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『紺野、今から踊るってよ』の紺野あさ美アナにインタビュー!
アイドル時代の過去を武器に変えた転機とは!?

 テレビ東京の紺野あさ美アナウンサーの冠番組「紺野、今から踊るってよ」が注目を集めている! 同番組は、紺野アナが毎回さまざまな女性の自宅などを訪問し、ただただ一緒にダンスを踊るというシンプルなもの。今年3月に深夜の単発番組として始まり、5月には計12回の第2シーズンが放送された。そして、6月22日(月)からは第3シーズンとして、8月までのレギュラー放送が発表された。元アイドルという異色の経歴を持つ紺野アナのキレのあるダンスが話題となり、着実に人気を伸ばしている同番組だが、第3シーズンを迎えるにあたり、紺野アナに独占インタビューを敢行! ダンスを踊ることの楽しさや、共演する女性との出会いとエピソード、さらにアナウンサーとしての転機や今後の目標などについて聞いた。

あらゆる曲を動画で徹底研究! 練習場は会議室!?

――同番組では毎回美女が好きな曲を選んでいるとのことですが、さまざまなアーティストやアイドルの曲を覚えるのは大変ですよね。いったいどのような練習を行っているのですか?

「振りがある曲はその動画を見て練習し、振りがない曲はその振り付けの先生から動画を送ってもらって練習しています。当日や前日練習になるので、短い時間で集中して覚えていますね。特に今クールからグンとレベルが上がって。難しい曲はスロー再生みたいにコマ送りにして何回も見て分析しています。家に帰る時もずっと動画を見てますし、家の中でも見たり、時にはお風呂でも見て練習してます」


――練習場所はスタジオを借り切ったりしてるのですか?

「いいえ、会議室です(笑)。スタッフが美術さんに頼んで2メートルか3メートルくらいの鏡を運んできてくれて、そこで踊るっていうテレ東らしい感じです(笑)。普通に横の部屋で会議や番組収録をやってることもあって、その時はちょっと音量を抑えてくれって言われたりします。結構近隣の方々に配慮して練習してますね」



美女との出会いとダンスへの情熱

――同世代の女性のお宅を実際に訪問してリアルな生活を垣間見ることで感じることはありますか?

「それが本当に面白いです。今までご自宅訪問ていうのはそこまでやったことがなかったんですけど、テレビ業界にいる身として、これって本当に自宅なのかな?って思うことはありました。でも、自宅の子は本当に自宅へ行って撮っているので、部屋番号とかも映さないようにしてます。引っ越ししたてですごく綺麗な部屋もあれば、キッチンに生活感があったりなどさまざまです。実家で蛇を飼ってる子もいましたね。あとは、10代の子で部屋のホワイトボードに彼氏とのメモ書きみたいなものがあって、消さないで残ってる人もいたんですよー。あー、10代いいなーってキュンキュンしました(笑)。本当の生活をしている空間に入るって面白いなって思いましたね」


――同世代の一人暮らしの女性も多く出演なさっており、ご自身が北海道から出てきた時の姿と重ね合わせて応援したくなるとのことですが、訪問先の女性たちとは収録の合間にはどのようなお話をされるのですか?

「地方から来た子は『なんでこっちに来たのか』とか『どういう仕事がしたいのか』とかから始まって、趣味の話、一人暮らしあるある、冷蔵庫の中を見せてもらった時は好きな食べ物の話だとか。恋愛していて彼氏の話をしてくる子もいますね」


――同番組ではさまざまな夢を追いかけている女性たちとの出会いが魅力の一つですが、バラエティー豊かなダンス自体も魅力的ですよね。ダンスを踊っていて一番楽しい瞬間とはどんな時なのでしょうか?

「最後終わった瞬間が嬉しいですね。あとは完成したものを見る時ですかね。振りを覚える時は大変なんですけど、ちゃんと振りが揃っていると分かると気持ちいいなーって思います。他のレギュラー番組もあるので、収録が回っても一日に3~4曲っていうことが多いんですよ。収録の前日とかに練習をするんですけど、4曲たまたま難しい曲が重なった時があって、もう本当に頭がいっぱいになりました。でも、良いスタッフたちに囲まれていて、夜遅い時間になってくるとみんな変なテンションになって(人差し指を立てて忍者のようなポーズで)「じゃあもう1回まいりまーす!」とか「お願いしまーす!」みたいなことやってます(笑)。それが部活動みたいでいいなと思いますし、現場のチームワークや雰囲気は本当に良いですね」


――5月19日のテレビ東京HPアナウンサーパーク内の公式ブログでは「昔はダンスが怖かった」と綴っていらっしゃいましたが、今のようにダンスが楽しいと感じるようになったきっかけは何でしょうか?

「モーニング娘。に入って2~3年はずっと怖かったですね。もともと本当に踊れなくて、歴代1位ぐらいの踊れなさで入ったので、自分でも鏡で見て、何で踊れないんだろうと思っていました。でも、3年目か4年目の頃『浪漫~MY DEAR BOY~』というカッコいいめの曲を頑張って練習したらマネージャーさんに褒めてもらえて。そのあたりから少し自分でも自信が持てるようになりましたね。卒業するころには“楽しい”っていう思いでいっぱいでした。」


――5月の第2シーズン最終回ではモーニング娘。時代の同期である高橋愛さん、新垣里沙さんと3人でSPEEDの『Wake Me Up!』を踊っていましたね。選曲や練習は3人でなさったのですか?

「SPEEDさんが自分たちの世代の曲だったので、踊れるしいいよねとスタッフ陣に投げたら、アップテンポな曲に決まりました。歌詞も“仲間たちに会えるよ”っていう部分があって、終わってみるとぴったりだったなーって思います。私たち同期3人もハロプロ以外の曲を踊るっていうのはおそらく初めてだったと思います。(3人での練習は)当日にちょっとしました。毎日こうやって鏡に向き合って練習してたなーって思うと、いろいろ思い出すこともあってすごく懐かしかったですね。分かり合っている感じがしました。言っていることも分かるし、3人ともダンスの個性は違うんですけど、『じゃあ、ここはこうしようよ』っていう提案が伝わるというのはありました。昔の自分を知ってくれているので、いつまで経っても関係性が変わらなくて、仲間意識がものすごく強いです。当時の楽しいこと、嬉しいことを全部共有しているからですね」


アイドル時代の過去を、これからの自分の武器に!

――モーニング娘。時代のダンス経験は良い思い出になっているのですね。昨年の『カラオケバトル』や今年6月24日(水)の『テレ東音楽祭(2)』など、最近は歌や踊りの番組への出演が多くなっている印象があります。ご自身の中でアイドル時代に培ったものを武器にしていこうと思ったきっかけをお聞かせください。

「入社したばかりのころはどちらかというと昔のことは出さないほうがいいのかなと思っていました。バラエティー色を消していくのが正しいんじゃないかなと。でも、実際それは自分の中でまったく悪い過去じゃないし、むしろ頑張ってきた過去なので、前に出していって気にすることはないんじゃないかって思います。本来キャラクターみたいなものはアナウンサーに必要ないかもしれないんですけど、それも一つの個性として面白いって思ってもらえるならどんどん出していっていいんじゃないかと思います。割り切って考えられるようになれたかなと思います」


――まさに同番組が、アイドル時代の過去を個性として武器にしていく後押しとなったのですね。アナウンサーとしてダンスを披露するようになって、周りの方からの反応はいかがですか?

「だから本当にこの企画に感謝しています。最初は自分自身が踊りたくないっていうよりは、踊った時に周りがどう思うのかなってたぶん変に気にしすぎていたんですよ。最近は『この間も踊ってたね』って社内でも声をかけられることも多くて。むしろ『踊ってるところしか見ないんだけど』っていじられたりします(笑)。おそらく最初のころはモーニング娘。時代のことに触れていいのかなって周りが気にしてる感じもあったと思うんですけど、今はこういう展開になって、いじってもらえてありがたいなって思います。何より、昔のことを堂々と話せるようになったのが一番大きいです。特番やナナナたいそうなどいろいろな仕事に幅も出てきたことが嬉しいですね」



レギュラー化の幕開けは、板野友美さんとのダンスナンバー!

――新人アナ時代の『もえ×こん』以来の冠番組ですね。第3シーズンでは6月22日(深夜2:00)、23日(深夜1:30)の2日間にわたって元AKB48の板野友美さんが登場され、彼女の新曲「Gimme Gimme Luv(ギミギミラブ)」とMr.Childrenの「Marshmallow day」を踊られます。お話を聞いた時はどう思われましたか?

「びっくりしました。今までは駆け出しの子とかこれからの子とかが割と多かったので。どういう収録になるかわくわくしましたね。彼女の新曲を踊ったんですけど、今までで一番のダンスナンバーにしたいとのことで、それがかなりヒップホップな曲でハードで難しかったです。彼女自身がアイドルの癖を抜きたいとのことで、アイドルらしさの抜けたカッコいい曲でした。私自身ヒップホップの経験はなくて難しかったんですけど、何とか通せた時は嬉しかったですね」


――3月の単発番組から始まり、5月に12回、6月の第3シーズンから8月までのレギュラー化へと活動の幅が広がってきました。改めて同番組での目標と、視聴者へのメッセージをお願いします。

「本当にびっくりしましたけど、嬉しいです。ロケも毎回大変なんですけど楽しくって。また『なんかあれ面白かったね』と言っていただけるといいなと思います。本当に短い番組なんですけど、夢を追いかけている女の子の姿を見て、『よし、明日も頑張るか』みたいにちょっとでも何か感じてもらえたらプラスアルファで嬉しいですね」

取材・構成:テレビ東京担当 五十嵐啓晃

【番組情報】

『紺野、今から踊るってよ』
テレビ東京系 6月22日 深夜2:00放送
6月23日、24日、25日、29日、30日 深夜1:30放送
7月、8月は毎週水・木曜 深夜1:30放送

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