「科捜研の女」沢口靖子&内藤剛志が語るマリコ&土門の20年

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 テレビ朝日系で4月から2020年3月まで1年間にわたって放送される、沢口靖子主演の連続ドラマ「科捜研の女」(木曜午後8:00、開始日未定)が、一般社団法人「放送人の会」・公益財団法人「放送番組センター」主催の公開セミナー「名作の舞台裏」でテーマとして取り上げられ、主人公・榊マリコ役の沢口、土門薫役の内藤剛志、脚本を担当する戸田山雅司氏、櫻井武晴氏らが出席しての試写会とトークショーが行われた。

 同セミナーは名作ドラマを上映し、脚本家、俳優、プロデューサー、ディレクターが、公開でその舞台裏を明かすというイベント。「科捜研の女」という人気長寿ドラマがテーマとあって、会場は超満員に。沢口らの登場を前にseason13の第5話と第7話が上映され、上映終了後にトークコーナーがスタートした。

 season1の第1話から現在までマリコを演じてきた沢口は、同一人物による主演、同曜日、同時間帯放送での最長記録保持者。「20年間マリコを演じさせていただき、人生の半分近くをマリコとして過ごさせていただいています。マリコを演じる上でずっと大切にしているのは、真実を突き止めるための情熱。信念を持って、どんな時もポジティブに諦めない姿勢です。そんなマリコは脚本の先生方や、今日ここに来ていただいた皆さんにも作っていただいた“榊マリコ”だと思っています」と語った。

 また、season2~4ではプロファイラー・武藤要役で出演し、その後は土門刑事を演じている内藤は「今から誰かが沢口さんの記録を破ろうとしても無理ですよね。まさに榊マリコは沢口靖子さんそのものだと私から断言します。そんな私はシリーズ途中からの出演なので、どんなに頑張っても(沢口に)勝てない。新人です(笑)。よく皆さんから私の役が変わったと言われるのですが、確かに以前はプロファイラーの武藤要という役を演じていました。ただ、その武藤は作家となって現在も生きています。先日、その武藤役でスペシャルにも出演させていただきました。なので、役が変わったわけではない、武藤は別の世界でちゃんと生きているんです」と沢口の偉業を称えつつ、自ら演じる土門、武藤についての思いを明かした。

 以前、「時に犯人役をやってみたい」と言っていたこともある沢口。改めてその心境を聞かれると「犯人像に共感できる時、できない時があるんです。犯人役をやってみたいと思う時は、犯人の心情を理解できて人間的に魅力を感じた時ですね。『科捜研の女』は事件の背景、心情がとても丁寧に描かれています。そんな『科捜研』を誇りに思っている、ということが申し上げたかったんです」と答えると、会場からは割れんばかりの拍手が湧いた。内藤は「普通の人間が逸脱していくのが犯人、そういう意味では魅力があります。ただ、僕は刑事として悪をやっつけるという皆さんからの要望があります。ファンの皆さんあってのことですから、やはり刑事役を全うしたいですね」と会場のファンを喜ばせた。

 マリコと土門刑事の抜群のコンビネーションについて、沢口は「普段、内藤さんと関係性の話はあまりしていません。個人的には同じ大阪出身で、内藤さんの飾らない気さくな性格に甘えさせていただいています。それをベースにマリコと土門の関係があるのですが、2人は事件に向き合う正義感と使命感が似ていると思います。恋愛のちょっと手前の、信頼と尊敬の強い絆で結ばれている関係でやらせていただいています」と答え、内藤は「土門とマリコで“ドモマリ”とも言われておりますが、初めて土門が登場した時は科学と、刑事の勘と経験値が対立関係にあったんです。でも『科捜研の女』ですから、いつも刑事が負ける(笑)。それを繰り返しているうちにチームになってきたんです。それは見てくださる皆さんが作ってくれた関係でもあると思います」と2人の恋愛には発展しない信頼関係をアピールした。

 本シリーズが20周年、同局が開局60周年を迎え、さらに1984年デビューの沢口が今年で芸能生活35周年を迎えるという、大きな節目の年に始まる「科捜研の女」season19の通年放送に期待が高まる。

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