小林稔侍主演で18年間続く「窓際太郎」シリーズ。「人の心に入り込む“B級作品”」への思い

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 1998年から続く人気シリーズの第30作「税務調査官窓際太郎の事件簿30」が、TBS系の月曜名作劇場で4月11日(午後9:00)に放送される。主人公の税務署員・窓際太郎を演じる小林稔侍は、「街で声を掛けられても、『テレビそのままですね』と言われますが、この役柄は僕そのものなんです。キャラクターを生かしていただいている、わがままな作品です」と役柄への思いを語る。

 同作品は、世田谷南税務署の平署員・太郎が、陰の税務調査官として巨悪と戦う勧善懲悪の物語。今作では、東京に建設される巨大競技場の建設中止をめぐる政治家の不正を暴く。新国立競技場問題で揺れる東京五輪の問題を彷彿(ほうふつ)とさせる題材だが、小林は「これまでも悪い代議士と戦ってきた太郎ですが、今回ばかりはスタッフも苦労したと思います。でも、明るく楽しいドラマだから許してもらえるはずです。それでも世間に一矢報いたドラマになったのでは」といたずらっぽい笑みを浮かべる。

 小林が同シリーズで目指すのは、「人の心に入り込める“B級作品”」だと明かし、「子供のころに見た時代劇の『遠山の金さん』のような分かりやすい作品をやりたいと思っています。明るく楽しくて、上からではなく、皆さんと同じ目線に立った作品です。みんな“A級”を目指すけど、“B級”の方が役者だって自由に羽ばたけるじゃないですか」と訴える。

 その思いは、18年間共演してきた北村総一朗、麻生祐未、渡辺いっけいらレギュラー陣との芝居にも表れている。「北村さん、麻生さんとのシーンでは、彼らが主役だと思っています。税務署長役の渡辺いっけいは後輩ですが、彼の部屋の場面でも僕がお邪魔しているつもりです。このドラマは皆さんの力に担ぎ上げられて作られています」。同シリーズが長く愛される秘けつは、小林の飾らないキャラクターに他ならない。

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