「Peeping Life」のトークライブ
森りょういち監督や声優陣が登場

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 11月22日、福岡市・今泉にあるTSUTAYA BOOKSTORE TENJIN3階のスタートアップカフェで、脱力系CGアニメ「Peeping Life」の森りょういち監督らによるトークライブが行われた。これは11月15日に劇場公開された「Peeping Life – WE ARE THE HERO –」と、同作品初のムック「Peeping Life ~The Perfect Fan Book~」の同日発売を記念して開催されたイベントだ。

 ファンが熱い視線を送る中、午後4時から始まったステージに森監督と小川智弘プロデューサーが登壇。作品の裏話などを披露した。後半には松本剛氏、サノシュンスケ氏、坪谷光昭氏ら声優陣が加わり、森氏を含めて「キャスト〜ク」を展開。トークライブ後はDVDやムックの購入者を対象にしたサイン会も開催され、1人ずつ会話を交えながら和やかな雰囲気の中、イベントは終了した。

 「Peeping Life」は、テスト前の中学生や服選びで揉めるカップルなど何気ない日常を舞台に、登場人物たちの力が抜けたシニカルな会話でクスリッとさせられる短編のシリーズ。「“ネタ”と呼ぶ設定を考えるのが制作の大半です」と小川氏。「それも(文章で)5行ぐらい。どんな人が、どう悩んで、どう揉める、みたいな感じ」と森氏。基本はアドリブ。だからセリフの打ち合わせはなし。「かけあいで相手の発言が予測できない。だから本気で笑ったり、言葉が出なかったり、噛んじゃったり。それも大いにいただきます(笑)」と明かす。そのためか、店舗では“アニメ”ではなく“お笑い”のコーナーに作品がよく置かれているとか。

 それでも’09年のDVD第1作が発売された時「福岡中の店を回ったけれど1店も置いてなくて(笑)」と森氏。それが有名企業からのオファーによるコラボ作品や映像サイトへの定期配信などで注目度が上がり、DVDシリーズの累計売上が50万枚を突破するほどに。小川氏は「『5作目までできればいいね』と言っていたのが、それを通り越して、いよいよ次が10作目。倍になりました」。

 監督である森氏自身も出演する。中学生役で共演したサノ氏は「森くんが役になりきって、すごくぶちこんでくるから必ず笑ってしまう」という。森氏も「笑っても僕、カメラ止めない主義なんで」とサラリ。すると坪谷氏が「1時間ぐらい(カメラ)回されてたこともあった」と明かす。

 森氏は福岡市の九州産業大学の出身。初期作品には同大で収録されたものも。「よく聞くと(近くを通る)鹿児島本線の音が…」。その大学時代の同級生でもある松本氏は「基本的に森の意外性に振り回されている感じ」と嘆くが、森氏は出演者が困惑する様を求めているようだ。「ロケット発射3分前」という作品(これは日常的な設定ではないが)では「(いきなり宇宙服の)ヘルメットの値段とか持ち出すんだから」と松本氏。面食らって絶句する間がおかしい。

 そんな「Peeping Life」の最新作は、鉄腕アトムやブラックジャック、ヤッターマン、新造人間キャシャーンなど手塚プロとタツノコプロの有名な“主人公”が多数登場。本来のキャラクターではありえないセリフを口にして笑わせる。「ボヤッキーの本当の声優、八奈見乗児さんに出ていただいたこと自体がヤバイこと。タツノコアニメを代表するキャラの声優が手塚アニメを代表するキャラをやったことがすごい」と森氏。

 ムックに関してサノ氏は「隠れた名作のコーナーもあり、ぜひご一読を。100話近くあるので、好みの作品を探していただけたら」と紹介。また森氏は「いろんな方の助けがあってここまできました。ムックも出ました。その中には地元のアーティストがやった『Peeping Life』のコスプレ作品なんかも載っていますので、ぜひ見ていただけたら」と語った。「Peeping Life ~The Perfect Fan Book~」(東京ニュース通信社¥1,000円)は全国の書店などで好評発売中。

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