石井ふく子プロデューサーが新作ドラマに込めた「温かさ」と「ふつうの難しさ」

ニュース

 TBS系では、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(1990年~2015年)など、数々の名作を生み出してきた石井ふく子氏がプロデュースする新作ドラマ「居酒屋もへじ-母という字-」(6月27日午後9:00)、「ふつうが一番-作家・藤沢周平 父の一言-」(7月4日午後9:00)を2週連続で放送する。

 6月27日放送の「居酒屋もへじ-母という字-」は、東京の下町にある居酒屋を舞台に、店主の“もへじ”こと米本平次(水谷豊)と家族以上に結ばれた常連らの日常を通して、人の温かさや心の交流を描くシリーズの第5弾。石井氏は「水谷さんの違った一面を出したいと考えた作品で、“とても温かいところへ、人が集まってくる”というのが大きなテーマです」と制作意図を明かし、「居酒屋の店主役には水谷豊さんしかいないと思い、半ば強引にお願いしました。たぶん、1回だけのドラマだと思われたでしょうが、そうはいかないと今回で5作目となりました(笑)。どなたにも楽しくご覧いただけると思います」と水谷あっての人気シリーズをアピールする。

 また、7月4日放送の「ふつうが一番-作家・藤沢周平 父の一言-」では、後に藤沢周平のペンネームを名乗る業界紙記者の小菅留治(東山紀之)を主人公に、後妻となる和子(松たか子)との出会いと再婚を中心に家族との触れ合い、直木賞を受賞するまでの日々が描かれる。石井氏は、同作で描きたかったテーマを「“ふつう”が一番難しいんです。“ふつう”の中に何があるのか。家族、それから兄弟、親戚といろんなことが起こります」と平凡に思える日常だという。 

 「どうしても東山紀之さんと松たか子さんに、このドラマに出演していただきたくて3年待ったんです。しつこいですから(笑)。藤沢周平さんは、和子さんに結婚を申し込んだ時にものすごく反対されるのですが、彼女への本当の思いをお義父さんに伝えるために、仕事の小説を書かなくてはいけない時に送った100通ものラブレターを見せてお願いするんです」と主演2人の出演を待ち続けた自身の執念と、藤沢周平の妻への思いを重ね合わせ、「そんなエピソードを盛り込んで、遠慮なく話す夫婦、遠慮なくけんかもする、そんな家族のドラマを皆さんにご覧いただきたいと思います」と見どころを語っている。

関連リンク
PAGE TOP