中丸雄一の“世界”が観客を魅了!頭の中には早くも次回の構想が!?

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 中丸雄一のソロアクトライブ「中丸君の楽しい時間3」の公開ゲネプロが実施された。同作は、KAT-TUNの中丸雄一が自ら構成・演出を手掛けるセルフプロデュース公演。2008年に第1弾が開催され、17年に自身待望の第2弾を実施。今回は約1年半ぶりのシリーズ第3弾となる。

 舞台は、中丸が得意のボイスパーカッションを披露するところからスタート。彼が繰り出す音にひとしきり魅了された後は、「芸能人・中丸雄一の1日」が多種多様なコントとパフォーマンスを盛り込んだ形で描かれる。リアルで細かすぎる自身の朝の過ごし方を“あるある”形式で紹介するコーナーや、レギュラー番組のオマージュを感じさせる情報番組でのコント、近頃は中丸の代名詞にもなっている“ブラホック外し”。また、KAT-TUNの楽曲を遊び心たっぷり…というか遊び心のみでリミックスしたり、海外映像に併せて大喜利アテレコを行ったり。後半には自分から離れてしまった影との追いかけっこを通して、映像やレーザー、音楽やにおいとも融合した圧巻のパフォーマンスで観客を魅了する。

 およそ1時間半の間にギュッと詰め込まれたたくさんの企画は、ともすれば間延びしてしまう可能性もあるが、今作ではそれを見事に感じさせない。むしろ最初に何気なく触れられていた事柄が後から実に効果的に次の展開に作用したり、「だからフラッグのデザインが、ああなっていたのか!」と急に納得させられたりと、小さな驚きの連続だ。公演前の「TVガイド」でのインタビューで、何度も「見れば分かります」と語っていた中丸の狙いも、しきりにこみ上げてくる笑いと共に、じわじわと見えてくるから面白い。

 企画と企画の合間に登場するマネジャーとのSNSメールのやりとりで、常にポンポン隙間なく返してくるマネジャー側に対する中丸側の、毎回違う間の取り方が絶妙すぎることを含め、全編を通してあまりに緻密で、あまりに楽しい。一体どう過ごしていたら日常の機微をこうも巧みに切り取って笑いに変えられるのだろう。

 口元にうっすらと笑みをたたえた彼から、「こんなの、どうですか」「これも楽しくないですか」と語りかけられているようにも感じる幸福な“中丸ワールド”の時間。その実、ゲネプロ後の囲み会見で「『R-1グランプリ』にも出られるのでは」と振られても、「恐れ多いです」と言い、「ジャニーズ内の『J-1』だったら…でも、僕よりセンスがない人がいいです」とも語る謙虚さも引っくるめて、中丸という奇抜なエンターテイナーの魅力は本当に底知れない。

 同会見で「前回の『2』の途中から『3』について考えだしていて、次についてももう考え始めている」と明かした中丸。果たして次は、どんな構想が彼の頭の中に生まれているのか? 延々と湧き出てきそうなその楽しすぎる発想を、ぜひ今後とも永遠に展開していってもらいたい。

取材・文/松木智恵 撮影/小野澤藍

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