「愛されキャラの妹になれるように」原菜乃華、「あんぱん」で挑む“天真爛漫”なメイコ役2025/05/15 08:15

　NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「あんぱん」（月〜土曜午前8:00ほか）で朝田家の三女・朝田メイコを演じる原菜乃華。歌うことが大好きで、家族に笑顔を届ける“天真爛漫（らんまん）な末っ子”という役どころに挑む原が、初出演となる朝ドラへの思いや、姉たちとの関係、そして訪れた初恋までを素直な言葉で語ってくれた。

　今田美桜が主人公を務める「朝ドラ」第112作の「あんぱん」は、中園ミホさんがアンパンマンを生み出した漫画家・やなせたかしさんをモデルとした柳井嵩（北村匠海）と、嵩の妻・のぶ（今田）の激動の人生を描く。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語をおくる。

　原が演じる朝田メイコは、朝田家の三女。明るく自由な性格で、歌うことが好きなムードメーカー。家族の中にいるだけで、その場の空気を温かく照らすような存在として描かれている。

──朝ドラ初出演となりますね。今回、メイコ役が決まった時は、どんなお気持ちでしたか？

「朝ドラはいつか出演できたらいいなぁと思っていた夢の場所だったので、すごくうれしかったです。メイコは“ザ・末っ子”という感じで、愛嬌（あいきょう）があって、すごくかわいらしいキャラクターですよね。最初にこの役が決まった時は、“朝ドラの愛されキャラ”を演じることに責任の大きさを感じて、ちょっと緊張もありました。でも、朝田家の皆さんが本当に温かくて。セットに入って皆さんとお芝居をするだけで、自然とメイコになれていたので、プレッシャーも感じずに臨むことができました。メイコ役として、皆さんに愛されるような妹を目指せたらいいなと思っています」

──メイコにとって、長女・のぶ（今田）と次女・蘭子（河合優実）はどんな存在ですか？

「のぶ姉ちゃんは、飾らず真っすぐで、やると決めたことをやり通す力がとても強いです。迷うことがあったとしても、一度『これだ！』と決めたら、そこに向かって最速で走り抜けることができる人。メイコとしてもすごく勇気をもらえる存在です。蘭子姉ちゃんは、常に周りを俯瞰（ふかん）して見ていて、メイコのお世話もしてくれる。どこかお母さんのような、甘えたくなる存在だと思います。今田さんと河合さんは、とても優しくて穏やかで、最初からたくさん話しかけてくださいました。私が出演していた作品も見てくださっていて、その感想を伝えてくれるんです。お芝居の上でもすごく頼りになりますし、お二人がお姉ちゃんで本当によかったなと感じる毎日です」

──第7週では、健太郎（高橋文哉）との出会いも描かれました。演じてみていかがでしたか？

「メイコからすると、健太郎さんは今まで出会ったことのないタイプの人だったんだろうなと。最初に会った時から、“変な人だな”と思うくらい強烈なキャラクターですし（笑）。のぶ姉ちゃんと嵩（北村）さんを仲直りさせるために、2人で奮闘する場面もありますが、健太郎さんの“人のために真っすぐ突き進めるところ”や、“常に誰かを笑わせようとしている姿勢”に、メイコは心を打たれたんじゃないかなと思います。あと、自分の歌をストレートに褒めてくれたことが、すごくうれしかったんだと思います。メイコの初恋ですし、恋する乙女の顔を見て、朝から視聴者の皆さんにキュンキュンしていただけたらうれしいです」

──最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

「つらいこともあるけれど、進み続けなければならない。そんな気持ちにさせてもらえる、強い力がある作品だと感じています。ありふれた日常の中にある幸せに、改めて気付かせてくれるような、温かいストーリーですし、何より、のぶ姉ちゃんがどんなときでも真っすぐ進んでいってくれるので、その姿を見て、少しでも前を向いて生きていこうという気持ちになってもらえたらうれしいです」

【番組情報】
連続テレビ小説「あんぱん」
NHK総合
月～土曜　午前8：00～8：15　※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
月～金曜　午前7：30～7：45

文/TVガイドWeb編集部