ナスカの地上絵の謎に迫る！ 最新AIが解き明かす古代文明の真実2024/12/24
NHK BSでは1月2日に「はるかなる古代文明 AIで謎に迫る！ ナスカの地上絵」（午後9：00、NHK プレミアムBS4Kでは1月1日午後6：00）を放送する。ナレーションは福山潤。
世界中の人々を魅了し続けてきたナスカの地上絵。その解明がいま進められている。ナスカの地上絵は、何の目的で、どのように描かれたのか？ AIを駆使して、その謎に迫る。
南米ペルーのナスカ台地に残された巨大な地上絵は、大きいもので数百メートルにも及ぶ。これらの絵は、一体誰によって、何のために、どのように描かれたのか。古代ナスカの人々は文字を持たなかったため記録がなく、長い間、考古学の大きな謎としてさまざまな説が唱えられてきた。
その謎の解明に挑むのが山形大学の研究チームである。彼らは航空画像を最先端のAI技術で解析し、大規模な調査を実施。その結果、今年、新たに300点以上の地上絵が発見されたことが発表された。
これらの地上絵の形状や配置を再分析することで、地上絵の意味や描かれた意図、さらにナスカ社会の姿について急速に理解が進んでいる。そこから浮かび上がったのは、約2000年前にこの地で栄えた「幻の文明」の全貌だ。その中心には長年砂漠に埋もれてきた巨大神殿が存在していた。ピラミッドを併せ持つほどの広大な神殿は、発掘調査が進行中で、いまだ多くの謎に包まれている。
しかし、これまでに出土した鮮やかな色彩を持つ土器や奇妙な人骨の分析を進めると、今回発見された地上絵との驚くべき関連が見えてきた。地上絵は古代の信仰と密接に結び付いており、神殿を目指す巡礼者たちのための道標であり、あたかも絵巻物のようにあるメッセージを発していた。では、古代ナスカの人々が絵によって伝えようとしていた物語とは何だったのか？
番組では、山形大学ナスカ研究所による最先端の調査に完全密着。ナスカの地上絵を描いた古代の人々が築き上げた文明の謎に迫る姿を見つめる。ついに解き明かされる地上絵の真実に注目だ。
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