来春朝ドラは北川悦吏子氏の「半分、青い。」。「思わず見入って、遅刻しそうになるドラマに」

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 NHK総合では、2018年4月から北川悦吏子氏の脚本による連続テレビ小説「半分、青い。」(月~土曜午前8:00)を放送することが決まった。高度成長期の終わりから現代までを舞台に、1971年に岐阜で生まれたヒロイン・鈴愛(すずめ)が、片耳の失聴や数々の失敗を乗り越えていく姿を描く。発表会見に出席した北川氏は、「時計代わりに朝ドラを見る方もいると聞きますが、思わず見入ってしまって、学校や会社に遅刻しそうになるようなドラマを描きたい」と意気込みを明かした。

 北川氏は「愛していると言ってくれ」(TBS系)、「ロングバケーション」(フジテレビ系)など社会現象となったドラマを執筆した人気脚本家。今作では、「失敗って、楽しい」をテーマに、大阪万博の翌年に生まれ、ちょっとうかつなところもあるが、失敗しても「やってまった」と明るく前を向くヒロイン・鈴愛の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。一度は上京し、漫画家になる夢を追うが挫折。離婚をへて、シングルマザーとなって帰郷するが、やがて病身の母親のために革新的な扇風機を発明し、「ひとりメーカー」として身を立てるストーリーが展開される。

 北川氏は、幼少期に左耳の聴力を失うヒロインに自身の体験を反映していることを明かし、「私も左耳を失聴しており、落ち込んだこともありました。でも、不謹慎かもしれませんが、傘を差しても片方しか雨音が聞こえないことなどは面白いとも思いました。必ず相手の左側にいないと話が聞こえないなど、考えようによってはロマンチックなドラマが作れるはず」と訴える。

 制作統括の勝田夏子氏は、「何かを半分失っても、残り半分で人生を豊かにするヒロインの生きざまを描きます。今、世の中は大きく変動し、今までの価値観では対処できないこともあります。新しい道を切り開くには、失敗を恐れずにチャレンジすることが大切です。そういう活力が得られるドラマにしたい」と制作意図を語り、「北川さんは“恋愛ドラマの神様”と呼ばれていますが、今作でも同じ日に生まれた幼なじみとの約半世紀にわたる関係も描かれます。恋愛のラインも外していません」と見どころをアピールしている。

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