れない俳優役

 藤原は、“死者の声が聞こえる”という役でオファーを受けた際のことを「“カンテレや!”って(笑)。まずはそこでした。カンテレさんにはCDデビュー前から、本当にお世話になっています。SUPER EIGHTさんの『関ジャニ∞のジャニ勉』(2007~21年)や、なにわ男子Aぇ! groupの冠番組『なにわからAぇ! 風吹かせます!』(19~21年)など、たくさん出させていただきました。僕、実はカンテレの裏の病院で生まれたので、一番カンテレに近いアイドルなんですよ(笑)。そんな、生まれた町といっても過言ではない場所で、ずっとお世話になってきたテレビ局で、ジュニア時代を育ててもらったスタッフさんたちと一緒に、初めての単独主演ドラマをやらせていただけることがすごく光栄です。改めて大阪育ちでよかったなと思いました」と、目を輝かせる。

 台本を読んだ時の感想を聞かれると「まず“ロンダリング”という言葉を調べるところからでした。“洗濯する”とか、いろいろな意味が出てきて、最初は疑問に思ったんですけど、物語が進むにつれてその意味が分かっていきます。タイトルを回収するような内容になっているので、視聴者の皆さんもどんな展開になるのか注目してください」と答え、演じる緋山鋭介については「真っすぐでピュアな人間で、周りを巻き込みながらも周りに成長させられていく役どころです。“霊の声”というと怖がられるかもしれませんが、ホラー的な怖さより、人と人とのつながりや温かさが表現されたドラマになっているので、ぜひ楽しみにしていてください」と説明した。

 すでにクランクインしているようで、「本読みのあと、監督とディスカッションした時に、僕と緋山に通ずる大きな部分があることに気が付きました。売れない俳優の緋山が、特殊能力をきっかけに誰かに必要とされた時のうれしさ。それが、なかなかCDデビューできなかった僕と重なる部分があるなと。今までの自分の人生にヒントがあると思うので、それを緋山に注入していきたいです。ほかに分からないところは、台本を読んで自分で考えたり、周りのキャラクターに刺激をもらったりして、“緋山鋭介”という人物像を作り上げています」と意気込んでいる。

 また、緋山と重なる部分に関しては「『それなんですか!?』と、いろいろなことに興味津々な部分は、ピュアな緋山と似ていますが、僕は“霊の声が聞こえる”といった特殊能力はないので…(笑)。逆に重なるところがないからこそ、演じがいがあると思っています」と打ち明け、「ほかに共通点といえば、“関西弁”ですかね(笑)。今回改めて、関西弁って言いやすいけど文字にすると覚えづらいなと思いました。でも、脚本の古家和尚さんが気を使って細かいところまで工夫してくださって、他のキャストも関西出身の方が多いので、すごく楽しい現場になっています」とコメントした。

 ジュニア時代から頑張ってきた大阪の景色を見るとホッとすると話す藤原は、「ずっと活動してきた場所で、大阪でドラマを担えることがうれしいです」と喜び、主演を務めることに関して「皆さんに“座長”と呼ばれますが、僕は本当にそう思っていなくて。ドラマの先頭を切るという意識は持っていますが、本当に素晴らしい皆さんに支えられています。他にも個性あふれる登場人物がたくさんいるので、ぜひ楽しみにしてほしいです」と、謙虚さを見せた。

 そして、「ホラーやサスペンスのような雰囲気がありながら、人情味にあふれる物語で、毎話どういう展開になるのかハラハラドキドキします。スタッフの皆さんがこだわってくださっているカメラワークにも注目してもらいたいです。役者のセリフや表情以外で、画面で表現する恐怖心…。本当にカメラで撮っているのか疑ってしまうくらいのリアリティーがあります。『ロンダリング』チームのチームワークを感じられる作品になっているので、ぜひ第1話からお楽しみください!」とアピールした。

 そんな、“霊”という目に見えない存在と、真正面から真摯に向き合う複雑な役どころに挑戦する藤原と共演するレギュラーメンバーに、菅井友香大谷亮平が決定した。

藤原丈一郎が「ロンダリング」で地上波連ドラ初単独主演!“死者の声が聞こえる”売れない俳優役

 菅井は、緋山がアルバイトすることになる不動産会社・アマミ不動産の社員・蒼沢夏凜役で登場。自身の能力を生かして事故物件をロンダリング(洗浄)する緋山と同様に、夏凜も霊が“見える”のだが、彼女は霊の姿を視認できるわけではなく、その場所やモノの危険度を“色”で判別できる特殊能力を持っている。クールでドライな性格だが、緋山のお世話係兼相棒のような存在として活躍する。

 欅坂46櫻坂46の初代キャプテンで、グループ卒業後は女優として活動する菅井。台本を読んだ感想について「物語の結末を予想しながら読みましたが、最後は見事につじつまが合って『そういうことか!』と、とても驚きました。普段生きていて、なかなかスポットライトが当たらないような場所にも光が当たる作品で、こんな世界があるのかと初めて知りました」と明かした。

 演じる蒼沢夏凜に関して「危険を察知するとモヤがかかって見えるという不思議な能力を持つ夏凜は、アマミ不動産でその力を使い、ワケあり物件のロンダリングをしていきます。私自身は、全く霊感がなく、周りから『気を付けなよ』と心配されるほど鈍感ですが、“お化け探知機”を持ち歩いていた時期があるくらい(霊に)興味があるので、演じていてすごく楽しいです。あと夏凜は、今まで私が演じてきた役柄の中で一番“ツンツンデレ”な役です。ほとんどデレることはなく、ひたすらツンツンしていますが、それは、自分が持つ特殊能力によって傷ついた過去があるから。自分を守るために、あえて人と距離を縮めず、壁を作っています」と分析した。

 本作の見どころを聞かれると「ホラー、サスペンス、ヒューマン…。いろいろな要素が詰まっていて、第1話を見たらどんどん続きが気になるような面白い作品になっています。視聴者の皆さんも、何か感じていただけるものが必ずあるはずです。私としては、映像作品で初めてアクションシーンに挑戦しています。監督が自ら動きを指導してくださり、楽しみながら頑張っているので、ぜひ見ていただきたいです!」と呼びかけた。

 大谷が担うのは、緋山に事故物件のロンダリングを依頼する、アマミ不動産の社長・天海吾郎役。クライアントは、夜の職業や生活保護受給者、過去に罪を犯した者など。賃貸契約を結びにくいといわれる人々に格安物件を仲介するため、“駆け込み寺”と称される不動産会社を経営している。ビジネス・利益最優先の言動を取る冷酷な一面は、物語に緊迫感を与える。

藤原丈一郎が「ロンダリング」で地上波連ドラ初単独主演!“死者の声が聞こえる”売れない俳優役

 本作のオファーを受けた大谷は「“ロンダリング”という言葉自体あまり身近なものではないですし、“霊の声が聞こえる”といった特殊能力は、どちらかというと非現実的な話だと思います。僕は日常にあるようなストーリーが好きなので、正直最初は入っていくのが難しそうで苦手意識がありました。でも、非現実的な世界に飛び込んで普段は経験できないことを体験できるというのは、僕たちの仕事の特権です。なので、今回はこのテーマにどっぷり浸かって楽しんでやろうという思いで受けさせてもらいました」と振り返った。

 天海吾郎を演じてみて「天海の風貌からも雰囲気からも、第1話からどこか詐欺師的な要素を感じる方が多いと思います。非常にドライで冷酷なカラーを持つキャラクターではありますが、実は1人の人間としてすごくもがいており、終盤にかけてどんどん人間的な部分が出てきます。特に緋山と夏凜とのかけ合いでは、イライラしてストレスをぶつける姿とか、少し感情が見えます。ただの冷たい人間にはしたくないという思いを持ってスタートしたので、最初から最後までそれが自然に出ていればいいなと思います」と感想を述べた。続けて「視聴者の皆さんが、どこか闇を感じたり、グレーな印象を抱いたり。それをリードするのが天海だと思うので、この作品の緊張感を表すという意味で、存在感を出せていけたらと思っています」と付け加えた。

 共演者の印象については「初めて共演する方ばかりですが、皆さん爽やかすぎて…。特に緋山(藤原)と夏凜(菅井)の中に天海が入っていくと空気がよどむというか(笑)。それくらいきれいで純粋なものを発散してくれています。2人の存在があるからこっちも光るというのは、一緒のシーンをやるたびに感じています。特に緋山(藤原)は、感情を表に出す時のパワーがすごいです。それが若さなのか、普段からアイドル活動で舞台に立っているからなのかは分かりませんが、こっちが触れてはいけないくらいのパワーを発散します。霊の声が聞こえてもがく緋山を僕が鎮めるシーンがあるんですけど、そのときの感情の出し方を間近で見ると、下手に触れてはいけないなと。それほどのエネルギーを発していて、彼のすごさを感じています」と絶賛した。

 最後に「物語は、緋山が霊の声が聞こえるというところから始まります。そんな人はなかなかいないと思いますが、視聴者の皆さんもそこに感情を乗せて、もし自分が…、もしくは身近な人が同じ境遇に置かれたらどういう困難があって、どうその能力を役に立てて、どう糧にして成長していくのか。僕も小説を読んでいるような気分になって、台本をもらうたびにすごく先が気になったので、皆さんも『ロンダリング』の世界観にどっぷり浸かって、楽しんでいただけたらなと思います」とメッセージを寄せた。

あらすじ

 売れない俳優・緋山鋭介は、スターを目指して大阪から上京したが、仕事は端役ばかりで収入はわずか、その日暮らしの毎日を過ごしていた。そんな彼は、全く役に立たない“ギフト”の持ち主であった。それは、非業の死を遂げた霊の声が“聞こえる”という厄介な特殊能力。霊感があるわけでもなく、霊の姿が見えるわけでもなく、かといって霊とコミュニケーションがとれるわけでもない。ただ、霊の声が一方的に聞こえる、無用の長物とも言えるもの。それ故に、家賃が格安の事故物件にうっかり飛びついては死者の悲痛な声に悩まされ、転居を繰り返す引っ越し貧乏に陥っていた。

 ある日、またも事故物件をつかまされた緋山は、苦情を訴えようと思い、家を仲介したアマミ不動産を訪れる。そこで、緋山の能力を知った社長の天海から「紹介したい物件がある」と、思わぬ場所に案内される。そこは、5年前に女性がベランダから飛び降りて自ら命を断ったという高級マンションの一室だった。自殺騒ぎで家賃が安くなったこともあり、これまで10人が次々と入居したが、その全員が精神的に不安定になって短期間で退去し、自殺を図ろうとする者までいた特A級の事故物件だという。

 この部屋でしばらく暮らし、問題なく住めることを証明して事故物件のイメージをロンダリング(洗浄)するアルバイトを持ちかけられた緋山は、高額のアルバイト代に目がくらんで引き受けることに。その夜、早速死者の声を聞くが、自殺したはずの女性がなぜか「私は殺された!」と訴えて…。



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