中村勘九郎、阿部サダヲと2019年大河ドラマ「いだてん」で主役に。近代劇の大河主演で「父にちょっと勝った」

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 宮藤官九郎氏の脚本で日本人のオリンピックの歴史を描く、2019年放送の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の主演発表会見が行われ、中村勘九郎と阿部サダヲが2人体制で主演することが決まった。日本人として初めてオリンピックに出場した金栗四三役を演じる中村は、「亡き父(5代目中村勘九郎、18代目中村勘三郎)は大河ドラマ『元禄繚乱』(1999年放送)で大石内蔵助役を主演しましたが、僕は歌舞伎役者なのに近代劇を演じます。ちょっと勝ったのではないか」と喜びを明かした。

 同ドラマは、“オリンピックに初参加した男”の金栗と、“オリンピックを呼んだ男”の田畑政治(阿部)を主人公に、希代の落語家として知られる五代目古今亭志ん生が架空の落語「東京オリムピック噺」として物語を語るという設定で描かれる。金栗は1912年のストックホルム大会に出場したマラソン選手で、田畑は前畑秀子や古橋廣之進ら水泳選手を育てた“名伯楽”としても知られている。タイトルは、あまりにも早く走る金栗が“韋駄天(いだてん)”と呼ばれたことに由来する。

 もう一人の主人公となる・田畑役の阿部は、「放送中の大河ドラマ『おんな城主 直虎』で徳川家康役を演じているので、まさか出演することはないと思っていました」と自身も主演のオファーに驚いたようだが、「長く役者をやっているので、最近は裏方の仕事にも興味が湧いていました。田畑さんはオリンピックの演出にも携わるなどプロデューサーのような考え方をする人なので、興味があります。掘り下げていきたい」と意気込んだ。

 また、阿部は「僕が初めて出演した大河ドラマが『元禄繚乱』で、(先代の)勘九郎さんと共演させていただいた。今回は息子の勘九郎さんとやらせていただきますし、脚本も官九郎さんです」と“かんくろう”との不思議な縁を明かすと、中村も「父が生きていたら、自分も出せというんじゃないかな。父の性格だと、官九郎さんのところに直談判しにいって、『晩年役は俺にやらせろ』とか言いそうです」と冗談交じりに、泉下の父をしのんでいた。

 脚本の宮藤氏は、「普通なら主役は1人ですが、4年に1度しか開かれないオリンピックは、選手としてのピークがあるので、そう何度も出場できない。先輩から後輩へと思いを託し、それが綿々と続いていくもの。50年の物語になるので金栗さんから田畑さんへバトンが渡る物語にしたいと思った」と執筆意図を語った。なお、複数の主人公がいる大河ドラマは、『葵徳川三代』(00年放送)以来19年ぶりとなる。

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