深澤大河がドラマ「弱虫ペダル」で演じる人気キャラクター・鳴子章吉。
「本気でバイクに乗っている、その熱量を感じてほしい」

ニュース

 アニメ化や舞台化もされた大ベストセラーコミック「弱虫ペダル」が、BSスカパー!でついに実写ドラマ化される。自転車競技(ロードレース)に打ち込む高校生たちの青春を描く同作の“裏主人公”とも呼ばれる人気キャラクター・鳴子章吉を演じる深澤大河は、「この作品の熱量を感じてほしい」と力を込める。ロードレースの迫力と若者たちの情熱にあふれたドラマの舞台裏や、キーパーソンに扮する意気込みをじっくりと聞いた。

――クランクインして約2カ月がたちましたが、撮影の手応えはいかがですか?

「もうそんなにたちますか!? 毎日必死でやっているので、何日たったかなんて全く忘れちゃってました。朝から晩までという撮影が多いので1日1日が本当に濃くて、とても充実してます!」

――ドラマ版は、上演された舞台版のキャストがベースとなっていますが、深澤さんはドラマからの参戦。撮影現場の雰囲気はいかがですか?

「(舞台となる)総北高校の自転車競技部メンバーは、本当に仲がいいんですよ。3年生役の役者さんたちが場を盛り上げくれて、本当に空気がいいんです。僕は舞台には出ていなかったので、それは本当に助かりました。最初はドッキドキでしたからね。僕、結構人見知りなので(笑)。でもみんなが優しく迎え入れてくれたおかげで、すぐにコミュニケーションが取れましたし、そういう温かい人たちと一緒にやれてすごく嬉しいなって思ってます」

――鳴子章吉は原作でも屈指の人気キャラクターですが、どのように演じようと思われていますか?

「すごく熱くて仲間思いのキャラクターですし、(小越勇輝が演じる)主人公の小野田坂道くんをロードレースの世界に連れて行く人物でもあるので、ぜひ注目してほしいです! 皆さんに見ていただきたいポイントは、周囲との掛け合いですね。小野田くんと、チームメイトの今泉俊輔(木村達成)とでは、接し方が違うんですよ。ライバル視している今泉にはちょっときつい態度を取る時もあるんですけど、小野田くんには『守ってやらなきゃ』とか、『すごいものを秘めているから一緒に戦いたい』っていう気持ちを持って会話しているので、そこを映像で伝えられたらなと思います」

――鳴子は関西弁のキャラクターですが、セリフについてはいかがですか?

「楽しいですね(笑)。やはり苦戦はしていますけど、ハマると感情が乗って言葉に力が出るので、セリフを言っていて気持ちがいいんです。ただ、1回イントネーションを間違えると、どんどんその方向に行ってしまうので、それが怖いです」

――ところで、深澤さんご自身は、どのような高校時代を送っていましたか?

「僕は中学校の時から帰宅部でした。一応、その頃からこの世界に入らせていただいていたので、中途半端になるならやらないでおこうと。でも、高校時代は3年間、学級委員をやってたんですよ。嫌われてもいいという思いでみんなに口うるさく注意してたら、周りから『パパ』とか『おじいちゃん』って呼ばれるようになったんですけど、それを生きがいに3年間、役割を果たしました(笑)」

――劇中では迫力のレースシーンが繰り広げられますが、撮影はやはり大変ですよね。

「平坦な道を走るシーンは大丈夫なんですけど、登りになった瞬間に一気につらくなりますね。長回しで撮ることが多く、坂道を何度も越えて走ったりするので、カットがかかった後は、みんなでゼーゼーいってるような状況です(笑)。でも、過酷といえば過酷なんですけど、その中でもバイクで走れる楽しさはすごくあります」

――各キャラクターのバイクにも注目が集まりますが、再現度はいかがでしょう?

「小野田くんが最初に乗っているママチャリもそうですし、鳴子が乗っている(ロードバイクメーカーの)“ピナレロ”もかなり精密に作られていますよ。ピナレロは、もともとは黒い部分がなかったらしいんですけど、今回のためにちゃんと“赤黒”にしてくださったんです。そういった細かい部分にもかなり力が入っているので、ぜひ見どころとして注目していただきたいですね!」

――ドラマ版「弱虫ペダル」ならではの魅力はどんなところですか?

「キャストが“ガチ”でロードレーサーに乗っているので、その時の生の感情や熱量ですかね。もちろん芝居ではあるんですけど、バイクに乗っている時は完全にアドレナリンが出ている状態なので、レースのシーンの熱量はすごく高いです。あと、バイクが走っている時の疾走感もドラマならではだと思います」

――それでは、最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

「原作に忠実に、本当に細かい部分まで作り込まれている作品です。演者たちも本気でバイクに乗って、ガチのレースをしていますので、その熱を感じていただけたらと思います!」

深澤大河 Taiga Fukazawa
1994年12月8日生まれ。静岡県出身。 
2009年にドラマ「ぼくの妹」(TBS系)でデビュー。舞台「ダイヤのA The LIVEⅢ」に小湊春市役で出演中。アイドルユニット「ZEN THE HOLLYWOOD」のサブリーダーも務めている。

ドラマ「弱虫ペダル」では、総北高校自転車競技部のスプリンター・鳴子章吉役。派手好きで目立つことを信条としており、体格には恵まれていないが、持ち前の負けん気と根性で逆境をはねのける。主人公・小野田坂道に自転車の楽しさを教えた一人。

Interview=岡野嘉允 
Photo=島田香

関連リンク
PAGE TOP