堀潤と有馬隼人が“東京のビジョン”を語る! TOKYO MXのニュース番組でしか発信できないものとは?

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 TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)では、現在放送中の「モーニングCROSS」(月~金曜午前7:00)でMCを務める堀潤が、日曜日も生放送のニュース番組を担当。“1週間報道まとめて大激論!”をメインコンセプトにした新番組「激論! サンデーCROSS」(日曜午前11:59)が10月8日からスタートする。さらに、平日夕方に放送している「TOKYO MX NEWS」(月~金曜午後6:00)の新しいメインキャスターを有馬隼人が担当することになり、好評のニュース番組がさらにパワーアップするとのことで、「TOKYO MX 2017年下半期改編プレス取材会」で、堀と有馬の特別対談が行われた。

 堀と有馬に加え、有馬と共に「TOKYO MX NEWS」で新たにお天気キャスターを務める結城香織の3人が、それぞれ意気込みを語った。堀は「『モーニングCROSS』を立ち上げてから、回数で言うと800回を超えまして、最初は手探りで始めたのですが、視聴者参加型で番組に対する厳しいツッコミなどもリアルタイムで連動させながら打ち返して、MXらしい、段取りにこだわらないニュース番組を朝からやろうと。朝からシリア問題など本丸のニュースもガンガン触っていこうということでチャレンジしてきました。それが、今回、日曜日も展開できるということで、さらに議論の枠を増やし、テレビをメディアとして有効に活用していただいて、議論ができる場を、こういうご時世だからこそ、みんなできちんと考える場をつくっていけたらなと思っています。もう、MXの社員じゃないかというくらい毎日いますので(笑)」と、笑顔で語った。

 同局の番組の出演が初めてとなる有馬は、「この東京という場所、私も学生時代から17年住んでホームタウンになっております。もちろん東京生まれ・東京育ちの方がいらっしゃいますけれども、東京には、東京以外で生まれて、来られた方もたくさんいらっしゃいます。故郷ではない東京であっても東京に住む全ての人が、ホームタウンとして自信を持って『いい街だよ』『こんなにいいところだよ』と、自信を持てるソースになる情報源をニュースとしてお伝えしていきたいと思っています。ニュースは、起こったことをただ伝えて終わってしまうのではなくて、皆さんの生活の中に、このニュースがどういった形で影響してくるのか。たとえ、それが政治・経済の遠い話だと感じても最終的にひもがつながって、個々人の朝起きてから夜寝るまでの生活の中にどんな影響が出るのかということを、しっかりと温かい温度をもってお伝えできるような番組に育てていけたらなと思っています」と熱っぽくアピール。

 お天気キャスターの結城は、「お天気は私たちの生活に密接に関わっているものですよね。そんな大切な情報を今回お伝えさせていただくということで、分かりやすく簡潔にお伝えすることを心掛けています。生中継なので、中継でしかできないことがたくさんあると思います。そのメリットを生かして現場で体感したリアルな情報をお届けできたらなと思っています。『お天気はMX』と、皆さんに思っていただけるように日々努力して、私自身、番組と一緒に成長していきたいと思っています」とコメントした。

 今回、特別に行われた堀と有馬の対談のテーマは「2020年オリンピックを控えた東京のビジョンを語る」というもの。お互いの私見と現出している問題点、そして自分たちが発信するニュース番組の役割といった内容が語られた。「3年後のオリンピックに向けて東京はどう変わっていくべきか、また、変わるべきではない点は何か?」という議題で、堀は「先日、上海で開催された、中国と日本のジャーナリスト同士が交流する会議に参加してきたんです。中国に行くと本当に都市の発展、特にテクノロジーの進化に毎年驚かされるんですよ。例えば決済とか。日本だとまだまだ現金主義で、クレジットカードでさえ、まだ『ウチは使えませんよ』というところが多い。でも、上海とか北京だと全部スマートフォンで、いわゆるコミュニケーション・アプリ、日本だとLINEみたいなAlipay(アリペイ)とかで全部決済しちゃうんですよね。街で自転車を借りるのも、屋台みたいなところもQRコードをピッとかざして、それで済んじゃうわけですよ。2020年に向けて考えた場合、海外から見て『東京ってしょぼい』と思われるのではないかという危機感があって、本来であればもっともっとできることがいっぱいあるのに、規制とか古い慣習とか、そういうのに縛られていて、東京ががんじがらめなのがちょっと嫌だなと思って、そういうのを解放したいなと思いながら、2020年の話になると僕はいつもそういうことを考えます」と、東京のインフラや利便性について指摘。

 一方、有馬は「東京に良いイメージを持って来てくださる海外のお客さんて多いと思うんですね。この前のリオデジャネイロもそうですけど、ここが問題だとか、問題が起きそうだというニュースが先行するので、『大丈夫か?』という雰囲気にメディアはなってしまったりするのですが。ただ、見に行こうと思う世界の人たちからすると、『良いところを見に行きたい』と思うので、できるだけ『東京に来るとこんなに良いことがある』とか、『こんな魅力がありますよ』という情報をどんどん発信できるベースをつくっていかなくてはいけない、というのが一つ考え方としてあると思うんです。お迎えする東京にいる全ての人がホストになりますから、ホストとして的確なガイドができるように、トレーニングというと大げさですけど、そういうのができていないといけないなと思うんですよね。自信を持って言葉を発したり、ジェスチャーでもいいですし、何でもいいので。『よく分からないのが来たな』という顔で迎えちゃうと、来られたお客さんも、ものすごく嫌な思いをしますし、イメージが変わってしまいますしね。そういったところを埋めるのは、東京都にいる人。もう、“都民総ホスト制”だと僕は思うんですけど。その人たちの力であったり、その空気をつくっていくというのが、これからの課題であり、政治的な面だけじゃなくて、一都民からみんながやるべきことなんだなと感じますよね」と、人としての対応といった、ソフトの部分も重要であると語った。

 TOKYO MXについて、堀は「よく『東京都が出資しているテレビ局で東京都の批判て、できるんですか?』みたいなことを聞かれて、『できます!』と。TOKYO MXがすごくいいなと思うのは、『モーニングCROSS』で、いくら批判しても、『ちょっと表情曇ってるのかな?』くらいで、全然、大丈夫(笑)。でも、『テレビって誰のものですか?』と言われたら、やっぱり見てくれている人のものだし、東京都の税金から派生したお金が関わっているのであれば、それは都民の皆さんのものだし。そういう気概の感じだけは忘れずにやっていきたいなと思っていますね」と言った後に、「MXは何を言っても自由ですけど、全部自己責任です(笑)」と付け加えた。

 有馬は「2001年にTBSに入社して、一つ良かったなと思うのは、テレビとラジオ兼営局だったということで、最初からテレビの仕事、ラジオの仕事、両方できました。局によりますが、ラジオで5000字しゃべるところをテレビでは50字くらいにまとめてと言われるので、ものすごく言葉を選ぶんです。選んで、選んだ言葉が間違ってしまった場合に誤解も生みやすい。選ぶ能力が足りなかった場合には、言いたいことが何も伝わらないものになりやすいんですね。ラジオは、言葉をたくさん使えて、間違った言葉を言ってもすぐに言い直せる。電話の会話のようなものですから、その分、メッセージ性は強くなります。聞いている方も画像がないので、一生懸命、聞くようになるんですね。ラジオは“想像のメディア”ですから。映像のメディアは“像”が“映る”で、ラジオは“像”を“想う”ですから、イメージのメディアなんですよね。その中間くらいにいるのがTOKYO MXなのかな?なんて、視聴者として今は思っています。言いたいことを言って、『それは、おかしいだろ』と言ってくださる視聴者がいる。東京というサイズだからこそ、それが可能になっていると思いますし、そういった側面も私はこれから勉強してつくっていく立場ではありますけど、その側面を絶対に失わないようにしながら、番組を長く続けられるようにしていきたいと思っております」と締めくくった。

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